元々このエリアは「浅草六区」と呼ばれ日本初の映画専門館である「電気館」や演劇場や見世物小屋などが多数ある東京有数の歓楽街であった。その後、若者文化が新宿や渋谷に移るにつれ一時期は週末の競馬目当ての客のみがまばらに来るエリアだったが、浅草寺やスカイツリーを目当てに日本人はもちろん外国人旅行者が多く訪れる一大観光スポットとなる。
そのため周辺には観光客向けのお土産物屋や飲食店が多数あり歩くだけで楽しいエリアとなっているぞ!浅草に来たら人力車に乗って浅草観光をするのは鉄板コースだろう。
その中で異彩を放つのが「まるごとにっぽん」だ。コンセプトは「東京の人が知らない地方の生活や商品を紹介する場」で、周辺のお店とは一線を画している。浅草観光時にぜひ寄りたい商業施設だ!
それでは館内を見ていこう!1階は飲食物の物販を集めた「楽市」があり、約20店ある店舗の多くが東京初出店だ。愛媛県産の純粋はちみつを取り扱うはちみつ専門店や、秋田のお米で作られた郷土料理「きりたんぽ」の専門店など、地方の老舗・有名店が軒を連ねている。
これだけ情報が発達した現代でも、東京では滅多に手に入らない商品が店頭に多く並んでおり、見て回る楽しむのも十分アリだ!ネット通販では感じられない楽しい買い物になるだろう。
次は2階に行ってみよう!地方発の生活用品のフロアだ。伝統技術や風土が息づく商品が多数あるが、博物館のように展示されているわけではなく、現代の人のセンスに合うモダンな商品が多く販売されている。
もちろんこのフロアも東京初出店ばかり!「大漁旗」で作ったトートバックを販売するお店や長野県の職人が作るオリジナル木工品店、漢方煎薬の専門店など見て回るだけでワクワクしてくる。
さらに「おおいた温泉座」には店舗内で足湯が楽しめる造りになっており、足湯に浸かりながら別府温泉の成分を利用した高機能化粧品の説明を受けることができる。
では3階だ。全国の市町村が集まる「おすすめふるさと」を初めとする、地方の魅力が紹介されているフロアだ。特産品の展示や祭りや季節の風景が映像で流れている。各自治体に興味を持った人向けにふるさと納税コンシェルジュもおり、全国のふるさと納税を案内してくれるぞ。
クッキングスタジオの「おいしいのつくりかた」では地域独自の食材や調味料を使った様々な郷土料理のレシピを学べる。単発の体験レッスンからコースレッスンまでニーズに合わせた選択が出来る。
最後に4階の飲食フロアだ。四国の契約農家から届く新鮮野菜を使ったビュッフェや、京都を代表するもつ鍋の名店など他にはない店舗構成となっている。またバルコニースペースからは東京スカイツリーを見ることができ、密かな写真撮影スポットになっている。館内を歩きつかれお腹が空いたら4階で舌鼓を打とう!
まるごとにっぽんは地方にいる人の当たり前を東京で味わえる商業施設としてオンリーワンだ。施設の方針として「究極の目標はモノを売ることではなく、その地方に興味を持ってもらい足を運んでもらうこと」を目指しており地方の魅力たっぷりとなっている。
建物の上階はリッチモンドホテルプレミア浅草インターナショナルも入っており、外国人客の取り込みも視野に入れているようだ。これからインバウンド対応をしていけば世界中から注目される東京の新たな観光名所となる可能性も秘めている。東京観光に来た際に寄ってみたい商業施設だ!
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