いったいここはどこの国?シアトルのインターナショナル・ディストリクト

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いったいここはどこの国?シアトルのインターナショナル・ディストリクト

いったいここはどこの国?シアトルのインターナショナル・ディストリクト

更新日:2017/09/27 17:15

いしい ひいのプロフィール写真 いしい ひい 元旅行会社勤務、アメリカ旅行ライター、フードコーディネーター

シアトルのダウンタウンの南に、インターナショナル・ディストリクトと呼ばれるエリアがあります。各国料理の美味しいレストランが軒を連ね、シアトルの歴史やアジアの文化、そして日本人ゆかりの地が凝縮された、アメリカでも珍しい場所。飲茶やシアトル系コーヒーで休憩しながら、にぎやかな街角を散策してみませんか?

食べ物も風景もインターナショナル!

食べ物も風景もインターナショナル!

写真:いしい ひい

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シアトルのダウンタウンから5th Avenueを南下してJackson Streetに突き当たると、漢字や見慣れない文字の看板が目に飛び込んできます。そこが、インターナショナル・ディストリクト。アメリカで ”International District”と名がつくのは、ここだけです。
堂々たるチャイナタウンの門の周辺には中国だけでなく、日本、韓国、タイ、ベトナム、フィリピン、モンゴルなどさまざまな店の看板があります。
1904年創業の日本食レストラン「まねき」、台湾風のカフェやベトナム風サンドイッチのお店など国際色いっぱい、美味しい食べ物には事欠きません。日系スーパー宇和島屋の大規模な店内には、日本直輸入の食品や和食器などがずらりと並び、多彩なアジア料理のフードコートを併設、常に地元住民でにぎわっています。
まさにアジアの文化が共存共栄している、エキゾチックな場所なのです。

シアトルの国宝!かつての日本町の象徴、パナマホテル

シアトルの国宝!かつての日本町の象徴、パナマホテル

写真:いしい ひい

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インターナショナル・ディストリクトで是非訪れて欲しい場所が、パナマホテルです。

この周辺には、かつてにぎやかな日本人街がありました。1930年頃の全盛期には約8500人の日系人が住み、商店、食堂、銭湯やホテルを営み、街角には日本語の看板があふれていたそうです。しかし戦時下の1942年立ち退き命令が出され、全ての日系人が内陸部の強制収容所に送られることになりました。収容所に持っていけない荷物を、パナマホテルの地下に預けた人もいました。戦後もその荷物のほとんどは引取り手がないまま、現在に至ります。
その当時の日系人の思い出が詰まったトランクや家具がタイムカプセルのように保存されたパナマホテルは、2006年に国の歴史的建造物に指定され、さらに2015年、ナショナルトラストにより国宝に指定されました。

是非パナマホテルの一階のカフェにお立ち寄りください。抹茶ラテやエスプレッソが美味しいだけでなく、当時の日系人の所持品の一部や過去の日本町の写真が展示されているのです。

ブルース・リーのファン必見のミュージアム

ブルース・リーのファン必見のミュージアム

写真:いしい ひい

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ウイングルーク・ミュージアムはいかにもインターナショナル・ディストリクトらしい場所。アジア系アメリカ人の歴史資料が幅広く展示されています。
中でも、世界的なアクションスターであったブルース・リーの展示は必見。生前リーはシアトルを「故郷」と呼び、ワシントン大学に通い、初めてのデートはスペース・ニードルだったそう。そんなシアトル時代のエピソードや、家族の写真や手紙を含む私物などが展示されています。

ちなみに、ブルース・リーとその息子ブランドン・リーのお墓はシアトルのレイクビュー墓地にあり、リーを称えるファンらが日々訪れます。

小さな国立公園で、シアトルの歴史を学ぶ

小さな国立公園で、シアトルの歴史を学ぶ

写真:いしい ひい

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小さいけれど国立公園にも指定されているのが、歴史あるレンガ造りの建物の一階にあるクロンダイク・ゴールドラッシュ・ミュージアム。1897年から1898年に起きたゴールドラッシュについて分かりやすく展示されています。
カナダのユーコン州クロンダイクで金鉱が発見されたことがニュースになると、一獲千金を夢見た何万人もの人々が全米のみならず海外からも、シアトルに押し寄せました。金鉱探しの旅に必要な設備や服装、食料が爆発的に売れ、シアトルの経済の活性化に貢献したそうです。

周辺にはシアトルらしいお洒落カフェも多く、ミュージアム見学のあとにゆっくりコーヒータイムを楽しむのもいいですね。

日本人選手を応援しよう!シアトルで野球観戦

日本人選手を応援しよう!シアトルで野球観戦

写真:いしい ひい

インターナショナル・ディストリクトはスポーツ好きには外せないエリアでもあります。先述の日系スーパー宇和島屋やクロンダイク・ゴールドラッシュ・ミュージアムからわずか徒歩5分で、NFLシアトル・シーホークスの本拠地センチュリーリンクフィールド、そしてその隣にはMLBシアトル・マリナーズの本拠地セーフコフィールドがあるのです。
中でもマリナーズは、かつてはイチローが、2016年シーズンには岩隈久志や青木宣親らが所属するなど、日本人選手が常に活躍しているチーム。シアトル観光とあわせてプロ野球観戦も楽しみましょう!
セーフコ・フィールドは、開閉屋根付き天然芝の、堂々たるスケールの野球場。マリナーズの試合のみならず、グラウンドやクラブハウスを見学できるセーフコフィールド・ツアーも大人気です。

まとめ

シアトルのインターナショナル・ディストリクトは、アジア各国の文化が共存する活気あふれる場所。シアトルのダウンタウンからは徒歩またはバスで簡単に行くことができます。そのエキゾチックな町並みは、きっと心に残る風景になることでしょう。

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/03/05 訪問

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