リストラ除け!?首がつながった大分県の国宝「臼杵石仏」

リストラ除け!?首がつながった大分県の国宝「臼杵石仏」

更新日:2020/06/22 17:20

肥後 球磨門のプロフィール写真 肥後 球磨門 一人旅ブロガー
大分県の東南部に位置する臼杵市に国宝「臼杵石仏」があります。岩壁から彫り出された60体以上の石仏(磨崖仏)は、どれも木彫りのような滑らかさを持ち、穏やかな表情をしています。1000年の時を超えた今も鮮やかな色彩が残る石仏や、胴体から落ちたままになっていた仏頭が仏体につながったことから「首がつながる」に掛けて、リストラ除けにご利益があるという、臼杵石仏を紹介します。

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なだらかな里山に残る国宝「臼杵石仏」

なだらかな里山に残る国宝「臼杵石仏」

写真:肥後 球磨門

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大分県の東南部に位置する臼杵市。中心部から少し離れた里山に、60体以上の石仏(磨崖仏)があります。平安時代後期から鎌倉時代にかけて都の仏師によって彫られたとされ、1000年以上経った今も当時のままの姿で、1995年に摩崖仏としては初めて国宝に指定されました。

なだらかな里山に残る国宝「臼杵石仏」

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石仏群は、「崖」を意味する「ホキ」という名が付いたホキ石仏第一群、ホキ石仏第二群、さらに山王山石仏、古園(ふるぞの)石仏の4つに分かれていて、雨に晒されないよう保護されています。

なだらかな里山に残る国宝「臼杵石仏」

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順路に沿って歩くと最初に現れるのが「ホキ石仏第二群」です。ここでは石仏を安置させる場所「龕(がん)」が2か所あり、写真は第1龕の阿弥陀三尊像です。木彫りのような滑らかな彫りで、穏やかな表情をしていています。

1000年の時を超えて今だ色鮮やかな「地蔵十王像」

1000年の時を超えて今だ色鮮やかな「地蔵十王像」

写真:肥後 球磨門

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ホキ第二群の次にホキ第一群が現れます。こちらは四龕からなり、平安時代後期から鎌倉時代にかけての石仏が20体以上並んでいて壮観です。写真は、ホキ石仏第一群の中心的な存在である第二龕の阿弥陀如来坐像です。平安後期の作といわれ、墨で描かれた眉や目、髭などは今も鮮明に残っていて見ごたえがあります。

1000年の時を超えて今だ色鮮やかな「地蔵十王像」

写真:肥後 球磨門

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写真は第三龕の阿弥陀如来、大日如来、伝釈迦如来の三尊の坐像で、鎌倉時代に彫られたといわれる石仏です。坐像の下には他の石仏にはあまり見られないはっきりとした穴が見えます。この穴には経典が納められていたと考えられていて、特別な役割のある仏像だったのではないかと想像できます。

1000年前、どんな願いを込めて彫っていたのか、当時の彫師に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

1000年の時を超えて今だ色鮮やかな「地蔵十王像」

写真:肥後 球磨門

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ホキ石仏第一群の中で目を引くのが鎌倉時代の作とされる「地蔵十王像」です。地蔵菩薩の両脇に十王像が並び、木彫りの像と見まごうほど鮮やかに彩色されています。湿度が高いと一層鮮やかな色彩になると言われているので、雨模様の日などに訪問するのもおススメです。感動的な色に染まる十王像が見られるのではないでしょうか。

あどけない表情の「山王山石仏」

あどけない表情の「山王山石仏」

写真:肥後 球磨門

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ホキ第二群をあとにすると次に現れるのは、樹木に囲まれてひっそりとたたずむ、小さな石仏群「山王山石仏」です。都の仏師ではなく、地元住民が彫ったものと伝えられている石仏で、丸い輪郭の顔に小さな目鼻がまるで子供のようにも見え、「隠れ地蔵」とも呼ばれています。

あどけない表情の「山王山石仏」

写真:肥後 球磨門

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隠れ地蔵からの散策道沿いに、平安時代に彫刻されたと考えられ、2017年に国宝に指定された金剛力士像があります。見落としてしまいそうに苔むしていて、左側にあったはずの像は、原型をとどめていません。しかし、右側の像は風雨にさらされながらも当時の姿を今に残し、1000年を超える時間が経った今でも、その力強さを感じることができます。

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リストラ除けにご利益あり!首がつながった「大日如来像」

リストラ除けにご利益あり!首がつながった「大日如来像」

写真:肥後 球磨門

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臼杵石仏群の最後が「古園(ふるぞの)石仏群」です。大日如来像を中心とする臼杵石仏の中心的存在で、通称「古園十三仏」とも、「大日山石仏」とも呼ばれています。特に平安後期に造られたとされる大日如来像は、日本の石仏の中でも最高傑作の一つといわれています。

リストラ除けにご利益あり!首がつながった「大日如来像」

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ふくよかな耳と切れ長の伏し目を持つ穏やかな顔からは、優しくそして神秘的な雰囲気が漂っています。国宝に指定される前までは、仏頭は仏体から離れた状態で台座に安置されていました。国宝に指定される条件が仏頭を仏体と繋ぐことだったため修復が行なわれ、当時の姿に戻ったのです。

このいきさつから「首がつながる(リストラされない)」という意味が生まれ、参拝すればリストラ除けのご利益があると言われるようになりました。その他、合格祈願や縁結びにもご利益があると言われているので、このなんとも穏やかなお顔を拝みながら参拝してはいかがでしょうか。

リストラ除けにご利益あり!首がつながった「大日如来像」

写真:肥後 球磨門

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大日如来の前に、台座に置かれた仏頭のミニチュアが奉納されています。この姿は、長年、臼杵市のシンボルとして臼杵市民に人気でした。今でもJR臼杵駅のホームにはその当時をしのばせるレプリカがあります。また駅前には大日如来のレプリカがあり、それに触るとリストラ除けのご利益があると人気になっています。列車利用で臼杵を訪れる方はお見逃しくなく。

臼杵市の観光名所は石仏だけではありません。市の中心部には、戦国時代のキリシタン大名だった大友宗麟が築城した臼杵城址や、江戸時代の臼杵藩主稲葉氏の下屋敷、さらに安土桃山時代から続く歴史ある商店街「八町大路」や、城下町特有の面影が残っている「二王座歴史の道」など、歴史ある見どころもたくさんあるので、石仏見学の後に立ち寄ってみるのもおススメです。

国宝「臼杵石仏」の基本情報

住所:大分県臼杵市大字深田804-1
電話番号:0972-65-3300
アクセス:JR臼杵駅から路線バスで約20分の「臼杵石仏」下車
車では東九州自動車道「臼杵IC」より約5分

2020年6月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2020/05/31 訪問

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