写真:Naoyuki 金井
地図を見る『塩船観音寺』の起源は大化年間(645〜650年)と云われ、八百比丘尼が千手観音を安置したのが始まりです。奈良時代に高僧・行基が立ち寄り、周りの地形が船に似ていることから、仏が人々を救う大きな願いの船である“弘誓の船”になぞらえて命名したと伝承されています。
平安時代に比叡山の僧・安然和尚が観音堂を再興し興隆を極めた由緒ある寺院で、現在は京都府伏見区の醍醐寺を総本山とする真言宗醍醐派の別格本山です。それゆえ境内には数々の由緒ある建造物が立ち並び、その多くが国、県、市の文化財に指定されています。
特に本堂・仁王門・阿弥陀堂は室町時代に建立されたもので、国の重要文化財に指定されています。
写真:Naoyuki 金井
地図を見る本堂で参拝を終えた後は、その先にある庭園に向かいます。
ここ塩船観音寺のつつじの特徴は、約20,000本と云われる数もさることながら、品種が約15種類もあることです。
その特徴から徐々に見えてくる庭園は、赤、白、紫、ピンク、そして橙色など色とりどりのつつじに声を失うほどの光景になるのです。
写真:Naoyuki 金井
地図を見るつつじは、すり鉢状のなだらかな斜面に咲いているので、360度どこを見てもつつじと云う光景を見ることができます。
また、庭園の真ん中にある護摩堂では、毎年5月3日の例大祭には“柴燈護摩火生三昧火渡荒行厳修”で、山伏たちの火渡りが行われ、「つつじ祭り」のクライマックスとして多くの観光客を集めています。
写真:Naoyuki 金井
地図を見る2010年に開創1350年を記念して、丘の頂上に『塩船平和大観音像』が建立されました。
この観音様を参拝に丘に上がると、今までとは違った絶景つつじが見られます。まさに特等席に座った気分です。
眺望も良く青梅の街並みも見えますので、忘れずに参拝しに行きましょう。
写真:Naoyuki 金井
地図を見る「つつじ祭り」を終えて昼食でもとお考えの方におススメなのが、塩船観音寺の最寄り駅の一つであるJR東青梅駅近くにある『根岸屋』。「うちの目玉はカレーうどん」と豪語するだけあって、この店の【カレーうどん】は高評価を付けられている大人気うどんです。
カレーうどんの表面張力と云うめったに見られない絶景をじっくり拝見しましょう。そしてそのお味は、コシの強いうどんに、出汁とカレーの香辛料が上手く融合した絶品カレーうどんです。
休日は行列必死ですが、是非、絶景を見ていただきたい名店です。
早咲き、中咲き、遅咲きがあるので「つつじ祭り」期間中を概ねいつでも楽しめますが、一番の見ごろは5月の大型連休中が例年のようです。
JR青梅駅周辺には『昭和レトロ商品博物館』や『青梅赤塚不二夫会館』があり、梅で名高い吉野山周辺には『吉川英治記念館』や『玉堂美術館』等がありますので、併せて楽しまれてはいかがでしょうか。
※「つつじ祭り」開催中は入山料が必要ですので、ご注意ください。
※開花状況により見頃は変わりますので、HPなどであらかじめチェックしてください。
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(2024/9/9更新)
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