道の駅「南きよさと」は、中央自動車道「須玉IC」から車で約10分、国道141号線沿いの清里高原の入口にあります。この道の駅は、他の道の駅と違っていて、ケーブルカーで行くことができる「花の森公園」や、つり堀りの池「おさかな天国」、ドッグラン、ラズベリー農園、バーベキュー広場、レストランや農産物直売所などの多彩な施設がある珍しい道の駅です。
道の駅に着くと、山手にあるケーブルカーが目に付きます。山頂にある花の森公園では野菜収穫体験ができ、南アルプスを望める展望台などもあります。ここ清里は、八ヶ岳山麓の雄大な美しい自然に囲まれた場所にあり、道の駅には、そんな大地で育った地場産品や食材などを使った美味しいものが集結しているので、早速、道の駅内にあるレストランを覗いてみましょう!
ここ清里は昭和初期に、アメリカ人の「ポール・ラッシュ博士」が酪農や野菜栽培などの開拓を支援した高原。開拓地で栽培された野菜の収穫を祝って、収穫感謝祭でポールがカレーを振る舞ったのに由来する「清里カレー」が有名で、レストラン「ほたる」で頂くことができます。主にカレーのメニューを扱うお店で、ノーマルの清里カレーから清里ソーセージカレー、清里カツカレーなどの種類があり、こちらは清里カツカレーです。
カレーのルーは、玉ねぎなどの具材がゴツゴツしたタイプではなく、煮込まれているためかピューレ状になっています。食べてみると、旨みがギュッと閉じ込められているためか、濃厚で独特のカレーの風味がたまりません! トンカツの食べ応えもあって、サラダ付きなので、野菜とのバランスも最高の一品です。
こちらは「信玄ソフト」です。信玄ソフトは、県内の高速道路サービスエリアなどの施設で販売されていますが、実は、ここ道の駅「南きよさと」が発祥の地なんです。信玄餅には諸説ありますが、武田信玄が非常食としていた砂糖入りの餅に因んで作られたお菓子。きな粉にまぶされた甘い餅に、黒蜜をかけて食べる山梨の代表的なお菓子で、そんな信玄餅が添えられたソフトクリームです。
食べてみると、濃厚なバニラソフトクリームに、きな粉と黒蜜の絶妙なハーモニー。滑らかな舌触りのソフトに、もっちりとした食感の甘い餅。きな粉や黒蜜、餅と言った「和」と、ソフトクリームの「洋」が出会い、まさに未知との遭遇の味です。このソフトは、先程と同じレストラン「ほたる」で食べることができ、本家本元の信玄ソフトのお味を是非どうぞ。
ご当地サイダーは、全国各地で多彩な味のものが売られていて、気軽に味わえることからブームになっています。そこで味わっておきたいのが、こちらの「塩サイダー」です。塩は塩でも、温泉から作り出された「南アルプス山脈塩」と言う、南アフプス山脈近くから湧き出る、高濃度の強塩源泉「白尾の湯」を焚き出した、良質なミネラルを含んだ塩が入っています。
塩が逆に甘さを引き立てるためか、まろやかな甘みとシュワっとした爽快なのど越しが良いです。塩サイダーは、道の駅の駐車場近くにある農産物直売所で売っていて、この他に、南アルプス山脈塩を使った塩アイスなどもあるので、是非味わってみて下さいね。
こちらが、農産物直売所です。夏はトマト、秋はサツマイモなど、地元で採れた四季折々の野菜や果物などが並ぶお店。朝採れたばかりの新鮮な野菜などが安い値段で売られているので、とてもお買い得な店です。
期間限定ですが、ここで買った野菜を、敷地内の「WAKUWAKU−BBQ」(わくわくばーべきゅー)広場で、焼いて食べることができます。面白いことに直売所では、地場産品ばかりでなく、全国の道の駅の逸品を集めた良品も売っています。もちろん、清里カレーのレトルトカレーや地酒など、お土産にぴったりなオリジナル商品も売られているので、是非覗いてみて下さいね。
道の駅では、4月初旬から5月中旬にかけて、数百匹の鯉のぼりが泳ぐ姿が見られ、7月下旬から8月中旬は、自慢のとうもろこしの直売や焼きとうもろこしの販売などが行われる「野菜祭り」を開催。10月中旬には、毎年恒例の秋の大収穫祭も行われます。イベントの詳細については、下記のMEMO【道の駅「南きよさと」】より、ご覧下さい。
美味しいご当地グルメを味わうのは、旅の醍醐味! 道の駅「南きよさと」ならではのグルメを、是非一度、食べてみては如何でしょうか?
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(2023/11/29更新)
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