晴明神社や京都御所、二条城から向かいやすい堀川付近にある町家カフェ「古書と茶房 ことばのはおと」。住宅地のなかにひっそりとあって、町家ならではの素敵な外観です。付近が住宅地なのでかなり静かですが、本当の静けさはこのお店の中にこそあります。都会の気ぜわしさがまったくない、真にくつろげるすてきな空間があなたを待っています。
靴をぬぎ、一歩中へ入るとまずその静かさに驚きます。けれど完全な無音ではありません。かすかに音楽も流れていて、まったりとくつろげる雰囲気です。店内には美術雑誌や小説、絵本や猫にまつわる冊子などが置かれていて、読書好きなら思わずテンションが上がってしまうこと間違いなしです。
しかしいくらテンションが上がっても、「ことばのはおと」では騒いだり大声でおしゃべりするのはNGです。この素晴らしい静けさと雰囲気を守っていくのは私たちお客さんのつとめなのです。注文をお願いするときや誰かと話をするとき、なんとなくウィスパーボイスになってしまう静けさこそが、このお店の魅力です。
「ことばのはおと」では、そのスイーツメニューも非常に人気があります。1日限定20食(1組2個まで)の「にゃんこパフェ」に巡り合うためには、すこし早く本腰を入れてお店へ向かう必要があります。お店があまりに人気すぎて、混雑時には12時に着いて15時半からの入店になる場合も。それでも「にゃんこパフェ」目当てのお客さんが「今日は(にゃんこパフェがあって)良かった」と笑顔で15時半から入店していたりするので、まさに熾烈な争い……けれどそれだけの価値がある最高のパフェです。なにより見た目がかわいい! 細かな肉球までていねいに描かれており、どの角度から見ても完璧な「にゃんこ」です。食べるのがもったいないくらいです。
こちらのお店でもうひとつ注目したいのが、テーブルの上に置かれたメモ帳。訪れた人たちが記念にメッセージを残せるようになっています。なんとなく眺めるだけでも楽しめますが、なかには静かなカフェならではの風習(?)「絵しりとり」の様子も散見されます。まるで童心にかえったように、こんな風に友達同士でささやきあえるカフェなんて中々あるものではありません。ひとりで行くもよし、友達と行ってメモ帳にこっそり絵を描く遊びもできる、最高の静けさを楽しめるお店です。
「ことばのはおと」は、晴明神社や二条城、京都御所から近い場所にあります。すこし早く行き、混雑している場合にはその他の観光地へ向かってからまた戻って来る、といった回り方が良いかもしれません。また静けさをたのしむカフェですので、あまりにも小さいお子様や声を出して思い切りしゃべりたい人にはおすすめしません。ただひたすらカフェで本を読みたい人や、まったりと静かにくつろぎたい場合には最高におすすめなお店です!
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(2025/2/10更新)
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