青蓮院門跡でまず目にするのが、門前にある京都市指定天然記念物の巨大なクスノキ。
クスノキは常緑高木であるため、どの季節に訪れても変わらぬ風景で出迎えてくれます。
樹齢800年と伝えられているこのクスノキは、青蓮院門跡の見どころの一つになっており、庭園の反対側の宸殿を囲むように5本植えられています。
青蓮院門跡の門をくぐり、最初に拝観するのは殿舎内です。
そのあと、池泉回遊式庭園を歩いて眺めることができます。
龍心池を中心とした主庭は室町時代の相阿弥の作と伝えられ、「相阿弥の庭」と言われています。
龍心池の周りには春から夏にかけては新緑とツツジ、秋には紅葉とどの時期に訪れてもいつまでも眺めていたくなるほどの美しさです。
相阿弥の庭とつながって華頂殿の東面の庭園は、江戸時代の小堀遠州作と伝えられる「霧島の庭」があります。
こちらの庭園はその名の通り霧島ツツジが植えられています。霧島ツツジの見頃は5月のゴールデンウィーク頃で真っ赤に染まった庭を見ることができます。
また、霧島ツツジだけでなく平戸つつじも植えられているため、5月はカラフルで美しい庭を見ることができますよ!
青蓮院門跡は美しい庭園があるにもかかわらず、東山の他の寺院と比べ訪れる人が少ないため、観光シーズンを外せば静かな庭園を鑑賞することができます。
また、タイミングが良ければ庭園を独り占めできるかもしれません。
写真は12月中旬のちょうど秋の観光シーズン直後の華頂殿からの眺めです。
紅葉の時期が遅れていると、このように庭園を誰もいない華頂殿から拝観することができます。庭園は建物の中からと外から見るのとでは、また違った表情を見せるので、1つで2度楽しめますよ♪
また、紅葉の時期も池が紅葉に包まれとても美しいのでおススメです。
青蓮院門跡で毎年春と秋の恒例となっているライトアップ。
このライトアップを実施するのには理由があるんです。
青蓮院門跡にお祀りされている国宝 青不動明王は、炎の光を背負っており、光と深い関わりがあるからなんです。
またこちらのライトアップは、他の寺院とは異なる青いライトアップ。竹林に浮かび上がる青い光は、幻想的な世界へと導かれていくようです。
2016年春のライトアップは4月29日から5月8日まで予定されています。この時期、京都を訪れたら是非青いライトアップを体験されてはいかがでしょうか。
青蓮院門跡は東山の数ある寺院の中でも比較的ゆっくり拝観できる寺院ですので、京都でゆっくり時間を過ごしたい場合におススメです。
どの季節に訪れても美しい草花を見ることができますので、観光オフシーズンに京都に来られたら寄ってみられてはいかがでしょうか。
この記事の関連MEMO
- PR -
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索