写真:彰 伴治
地図を見る三陸鉄道には和風と洋風の2種類のレトロ車両があり、和風な車両ではこたつ列車やお座敷列車が運行されます。一方、洋風な車両は、宮古〜久慈間を走る北リアス線で茶色の車両が、ここでご紹介する「ランチ&スイーツ列車」が運行される南リアス線ではこの紫色の車両が走ります。
この車両は高級感のある色と装飾で、かわいらしいイメージのある三陸鉄道の他の車両とは一線を画し、これから頂く豪華なランチやスイーツにピッタリなイメージ。乗る前からワクワクしてきますね。
写真:彰 伴治
地図を見るレトロ列車は車内も豪華。シートやテーブル、カーテンや照明にもこだわりが感じられます。三陸鉄道はとてもトンネルが多い路線。トンネルの中で少し照明を落とせばそこはもう夜のレストラン。ワインが飲みたくなったらアテンダントを呼んで下さい、ちゃんと用意されていますよ。
写真:彰 伴治
地図を見る釜石駅で予め予約しておいたランチとスイーツを受け取り、レトロ車両に乗り込んで12:05に出発。車窓から雄大な太平洋の海原や釜石大観音の後姿などを眺めながら、まずはランチのお弁当を。
このお弁当は、東京・恵比寿の超人気和食店「賛否両論」のマスターである笠原将弘氏が監修し、大震災で被災しながらも見事に復活した、大槌町の「六串(むくし)商店」が丹精込めて作る「三賛六(さんさんろく)弁当」。
三陸産の高級食材をふんだんに使ったこのあまりにも豪華なお弁当は「鮑のやわらか煮」「牡蠣と茎わかめのしぐれ煮」「帆立のおかき揚げ」「鮭の炊き込みご飯いくらのせ」など、どれも食材の良さを十分に引き出した深い味わいで、お弁当でありながらどんな食通をもうならせる仕上がりです。
写真:彰 伴治
地図を見る箱を開けた瞬間「わぁ、すてき」「あ、かわいい」「きれい」と歓声が上がるスイーツBOX。これは釜石の超人気洋菓子店「かめやま」の作品。震災で本店を失うも残った支店だけで、釜石のソウル・スイーツと言われるロールケーキなどの人気のスイーツを作り続けているお店です。
このBOXのメニューは「のど越しの良いさわやかなゼリー」「洋なしをベースに夏の香り漂うケーキ」「フレッシュバターオンリーで焼き上げたサブレ」。どれも見た目も味も素敵に仕上がっていて、スイーツ女子にはたまらない一品ですね。
なお、スイーツBOXはリンゴやブドウなど季節のフルーツを使うので時期によってメニューが変わりますが、どのメニューでもきっと期待に応えてくれるはずですよ。
写真:彰 伴治
地図を見る三陸鉄道といえばやはり絶景も見逃せません。ここは「愛の磯辺」の愛称で親しまれる「恋し浜駅」。「幸せの鐘」や「ホタテ貝の絵馬掛け」が有名ですが、山と山の間から観る太平洋の海と対岸の半島を望む景色はとても素晴らしいです。
そして間近に見えるログハウス風の建物は「恋し浜ホタテデッキ」。ここではお土産を買ったり、オーシャンビューのウッドデッキでホタテのバーベキューを楽しむことが出来ます。駅の階段を下りてすぐのところにあるので、恋し浜で下車し次の列車を待つまでの間に、焼き立てのホタテを食べてみて下さい。高級ランチ・スイーツとは真逆のワイルドな味わいが待っていますよ。
いかがでしたか?
三陸鉄道南リアス線が走る岩手県釜石市と大船渡市は、鮑やホタテなどの海の幸とリンゴなどの山の幸のどちらもとても美味しいところで、今回ご紹介した「ランチ&スイーツ列車」はまさにその両方を一度に味わえる贅沢なイベント列車です。是非一度乗ってみて下さい、列車の雰囲気や車窓からの絶景と相まって至福の時が味わえるはずです。
なお、この列車は不定期に運行されるため、運行スケジュールは関連メモにある三陸鉄道公式ホームページでご確認下さい。また、全席指定のレトロ車両とランチ・スイーツは事前に予約が必要です。
そして、三陸鉄道には素敵な駅がたくさんあります。特に南リアス線南側ターミナルの盛駅には、有名画家の絵や素敵なオブジェがたくさん飾られているので、関連メモに記載した『三陸鉄道は駅も魅力的!笑顔とアート溢れる「南リアス線・盛駅」』をご覧頂き、駅も楽しまれることをお勧めします。
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(2024/4/20更新)
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