大阪歴史博物館は大阪城の真ん前にあり、NHK大阪ホールと隣接した10階建ての建物にあります。その中で7階から10階までが常設展示で、6階が特別展示で期間限定の催し物等が開催されています。(5階より下はレンタル会議室等になっています)
ロビーの受付で600円を支払い、直通エレベーターでまずは10階まで向かいます。(途中で止まれません)
階ごとに時代が分けられていて、
10階:古代フロア 難波宮(なにわのみや)
9階:中世・近世フロア 戦国時代〜江戸時代
8階:遺跡の発掘現場を再現した体験スペース
7階:近代・現代フロア 明治時代〜昭和の時代
の展示室となっています。
フロアの半分には当時の宮廷儀式の模様を再現した等身大のセットがあり、もう半分が遺跡で発掘された土器類と当時の宮殿を再現した模型が展示されています。
数分ごとに窓のカーテンが閉まり、難波宮の歴史の映像が流れます。
そして映像が終わった後、カーテンが徐々に開くのですが、窓からは難波宮跡公園が見晴らせる事ができるので、映像で難波宮の事を学んだ後にその宮跡を目の当たりに出来るというニクい演出もされています。
この階は戦国時代から江戸時代の町並みをほぼミニチュアで再現しています。
大阪が浪花(なにわ)と呼ばれれていたまちの賑わいを見事に再現したミニチュアは見ごたえたっぷりです。
この時代に花開いた歌舞伎や文楽、まちの人々の暮らしの様子等が中心で、格式的なものよりも、庶民文化がクローズアップされています。この階から現代の我々の暮らしのつながりを何となく感じる事が出来るので、史料等も読み物として楽しめます。
大阪歴史博物館は行政のハコモノなので、どうしても堅苦しいイメージがありますが、いわばミュージアムなので、世代を問わず楽しめる施設になっています。
タイムスリップはちょっとお休みして、こちらは遺跡の発掘現場の体験スペースとなっています。特に子供さんを対象にしていて、遺跡に関するクイズや欠けらをパズルみたいにくっつけて、壷を復元していくミニゲームみたいなもので遊ぶ事もできます。
この階だけではないのですが、大阪歴史博物館にはボランティアスタッフもおられて、色々と教えてもらいながら学ぶ事ができます。
この階になると、かなり馴染みのある風景にお目に掛かる事ができます。
昭和の頃の生活様式が再現されていて、公設市場の八百屋さんや魚屋さん、道頓堀にあった芝居小屋「角座」等あり、その当時の広告塔等も忠実に再現されています。
展示物も昭和の頃のミシンや白黒テレビ、三越や松竹の刊行誌、今でも発行されている小学三年生等が展示されています。この階だけでも大阪歴史博物館に来て良かったと思えるほどです。
堅苦しく考えずに、とにかく楽しんで欲しいの一言に尽きます。映画のワンシーンの様な当時を再現したセットに足を踏み入れるだけで、本当にその時代に行ったような感覚を味わえます。
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(2024/10/15更新)
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