写真:結月 ここあ
地図を見る川越観光の人気スポット「時の鐘」にも程近い蔵造りの町並み(一番街)の中にひと際立派な商家「陶鋪やまわ」があります。有形文化財にも指定された蔵は、大きな鬼瓦の屋根が印象的な入母屋作りで、店蔵・漆喰で塗り込められた住居・物置・土蔵と連続して並んでいます。
明治時代の川越大火にも耐え、防火性を見直された土蔵造りは、重厚な開き扉や堅牢な瓦屋根を取り入れ、明治26年に建てられました。
川越が舞台になったNHK朝の連続テレビ小説「つばさ」では、この「陶鋪やまわ」の外観がヒロイン玉木つばさの実家という設定で、和菓子屋「甘玉堂」となっていました。
写真:結月 ここあ
地図を見る外観は重厚感のある蔵造りですが、店内は蔵を活かしつつ明るくモダンで、所狭しと和食器が並びます。思わず手に取ってみたくなる可愛いものがたくさんありますよ。
また地元陶芸作家の作品などの展示販売もされています。
平成19年には、天皇皇后両陛下がスウェーデン国王夫妻を川越にご案内した際、こちらに立ち寄られました。
写真:結月 ここあ
地図を見る陶鋪やまわの一角にある話処「陶路子(とろっこ)」は、スイーツは勿論のこと、さつまいも尽くしの「さつまいもミニ懐石」がお勧めです。
店内はお座敷やテーブル席がありますが、コップが置ける穴が開いていたり、ハンドバッグがかけられたりと仕掛けのある漆調の黒塗りのハイテーブルもあって遊び心を感じます。
写真:結月 ここあ
地図を見るこちらがランチの「さつまいもミニ懐石」で、ミニといってもこんなに豪華です。食前には「いもカクテル」か「いも茶」が選べます。いもコロッケのそうめん揚げ・いもうどん入りグラタン・いもがらとあぶらあげの煮物・野菜のマリネ・揚げいも・おさつもちの揚げ出し・さつまいもおこわ・香の物・おさつ汁。
川越名産のさつまいも尽くしのミニ懐石です。どれもさつまいもを使った料理なのに、それぞれ変化があって口の中に入れるのが楽しい!
写真:結月 ここあ
地図を見るデザートはお茶とさつまいものジェラートで、甘さも控えめなのでお口の中もすっきりとします。少しずついろいろなものが食べられてお腹いっぱいにもなって1900円。川越にはいも懐石を食べさせてくれるお店はいくつもありますが、この内容でこのお値段は嬉しいですね。
さつまいもミニ懐石は人気があり数に限りがあるので、予約をされるのがお勧めです。
ミニ懐石の他にも、さつまいもケーキやクリームあんみつなどスイーツだけでも食べられたり、ビール好きな方にはさつまいも地ビールもありますよ。
ただし、陶路子は夜の営業はありませんのでご注意を。
新宿から西武新宿線の特急小江戸号に乗れば、なんと本川越まで45分!町を散策したり、食べ歩きなどで一日楽しめますよ。
都心からも近い川越で、小江戸気分を味わってみませんか。
- PR -
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
(2023/12/7更新)
- 広告 -