花のまち埼玉県鴻巣市「こうのす花まつり」で春を満喫しよう

花のまち埼玉県鴻巣市「こうのす花まつり」で春を満喫しよう

更新日:2016/04/15 10:20

埼玉県中央部の鴻巣市は、全国でも有数の花卉栽培の産地です。プリムラやサルビア、マリーゴールドなど出荷量日本一の花も多数あり、まさに正真正銘の「花のまち」。過去に「全国花のまちづくりコンクール」で優秀賞も獲得しています。5月の「こうのす花まつり」は、そんな産業を活かし、市内のあちこちで行われる花の祭典!さぁ、春を満喫しましょう。

川幅日本一の河川敷に日本一のポピー畑「ポピー・ハッピースクエア」

川幅日本一の河川敷に日本一のポピー畑「ポピー・ハッピースクエア」
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荒川河川敷に広がる一面のポピー畑。東京ドーム2.5個分、3,000万本のポピーが咲き乱れます。ここを流れる荒川の川幅(河川敷を含む)が2,537mと日本一であることから、「川幅日本一」は鴻巣の名物の一つにもなっています。この広大な河川敷の平地を利用して、ポピー・ハッピースクエアも、日本一の栽培面積を誇っています。

花まつり開催中の土日には出店が出たり、ステージイベントも開催され、家族でのんびりと散策することができます。

始まりは意外な社会問題だった!?

始まりは意外な社会問題だった!?
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このポピー畑、実は発端はゴミの不法投棄問題でした。畑として整備することで解決する為に、近隣のボランティアの方々によって栽培が始められたのがきっかけでした。今では県外からも多くの人が訪れ、20万人を超える来場者になります。
地元の人が心をこめて作り上げた郷土の景色です。

和と洋のハーモニー!花久の里バラまつり

和と洋のハーモニー!花久の里バラまつり
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ところかわって静かな田園風景の中に現れる旧家のたたずまいは、旧川里地区の「花久の里」。ここも「こうのす花まつり」の会場で、薔薇の季節には特に多くの人が訪れます。和と洋、のどかな風景とハイセンスな薔薇。一見相反する要素が見事に調和した景色は、一見の価値ありです。
花久の里は、2代にわたって衆議院議員を務めた地元の名士の邸宅を改修し、一般に開放している施設です。薔薇も故議員の好んだ花で、当時の政治家仲間の方々もここに集まり、薔薇の鑑賞を楽しみました。

気分はハイカラさん

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立派な長屋門をくぐると、花市場。地元の花農家が生産した花の苗や、地域の特産品や新鮮な朝採り野菜なども販売しています。
また、邸内のサロンでは、定期的にクラシックを始めとしたコンサートを開催しています。テラスでお茶を飲みながら、綺麗な薔薇を眺めながら、心地よい音楽をゆったり聴いていると、優雅でハイカラさんな気分になれますよ。
薔薇の季節以外にも、四季折々の花が訪れる人を楽しませてくれます。

手打ちの川幅うどんも美味しい

手打ちの川幅うどんも美味しい
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邸内の食事処では地粉うどんを頂くことができます。埼玉県は、うどんがおいしい。あまり知られていませんが、実はあの香川県に次ぐ、全国2位のうどんの産地なんです。濃いめの味付けで、具のたくさん入った汁につけて食べる田舎汁もりうどんがおすすめです。

ここでは、麺を「川幅で」とリクエストできるので、せっかくならば是非頼んでみましょう。川幅日本一に合わせた鴻巣の名物で、幅広くカットしたうどんの食べ方のことです。ただ花久の里の川幅うどんは、初級編。それほど幅広すぎず、食べやすいので大丈夫です。

おわりに

2016年の「こうのす花まつり」は、5月14日から各地で開催。ご紹介した他にも、市役所周辺のせせらぎ公園で開催されるイベントや、一般の方のお庭を開放するオープンガーデンなども実施し、本当に全市をあげた祭典になっています。
期間中の土日は鴻巣駅から無料シャトルバスが運行されます。
東京から約1時間。週末のピクニックに、訪れてみてはいかがでしょうか。

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/05/09−2015/05/24 訪問

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