写真:木内 つばめ
地図を見る『孤独のグルメ』の主人公・井之頭五郎が食べていた「古早味豆花」の豆花。今やこの店には「孤独の五郎セット」(写真)というメニューまであります。内容は冷たい豆花・タピオカ・小豆のスタンダードな組み合わせ。
お店の個性が1番出る豆花は豆の香りが残る少々濃いめのもの。この豆花にバランスのいいシロップ、そして削ったやわらかな氷がかかっています。終盤にはこの氷が溶けてシロップと混ざり、最後まで飲み干せるくらいの甘さのスープへとなっていきます。
寧夏路夜市から雙連駅へ向かう途中にあるので、夜市の帰りにひと休みするには最高の立地です。
■雙連駅から徒歩約10分
写真:木内 つばめ
地図を見る雙連駅周辺の豆花の有名店といえば上記の古早味豆花、そしてもう1軒が「豆花荘」。こちらのお店の特徴はなんといっても黄金に輝くシロップ。
他店とはっきりと違いが出ているカラメルのようなコクがあるシロップは、大豆の風味を残した口あたり軽やかな豆花荘の豆花のおいしさをより引き立てる立役者です。
トッピングはすべて自家製で、なかでもおすすめはピーナッツ(花生)。柔らかく煮たピーナッツなんて日本人には馴染みがありませんが、ほっこりやさしい食感が飴色のシロップと共存すると今まで出会ったことのない食べ物へと生まれ変わるのです。
このお店も寧夏路夜市からすぐの場所にあるので、夜市とあわせて訪れてみてはいかがでしょう。お腹に余裕があれば古早味豆花と食べ比べても楽しいですよ。
■雙連駅から徒歩約10分
写真:木内 つばめ
地図を見る今回ご紹介するなかで最も豆花が柔らかいのが「216粉圓大王」。どうすればこんな豆花がうまれるの?と考え込んでしまうような軽さ。まさに「豆花をすする」お店。
シロップはさらっとした黒蜜系。このシロップの中でふわふわ浮遊する豆花をすくってすすると、それぞれの味が孤立せずにいいバランスのまま最後まで食べられます。
さらにオススメすると約20種類あるトッピングの中から「コンニャク」を選んでみて下さい。写真の透き通る四角いものは氷ではなくコンニャクです。日本のこんにゃくゼリーに近い食感ですが、これとシロップだけでもかなりいいんです。豆花とコンニャクと小粒の氷を同時に口に運んだ時のハーモニーはたまりません。
このお店はガイドブックの常連「東區粉圓」のすぐ裏にひっそりとあるのですが、できればこの2軒をぜひ食べ比べて、豆花自体の違いを存分に味わってみて下さい。
■最寄駅 忠孝敦化駅から徒歩約6分
写真:木内 つばめ
地図を見るそしてその「東區粉圓」。おそらくたくさんの人が「おいしい」と思う要素を割り出した一杯が食べられるようなお店です。「食べやすい味」なので豆花を初めて食べる方にはオススメのお店です。
こちらの豆花はしっかりめで食べ応えのあるもの。トッピングは30種類以上もあるのですが、これにタロイモや餅系をトッピングすると、小腹を埋められるようなずっしりしたおやつになります。
シロップは黄色みがかった濃いめのもので少々重みのある甘さ。全体的にシロップの味が主張しているところが食べやすいのでしょう。
氷はクラッシュアイスでこのしゃりしゃり感も楽しめます。
■最寄駅 忠孝敦化駅から徒歩約6分
写真:木内 つばめ
地図を見る台北のあちこちでタイムスリップしたようなお店に出会うのですが、「員林商店」は更に懐かしさを感じるようなお店。
このお店は珍しく黒い豆から作った黒豆花。うっすらグレーがかった豆花は、なんとも素朴な味わい。こちらは花生豆花(写真)、小豆豆花などと1つのトッピングでシンプルに味わう一杯です。
シロップは氷砂糖でつくられたもの。氷はないのですが、この黒豆花にはこのくらいの冷たさがちょうどいいかもしれないというひんやり感です。
永康街や中正記念堂に遊びにきて「ここらでちょっと豆花を」と思ったら、員林商店へ。お昼近くから開店する豆花店が多い中、こちらは嬉しいことに早朝から営業してます。最終日の出発前に豆花が食べたい方はぜひこちらへ。ちなみにここの黒飯團(黒おにぎり)も絶品です。
■最寄駅 東門駅から徒歩約8分
お財布にも体にもやさしいので、罪悪感なしで滞在中に何度も食べられる豆花。いろんなお店やトッピングの組み合わせを試して、自分好みの最高の一杯を見つける・・・そんな偏った台北旅行もユニークで計画の段階から盛り上がるかもしれません。
今回は冷たい豆花を中心にご紹介させていただきましたが、暑い時季に温かい豆花というのも意外といいですよ。
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(2023/12/7更新)
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