更新日:2016/09/22 12:08
北海道新幹線が開業したことにより、今まで以上に注目を浴びている函館。そんな函館は日本海、太平洋、津軽海峡と三方を海に囲まれており、とても恵まれた漁場環境にあるので美味しい海の幸を堪能することができます。中でも「イカ」は市の魚として認定されているほど函館を代表するものです。今回はそんな「イカ」を函館の有名スポット函館朝市内でご案内します。自分で釣って頂くイカのお味は絶品ですよ。
写真:中島 和彦
地図を見る函館で人気スポットの一つにあげられる場所が「朝市」。函館駅前の一角にあり、海産物や農産物などを扱う店舗から海鮮丼などを扱う飲食店まで約150店舗(函館朝市協同組合連合会加盟店数)が軒を並べます。
そんな中でも函館朝市駅二市場は室内型の市場なので寒さや暑さ知らずでゆっくりと買物を楽しむことができます。ただ、朝市というだけあって、どの店舗も朝5時30分から営業していますが、終了時間に関しては遅い店舗でも午後2時頃には閉店してしまうので注意して下さい。
写真:中島 和彦
地図を見る函館を代表的する味覚の「イカ」ですが、嬉しいことに一年中新鮮なものを味わうことができます。夏から初冬にかけては南から回遊してくるマイカ、冬から春にかけては函館近海で産卵するヤリイカの2種類が、ここ函館では水揚げされているからです。
その水揚げされたばかりのイカを釣堀で釣って美味しく頂くことができるのが函館朝市駅二市場内にある「活いか釣堀」です。水槽の中を泳ぎ廻るイカを釣り上げるだけで簡単そうに見えますがこれが案外難しい。釣り上げるコツは、釣るというよりひっかける感じに。また、釣れた際は急いで水から引き上げるとイカが水や墨を吐くので注意が必要です。
写真:中島 和彦
地図を見る釣堀で釣り上げたイカは、すぐにその場でさばいてくれます。手際のよい職人さんの包丁さばきも必見で、あれよあれよと言う間に刺身に変身してしまいます。周囲にはイスとテーブルもあるのでゆっくりと座って食べることができます。また、周辺の店舗ではビールなどを売っているお店もあるのは嬉しいことです。
そして、刺身にされたイカは、先まで函館近海を泳いでいたので鮮度は抜群!身は透き通っていて食感はコリコリとしています。吸盤の部分を食べると吸い付いてくるのでまるで踊り食いのようです。さらに、ゴロといわれるイカの内臓が食べられるのも新鮮な証しです。
写真:中島 和彦
地図を見る函館朝市駅二市場は活いか釣堀以外にもカニや鮭、ほっけなど北海道の海産物を扱う店舗がいっぱいあります。そんな中でイカと同じくらい函館の代表的な海産物としてあげられるのが昆布です。その漁獲量は道内一といわれます。
北海道というと真昆布や日高昆布などが有名ですが、函館の近海にしか生息していない「がごめ昆布」をご存知でしょうか。この昆布は他の昆布に比べると強いぬめりがあるのが特徴で、昆布内に含まれる栄養素は、健康や美容に良いといわれ注目されています。
ここ函館朝市駅二市場内にある昆布専門店「梶原昆布店」では真昆布などの取扱はもちろん、がごめ昆布を豊富に扱っている店舗です。店頭で昆布を薄く削る職人の技を見ながら、お土産探しをしてはいかがでしょうか。
普段スーパーなどで見かけるイカは白いのが普通ですが、新鮮なイカは透き通っている上に、食感もコリコリとしており、普段食べているものとはまるで別物です。そのイカを自分が釣り上げて、その場で頂けるなんて最高です。ぜひ函館へ行く際には朝市へ行って新鮮なイカを釣り上げて、その場で味わって下さい。次回は新鮮なイカを味わうためにわざわざ函館へ行きたくなりますよ。
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