写真:ふるかわ かずみ
地図を見る標高700mの高台にたたずむ「旅行人山荘」は、創業は大正6年と100年近くたつ老舗の旅館。旅行作家で、雑誌「旅行人」の編集長でもある蔵前仁一氏の実家でもあります。お部屋からの眺望は桜島や錦江湾も一望できるとあり、大変人気です。※雑誌「旅行人」は現在休刊中
そして特に人気が高いのが貸切露天風呂。4つの趣きの違う露天風呂は泉質やロケーション、眺めなどそれぞれ違います。そんな露天風呂が立ち寄りOKで、しかも大人1名1080円で貸切で使えるなんてなんて贅沢!
但し、事前の電話予約はできないので、営業時間OPENと同時に直接行って予約をしなければなりません。お目当ての露天が空いていたらラッキー!
希望の露天風呂が押さえられたら鍵を受け取り、その露天場所まで移動。林の中を森林浴しながら向かいます。
写真:ふるかわ かずみ
地図を見るひっそりとした林の中を通り抜けた先に「赤松の湯」の脱衣場がある小屋が見えてきます。その小屋の中にはシャワーをはじめ、日よけや雨よけ用の笠なども用意してあります。
そして・・・、どうですか!このロケーション!!
広々とした2つの浴槽と、そしてまわりの緑の木々とのコントラストが実に美しく、自然に溶け込んだ風景に心躍ります。
見た目はコバルトブルーですが、入浴すると真っ白な湯の花がこれでもかと大量に舞い、今度は乳白色に変化。それに伴い硫黄の香りが一気に広がります。
はァ〜極楽・・自然にこんな言葉が口から出てきます。
写真:ふるかわ かずみ
地図を見る肩まで浸かると、まわりの広大な敷地と露天との一体感が何ともいえません。目を閉じると鳥のさえずりや、風に揺れる葉の音、そして太陽の木漏れ日が優しく木々の間から差す幻想的な景色は、まさに究極の癒し時間・・
そして硫黄の香りに包まれながらのこの時間は、五感を優しく刺激してくれ、温泉効果のひとつともいわれる転地効果も抜群!
とはいえ、幸せなひとときはアッという間。貸切時間は50分。ここではおしゃべりはなるべく控え、ゆっくり静かにこの限られた時間を満喫しましょう!
写真:ふるかわ かずみ
地図を見る貸切露天風呂の申込みには、大浴場の利用まで含まれていて実は大変お得!(ちなみに大浴場だけの利用も可能)
貸切露天の利用が終わったあとには、せっかくなので大浴場の内湯と、そして露天も利用してみてください。
というのも、大浴場の内湯は無色透明の単純温泉でクセがなく、先ほどの硫黄泉とはまた違うお湯が楽しめます。(露天は同じ硫黄泉)
また、大浴場の露天からは天気がよければ素晴らしい景色を楽しむことができます。写真は「大隅の湯」の露天ですが、もう1つの「錦江の湯」も人気。毎日男女日替わりなので、行かれる際は事前に確認しておいたほうがいいですね。
写真:ふるかわ かずみ
地図を見るこれまで貸切露天風呂の紹介をしてきましたが、1点気をつけたいのが利用時間。というのも、利用できる時間帯がかなり限られています。平日の11時から、最終受付が14時10分までなので、立ち寄りの場合はかなりハードルが高くなります。
しかし、もし入れなくてもあきらめてはいけません。敷地内に無料で入れる足湯「龍石の湯」があります。こちらのお湯も硫黄泉で、足をつけると大量の湯の花が舞い、足湯といえどかなり充実した足湯が楽しめます。
また、夕暮れ時は目の前に沈みゆく夕陽もとっても幻想的です。
今回ご紹介した旅行人山荘のほかにも、周辺の霧島にはたくさんの素晴らしい温泉があります。せっかくならドライブもかね、ゆっくり温泉巡りの旅を楽しんでみては。
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(2024/9/14更新)
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