地球の息吹を体感!米「イエローストーン国立公園」見所5選

地球の息吹を体感!米「イエローストーン国立公園」見所5選

更新日:2017/08/04 11:36

ジュマペル ヤマモトのプロフィール写真 ジュマペル ヤマモト
アメリカ最初の国立公園であるイエローストーン国立公園は、ワイオミング州を主とした3州の約9,000平方km、広島県ほどの広さに相当します。アメリカならではの雄大な自然風景はもちろん、豊富な野生動物・激しく噴き上げる間欠泉・七色の温泉など、地球のカラフルで生き生きとした表情を楽しめるのが魅力です。

この広大な公園で、おさえるべき5つの見所と、攻略のコツをご紹介します。

時間に忠実な間欠泉 「オールド・フェイスフル・ガイザー」

時間に忠実な間欠泉 「オールド・フェイスフル・ガイザー」

写真:ジュマペル ヤマモト

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イエローストーン国立公園のメインイベントの一つがオールド・フェイスフル・ガイザーです。
広い園内には、あちこちで間欠泉が噴出していますが、その多くは噴出間隔が不規則です。オールド・フェイスフル・ガイザーは、唯一「噴出時刻が読める」間欠泉で、約90分ごとに高さ30〜50mに噴き上げる様子は、まさに地球が演出するアトラクションで、どんな遊園地にも負けない迫力です。

オールド・フェイスフル・ガイザーには全周にベンチがあり、どの方向からでも観ることができますが、ここでは風上に陣取るのが大切です。風下にいると、噴出後すぐに水蒸気が流されて来て、肝心の湯柱がさっぱり見えなくなります。そうなると次回の噴出まで、また90分待たなければなりませんので。

時間に余裕があれば、裏山のオブザーベーション・ポイントに登ってオールドフェイスフルエリア全景を眺めるのもお薦めです。
また、少し離れたブラックサンド・ベイスンとビスケット・ベイスンには信じられないブルーの温泉プールがありますので、こちらも必ず立ち寄りましょう。

時間に忠実な間欠泉 「オールド・フェイスフル・ガイザー」

写真:ジュマペル ヤマモト

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時間に忠実な間欠泉 「オールド・フェイスフル・ガイザー」

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※「温泉プール」に人が入ることはできません。

自然のマジック 「グランド・プリズマティック・スプリング」

園内で最大の温泉プールであるグランド・プリズマティック・スプリングでは、バクテリアが作り出すという、周囲を彩る青から緑・黄色・オレンジへ変わりゆくグラデーションに、自然のマジックを感じずにはいられません。

ただ、市販の絶景本などでは、上空からの空撮写真が使われることが多いようですが、プールが大きすぎるため、遊歩道からの低い目線では、楽しみにしていたようなあの景色には出会えません。どんなに頑張っても、せいぜい下の写真が精一杯。湯気も邪魔で何がなんだか・・・って感じです。

でもご安心ください。ここでの穴場は、写真の奥に見えているピクチャー・ヒルと呼ばれる西側のちょっとした小山なんです。

自然のマジック 「グランド・プリズマティック・スプリング」

写真:ジュマペル ヤマモト

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グランド・プリズマティック・スプリングの入口の2kmほど南側にフェアリーフォールズへのトレイルの小さな駐車場があります。そこから1kmほど歩き、適当な斜面を登ると・・・どうですか!写真のような息を呑む絶景が待っていますよ!

自然のマジック 「グランド・プリズマティック・スプリング」

写真:ジュマペル ヤマモト

多様な造形美を見せるマンモスの石灰棚

多様な造形美を見せるマンモスの石灰棚

写真:ジュマペル ヤマモト

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園内北西部のビレッジ、マンモスでは石灰棚を見ることができます。

ご存知の通り、温泉に含まれる石灰分が蓄積し長い年月をかけて形成されるものです。段々畑状のものや、大きな1枚棚から「つらら」が無数に垂れ下がっているものなど、色々な形があるので、是非一周してみることをお薦めします。

多様な造形美を見せるマンモスの石灰棚

写真:ジュマペル ヤマモト

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また、マンモスでは、乗馬を楽しむことができます。乗馬専用のコースに分け入ると人工物は何一つなく、とても静かで雄大な自然の中、馬の背に揺られ西部開拓時代のカウボーイの気分に浸ることができますよ。

野生動物に遭遇!

野生動物に遭遇!

写真:ジュマペル ヤマモト

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言うまでもなく、動物園ではないので、野性動物との出会いはまさに一期一会です。ひょっこり会うことこそが醍醐味なのです。でも、やっぱり出会いの確率は高めたいものです。

バッファローは、北西のルーズベルト周辺ならば間違いないでしょう。
クマも北部、特にマンモスとルーズベルトの間で比較的出没率が高いようです。大きな木の根元に両手で寝床を掘って「さーってと」といった感じで昼寝につく野性の姿を目にしてしまうと、そのかわいさに悶絶します。

エルク(ワピチ)は大型のシカで、雄が数頭のメスを引き連れてハーレムを作ります。オスの角は毎年生え変わり、秋には「ちょっとさすがに邪魔じゃない?」と心配になるほど立派になります。グラントビレッジ周辺の湖岸でも見かけますが、マンモスのビレッジ内では、朝夕になるとエルクのハーレムが森から出てきて人間を横目にのんびりくつろぐ姿を見ることができます。

ただただ美しいイエローストーンレイク

ただただ美しいイエローストーンレイク

写真:ジュマペル ヤマモト

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園内の南東には、琵琶湖の半分ほどのイエローストーンレイクがあり、グラントビレッジからレイクホテルにかけては、湖岸を走ることができます。

水はとにかくきれいで、湖岸に目障りなものは何一つありません。
ビレッジでは、1時間のクルーズが催行されているほか、レンタルボートや釣りなどのアクティビティが用意されていますので、家族で楽しむことができます。

まとめ

イエローストーンは、豊富な野生動物や地球の鼓動を感じる間欠泉のように「動き」があるので、子供から大人まで楽しめるとても魅力的な国立公園です。ご家族での海外旅行先に是非いかがでしょうか。

なお美しい景色に目を奪われないよう、運転には十分ご注意ください。また、野生動物や間欠泉の観察には危険を伴いますので、当局のルール・指示に従ってください。

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