写真:岡本 大樹
地図を見るヴァルハラ神殿が造られたのは、パルテノン神殿が完成してから2000年以上も経った後のこと。ドイツ(厳密にいうとドイツ語を母語としたゲルマン系)の偉人たちの栄誉を称える殿堂を造るという目的から、1826年にルートヴィヒ1世が建設を依頼したものです。
そのため、神殿内部には多くの人物の胸像がズラッと並べられています。ベートーヴェンやゲーテなど世界的に有名な人物はもちろん、そのほか私たち日本人にはあまり馴染みのないものも多く見られます。
写真:岡本 大樹
地図を見るとはいえ、内部は30分ほどあれば全て見て回ることができるほどの広さ。しかし、神殿の周りには多くの人が座ってのんびりと過ごしています。その理由はヴァルハラ神殿からの景色がとても美しいからです。写真を見れば神殿の周りの階段状になっている場所に、とても多くの人がいることがわかると思います。
写真:岡本 大樹
地図を見るヴァルハラ神殿からの眺めの素晴らしいところは、ドナウ川がすぐ前を流れているところです。ドナウ川と言うとドイツ南部に端を発し、オーストリア、ハンガリーと合計10ヶ国を流れ、その総延長は3000kmにものぼるヨーロッパで2番目に長い川。
神殿は高台に造られているため、かなり遠くまでドナウ川が流れていく様を見ることができます。内部見学後にもすぐに帰らずに、その景色をじっくり堪能することを強くオススメします。
写真:岡本 大樹
地図を見るヴァルハラ神殿へは、レーゲンスブルクという街からバスと船の二つの方法で行くことができます。バスを使うと30分ほど、船だと45分くらいで神殿のある丘の麓に到着します。バスの方が短時間で向かうことができますが、降りるタイミングがわからない可能性が高いので乗り過ごさないように注意しましょう。降りるバス停の名前はDonaustauf Walhalla(ドナウシュタウフ ヴァルハラ)ですが、アナウンスもないので乗る時に運転手さんに声をかけておく方がより確実だと思います。
また、前述のように神殿は少し高い丘の上にあるので、15〜20分ほど歩かなければたどり着けません。できるだけ歩きやすい靴で行くことをオススメします。
ドイツ南部の街・レーゲンスブルクの郊外に建つヴァルハラ神殿。その神殿自体ももちろん見応えのあるものですが、内部の見学や神殿からの壮大な眺めなど、小さいながらオススメできるポイントがいくつもある場所です。歴史は本家パルテノン神殿には劣りますが、とても楽しめると思いますよ。
また、ヴァルハラ神殿に行く拠点となるレーゲンスブルクの見どころをまとめた記事も下のMEMOにリンクがあるので、よければ併せて読んでみてください。
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(2024/12/5更新)
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