写真:安藤 美紀
地図を見る標高750mの場所に位置する高湯温泉。周辺には温泉旅館が点在していますが、ワイルドで開放感抜群の露天風呂に入れるのが「安達屋旅館」です。
ここは『大気の湯』と呼ばれる「安達屋旅館」メインの大露天風呂。
初めから一番奥まで、ひょうたんのように細長い形になっていて、その広さは約30mほどあります。
岩でできたワイルドな浴槽にたっぷり注ぎ込まれるのは、優しい空色の温泉です。なぜこのような色になるかというと、高湯温泉の源泉は湧きだした瞬間は透明な色をしていますが、それが空気に触れることで湯の花が生まれ、このような色になるのだとか。
自然の光と森に囲まれる『大気の湯』は、リフレッシュ効果抜群。しかも、打たせ湯あり、洞窟風呂あり、寝湯ありとバラエティ豊かです。
『大気の湯』の入口は男女別々ですが、内風呂と露天風呂を通り抜けると、混浴エリアに繋がります。女性はバスタオルを巻いて入浴しますが、フロントで“バスタオルをください”と伝えると、行く度に用意をしてくれますので、声をかけてみるといいでしょう。
それでも、混浴はちょっと…。
という方にオススメなのが、女性専用タイムの利用です。18時から21時までの3時間は、『大気の湯』の混浴エリアが女性専用の時間帯に。男性と一緒に入るのに抵抗がある方は、女性専用タイムをご利用ください。
写真:安藤 美紀
地図を見る「安達屋旅館」は木造建築の和風旅館ですが、館内ではジャズのミュージックが流れ、センスの良いアンティーク家具や囲炉裏があります。よくある“湯治湯の旅館”とは大きくイメージが違いますので、初めて訪れる方は驚かれることでしょう。
また「安達屋旅館」のロビーラウンジでは、Wi-Fi環境をはじめ、無料のドリンクサービスがあるなど、快適な時間を過ごすことができます。
写真:安藤 美紀
地図を見る「安達屋旅館」の夕食は、食事処“囲炉裏端”にて、炭火を囲みながらいただきます。岩魚や地鶏、山の幸など、季節に応じて新鮮な食材にこだわったご馳走がずらり!
竹串で刺した岩魚など、炭火でじっくり温められるから常に美味しくいただけます。
写真:安藤 美紀
地図を見る「安達屋旅館」に宿泊すると、貸切風呂が(内風呂1つ、露天風呂2つ)いずれも無料で利用できます。貸切風呂は、1回50分の予約制。シーズンオフや人が少ないときは、内風呂も露天風呂も組み合わせをみながら、何度も入浴できる可能性があります。
高湯温泉をしっかり楽しみたい方は、人が少ないシーズンオフの利用もおすすめですよ。
写真:安藤 美紀
地図を見る「安達屋旅館」の朝食は、20皿以上にも及ぶバイキング。福島の郷土料理から、中華料理、パスタ、ケーキなど、朝ご飯とは思えない豪華なメニューが登場します。バイキングとはいえ、ご飯やお味噌汁はスタッフの方が常によそってくれるという嬉しい心配りもあります。
また、朝食会場のセンスも抜群。アンティーク家具や古書に囲まれ、冬になると暖炉に火が灯ります。朝からのんびり幸せな気持ちになりますよ。
高湯温泉は、知る人ぞ知る優れた効能の温泉です。
源泉は人が手を加えていない自然湧出で、100%源泉掛け流し。さらに、地形の落差だけを利用して各浴槽へ温泉を引湯しています。
全国には、源泉掛け流しをうたっている温泉はいくつもありますが、その中でも、自然の恵みに手を加えていない高湯温泉は、理想的な温泉と言えるでしょう。
泉質は、酸性・含硫黄(硫化水素型)ーアルミニウム・カルシウム硫酸塩温泉。硫黄成分をしっかり含んだ、いわゆる美人の湯ですが、さらに抗酸化力が高いことも科学的に証明されています。
「安達屋旅館」のチェックインは14時、チェックアウトは翌朝11時。
ゆったり滞在できますので、ハイスペックの温泉力を持つ高湯温泉を、贅沢に楽しむことができますよ。
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この記事を書いたナビゲーター
安藤 美紀
1975年愛知県生まれ。東京や埼玉に移り住み、エンジニアと二足のわらじで「新しいトキメキと癒し」を求めて飛び回っていました。現在は、フリーライターとして独立。まったりした静岡に移住しています。非日常感…
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