嘉手納基地は、在日米軍最大の基地で200機程の軍用機が常駐しており、3,700メートルの滑走路を2本有する、国際空港並みの規模を誇ります。
太平洋の偵察や戦闘機の給油活動、アメリカ本土から運ばれてくる物資の中継地点として重要な任務があります。また余談ですが、那覇空港が何らかの事情で滑走路が閉鎖されたとき、民間機が嘉手納に臨時着陸することがあります。
嘉手納基地の端を横切る国道58号線の道路周辺は、滑走路の照明や無線施設など物々しい雰囲気で醸し出されています。
その一角に「KADENA MARINA SEASIDE RISTORANTE」と書かれた、オレンジの瓦屋根が乗っかった大きな看板があります。その看板越しに左折するとマリーナがあり、ボートやカヤック、シュノーケルを楽しむアメリカ人たちが沢山います。
マリーナの入り口には、米軍基地の立ち入りに関する警告看板が出ていますが、周囲には頑丈なフェンスもなければ、入出場を厳しくチェックする憲兵の姿がありません。そして地元の人たちが車で気軽にこのマリーナに出入りをしており、中に入ると陽気なアメリカ人たちが笑顔で挨拶してきます。
この施設は、嘉手納基地に所属する第18航空団の保養施設。軍事的情勢によっては立ち入りが制限されることがありますが、通常は日本人が立ち入ることができる唯一の米軍施設なのです。
マリーナの奥に海に面したテラスがあるお洒落な建物、ここが国道の看板に出ていたレストランです。中に入ると天井が高く広々とした客席で、大きな窓から差し込む日の光で明るい空間。制服や軍服を着た基地関係者や家族たちで店内はとても賑やかで、建物や木目の床材から香るアメリカの匂いがとても心地よいです。
ホールスタッフが屋内、テラスどちらにするか聞いてくれるので、天気がいい日は外のテラスに座りましょう。また夕方のディナータイムには、夕日に照らされた海の美しい景色を存分に眺めることができます。
テラスの目前は穏やかな海が広がり、潮の香りが空腹感を一層刺激します。メニューにはハンバーガー、ピザ、Tボーン、リブステーキなど本場のアメリカ料理が沢山載っており、どれを食べるか決めるのが一苦労。肉料理は焼き加減も選ぶことができ、運ばれてきたメインディッシュの大きさにきっと驚くはずです。
食事メニューは全てドル表記になっており、米ドルの他、クレジットカードで支払いができますが、JCBカードは利用できません。またサービスをしてくれた人にはチップを渡しましょう。
日本にいながら本当のアメリカ文化を心ゆくまで楽しむことができ、きっと素敵な旅の思い出になることでしょう。
※営業時間やメニューは嘉手納基地公式ホームページよりご確認いただけます。
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