写真:安藤 美紀
地図を見る福島県会津地方を運行する会津鉄道の「芦ノ牧温泉」には、ある人気者がいます。その人気者とは2匹の猫駅長、初代の猫駅長“ばす”は2代目“らぶ”。
初代の猫駅長“ばす”は2代目“らぶ”に業務を引き継ぎ、「芦ノ牧温泉駅」の初代ご長寿あっぱれ名誉駅長として平成27年4月に引退。その後継者として選ばれたのが、二代目猫駅長の“らぶ”です。
2016年4月10日で2歳になった“らぶ”は、初代駅長から列車の見送りなど駅長としての心得を学びました。今では、ねこが働く駅の駅長として乗客や猫好きの間で話題になっています。
写真:安藤 美紀
地図を見る「芦ノ牧温泉駅」は、昭和2年に建てられた国鉄時代からある古い駅。
大きな駅ではありませんが、温かみがあって、そこにいるだけでほっこりしてきます。
ここは芦ノ牧温泉の最寄り駅として利用されることから、温泉に来た人が立ち寄ったり、会津若松からも車で20分程度で来れるため、会津若松の観光スポットの一つとしても人気を集めています。
そんな「芦ノ牧温泉駅」で、自由気ままにふらっと現れるのが、猫駅長“らぶ”。猫なので、お昼寝していることは多いものの、突如追いかけっこしたり、毛づくろいを始めたり。予測できない動きを見ているだけで、癒されます。
写真:安藤 美紀
地図を見る猫駅長としての仕事は3つ。
1.列車の見送り
2.駅舎外のパトロール
3.お客様への癒やし
まだ駅長見習いだったころの“らぶ”は、列車がホームに到着するとベンチの下に隠れてしまうなど、1人前とはいえませんでした。しかし、今では立派な駅長。列車がホームに来れば、乗客を出迎える仕事もしっかり受け継いでいます。
写真:安藤 美紀
地図を見る「芦ノ牧温泉駅」で申し込みをすれば、猫駅長“らぶ”と一緒にお散歩ができます。“らぶ”は、お散歩もお手の物。抵抗することなく、自分のペースでズンズン好きな方へ進んでいきます。
気まぐれな“らぶ”と一緒に過ごせるお散歩タイムは、究極の癒やし。猫好きにとっては、幸せな時間になることでしょう。
※お散歩には、お客さんが少ないときなど条件があります。
写真:安藤 美紀
地図を見る1つ注意したいのが、写真撮影です。
初代駅長“ばす”がフラッシュ撮影などの影響で目を悪くしてしまったこともあり、残念ながら“らぶ”の写真は撮ることができません。
「芦ノ牧温泉駅」では、ツイッターなどSNSを積極的に行っています。インスタグラムやFacebookでも、毎日のように猫駅長の画像がアップされています。SNSをこまめにチェックすると、“らぶ”や“ばす”の可愛い投稿を見ることができますよ。
「芦ノ牧温泉駅」に来たら、猫駅長グッズをお土産にしてみてはいかがでしょうか。
猫駅長グッズは全国から問い合わせがくるほど大好評。駅舎内には、生写真から、マグネット、パスケース、缶バッチなど、ずらりと猫駅長グッズが置かれ、アイドル並みの品揃えになっています。ここなら、“らぶ”だけでなく初代駅長“ばす”のグッズもゲットすることができますよ。
この他にも「芦ノ牧温泉駅」の敷地内には、肉球型の絵馬や、猫好きの方が写真を貼れる神社もあります。駅舎内でたっぷり和んだ後は、こちらもお立ち寄りください。猫好きならまさにどんぴしゃ!幸せな時間を過ごせるでしょう。
※“らぶ”を見守り続けた“ばす”ですが、平成28年4月22日、会津田島行きの最終列車(22:27発)を病床より見送った後、らぶ駅長をはじめ芦ノ牧温泉駅の駅員全員に見守られ、眠るように息を引き取りました。芦ノ牧温泉駅に17年間住み、推定猫年齢18才の生涯を終えた“ばす”。癒やしと安らぎを与えてくれた彼の姿は、思い出として今後も生き続けることでしょう。
この記事の関連MEMO
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
(2025/2/7更新)
- 広告 -