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写真:佐久田 隆司
地図を見る戦前戦後と政治家として活躍した松永安左ヱ門が、昭和34年に古美術品に広く親しんでもらうために建てた美術館が松永記念館です。安左ヱ門は東京電力の親会社の東邦電力を設立した人物。他電力事業にも携わり大きな富を得るかたわら歯に衣着せぬ発言で国会でも注目され、2015年にはNHKのテレビドラマ「鬼と呼ばれた男」として取り上げられました。
松永記念館は安左ヱ門の没後の昭和54年に、敷地と建物が寄贈され現在は小田原市が維持管理をしています。1階では安左ヱ門の自筆の書やゆかりの品々などを展示!宇治平等院山門の古材を使っているなど建築当時の姿が残されています。
動画:佐久田 隆司
地図を見る松永記念館の最大の見どころとして、安左ヱ門の住居・老欅荘、茶室・葉雨庵(よううあん)、茶室付属棟・烏薬亭(うやくてい)、庭園があります。葉雨庵は現在の日本経済新聞、三越百貨店社長、鐘紡重役を歴任した野崎廣太が大正13年に建てた別荘を移築したもの。
老欅荘は登り口の大きな欅に由来した名称で、近代数寄屋造りの特徴が顕著に表れています。そして庭園は大きな池を取り囲むように設えた樹木や草花が美しく「日本の歴史公園100選」に選出された名園です。これは茶室・葉雨庵とともに国登録有形文化財に指定されています。
※動画は松永記念館の様子を4K画質で収めてあります。スマホ携帯では4K画質で再生されません。また回線速度が遅い、モニターが対応していないPCではHD画質などでご覧ください。
写真:佐久田 隆司
地図を見る老欅荘は安左ヱ門が住居として使っていたものですが、茶室等も備え近代数寄屋建築として必見です。派手さはないながらしっとり落ち着いた雰囲気は、四季の庭園の風情と合わせて日本の侘び寂を楽しんでいたと想像させてくれます。
老欅荘、葉雨庵、烏薬亭、松永記念館では茶会を開くこともできます。日々茶の道に通じる方々が足を向けている半面、リーズナブルな料金で本格的な茶道を究められるチャンスがここにはあります。すべて6か月前から予約ができますので、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか?
※写真は老欅荘の内部
写真:佐久田 隆司
地図を見る松永記念館の隣には曹洞宗の古刹「香林寺(こうりんじ)」があります。創建から500年以上経つ曹洞宗の小田原3寺に数えられるところ。山門、本堂、鐘楼、弁天堂など中規模寺院ながらしっかりとした伽藍を構えています。四季折々の草花も寺内に咲きしっとりした季節感が味わえるところです。
小田原城城郭内には数多くの寺院がありますが、松永記念館の近くを流れる日本最初の上水道「小田原早川用水」沿いにも数多くの寺院が軒を並べています。中でも香林寺は歴史的価値を持つ寺院の代表格といえ、ぜひとも立ち寄りたいスポットです。
※香林寺寺内にて
小田原市板橋地区は、寺院、古民家、史跡など興味深いスポットが集結していて、小田原市観光協会でも街歩きスポットとして推奨しています。その目玉スポットになるのが松永記念館です。老欅荘をはじめとする戦前戦後に電力鬼として敏腕をふるった安左ヱ門の粋な暮らし方を垣間見てはいかがでしょう。和の催しなどにも活用できる松永記念館。その風情ある館内であなたも鬼の侘び寂を感じ取ってみては?
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