更新日:2016/04/14 10:34
写真:花村 桂子
地図を見る「通潤橋(つうじゅんきょう)」へのアクセスは、阿蘇くまもと空港から、車で山都(やまと)方面へ。吉無田(よなしだ)高原を通って約45分。熊本市内を見下ろす丘を抜けたら、牧草が生い茂るなだらかな丘陵地帯。のんびりドライブが楽しめます。
通潤橋は1854年(嘉永7年)水不足に悩んでいた民衆を救うため、肥後の石工たちの技術を集結して建設された石造アーチ水路橋。豪快な放水は通水管に詰まった土砂やごみを取り除くためのものでした。今なお白糸台地の棚田を潤している現役の水路橋のため、田植え時期の5月中旬から7月中旬までと、凍結の恐れがある12月から3月の観光放水はお休み。詳しいスケジュールは、山都町観光協会のホームページなどでご確認くださいませ。
写真:花村 桂子
地図を見る駐車場に到着すると、山をまたいで鎮座するアーチ水路橋が、もう見えています。近付いて行くと、その思いがけない巨大さにビックリするはず。橋の左方に、上まで行く小道があるので、ぜひ登るべし!足元が悪いところがあるので、男性は女子の手をひいてあげてくださいね。
アーチ橋上は、意外と広い石畳の通路。端には手すりもなにもありませんので、ご注意を。上から見下ろす橋のたもとに集う人々は、まるでミニチュアみたいなかわいらしさ。橋の向こう側は、小さな森。緑の木々の間からは、鳥の鳴き交わす声が聞こえてきます。今にも草を踏んで、ラピュタの住人・手の長い園丁ロボットが見回りにやって来そう。まるでラピュタの森みたいな、天に近いのどかな世界。橋のさらに上、水門を斜めから見下ろせる展望台からの眺めもオススメ。駐車場からゆっくり歩いて、30分ほど。手つなぎデートにぴったりのお散歩コースです。
写真:花村 桂子
地図を見る平成28年度の放水予定時間は、午後1時から。ぜひ橋の上から、栓を抜く瞬間を目撃してほしい!合図とともに一気に噴き出す水量は、思わず「ひゃー!」と歓声を上げてしまう大迫力!弧を描いて落ちて行く、キラキラ輝く水しぶきがまぶしい!お天気がよい日には小さな虹が見えることも。縁石は固定されていないので、ご注意あれ!撮影に夢中になった男子が落っこちないように、女子はベルトのあたりを握ってあげててくださいね。
放水は15分間も続くので、下へ降りる時間もたっぷり。見上げるアングルも素晴らしい。放水をバックに2ショットをSNSにアップする時は、スマホが濡れないようにご注意を。
通潤橋の駐車場も兼ねている道の駅「通潤橋」には、史料館のほか、レストランやおみやげ屋も完備。通潤橋を眺めてのんびり過ごせるテラス席もありますよ。
どんなにしっかり者に見えたとしても、女子は、パズーのような頼もしい男子に守られたいと心のどこかで思っているもの。通潤橋に広がるラピュタの森は、そんな女子心をくすぐるプチ冒険にぴったりです。デートに誘う時には忘れずに、ハイヒールではなく歩きやすい靴を用意するように、アドバイスしてあげてくださいね。
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この記事を書いたナビゲーター
花村 桂子
長崎出身、福岡在住。地元・九州の「よかとこ」を探して旅する探検家。メジャーな有名観光地は、もちろん「よかとこ」ですが、ちょっとマイナーで人が少ない穴場な「よかとこ」が、大好きです。パワースポット、絶景…
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