渡渉を繰り返す!?神奈川丹沢寄沢ルート登山のすがすがしさ

| 神奈川県

| 旅の専門家がお届けする観光情報

渡渉を繰り返す!?神奈川丹沢寄沢ルート登山のすがすがしさ

渡渉を繰り返す!?神奈川丹沢寄沢ルート登山のすがすがしさ

更新日:2016/04/18 11:17

佐久田 隆司のプロフィール写真 佐久田 隆司 トレッキングハンター、ネイチャーカメラマン

神奈川県丹沢山塊にはたくさんの渓谷があり、鍋割山への渡渉(としょう)を繰り返す寄沢(やどりきさわ)ルートは秘境感が満載!すがすがしい緑と川の流れと白砂の取り合わせが見事です。さらに鍋割山までには鎖場やはしごなどのスリルもいっぱい!丹沢を思う存分楽しめる夏場に向けての寄沢ルート!記事内ではルートの様子を動画でも紹介しています。

寄沢ルートは寄バス停から徒歩で!

寄沢ルートは寄バス停から徒歩で!

写真:佐久田 隆司

地図を見る

寄沢ルートは単独山へのアクセスルートではありません。途中分岐して様々な方向に向かえますが、寄沢ルート自体へは寄バス停から徒歩または車で向かうしかありません。ルート出発点にオフィシャルの駐車場はありませんからタクシーなどを利用するのがいいでしょう。

寄バス停から中津川沿いを山に向かっていくと寄大橋が見えてきます。橋を渡らずそのまま直進していけば寄沢ルートへと続き、途中の水源の森ではトイレも用意されています。しばらくトイレはありませんからここで済ませておくことが望ましいでしょう。

※写真は寄大橋
※寄バス停までは小田急線新松田駅より富士急湘南バスの寄行きで。

すがすがしい寄沢ルートの様子を動画で確認!

動画:佐久田 隆司

地図を見る

寄沢ルートは渡渉(としょう)を繰り返します。渡渉とは川を橋を使わず渡ることで、登山靴が浸るか浸らないかの深さを探し出し渡っていきます。川が深いところや流れの早いところでは、石をつたうなどして渡渉するのが寄沢ルートの特徴です。

水深が浅いとはいえ注意は必要!!さらに雨天後などの増水時は渡渉を避ける決断をしなくてはいけません。さらに登山靴は防水タイプが好ましいですが、コンビニ袋を2つ用意しておけば、万一靴の中が濡れても足にはめた状態で靴を履けば不快な思いを避けられます。

※動画には寄沢ルートで向かう鍋割山までが4Kで収めてあります。スマホや携帯では4Kでは再生されません。

ルート把握はペンキとリボンと道標!

ルート把握はペンキとリボンと道標!

写真:佐久田 隆司

地図を見る

寄沢ルートは表丹沢のメインルートではないので、人影も少なく道迷いが発生しやすくなっています。いったん山側へ登り沢に降り、真っ白な石がひろがる川原に出て渡渉を繰り返します。今回のルートの一番の注意点は水辺でのルートの確認が難しいこと!雨天後は川幅いっぱいにまで増水することもあるので、簡単に道標を付けられないからです。

川原に出た場合の目印は、1:石につけられたペンキの○印や矢印。2:対岸の木の枝につけられているピンクリボン。3:川原に出る前と渡渉した後の道標の確認。この3点を見逃さなければさほど迷うことはありません。迷った場合は必ず元の位置まで戻ること!先に進むことは避けて自分の位置を地図と照らし合わせてください。

ただし、これは昼間の話しで日が暮れると道迷いのリスクが高まるので、寄沢ルートで下山する逆コースはルートをしっかり把握するまではお勧めできません。あくまで午前〜昼までに渡渉を終えることと、雨天後の計画には注意を払うことです。

※写真の丸で囲んだところが、ピンクリボンとペンキの○印の例。
※ルートの詳細は関連MEMOのヤマレコをご参照ください。ルート地図もダウンロードできます。

渡渉は落ち着いて!渡れるところを観察して移動も視野に

渡渉は落ち着いて!渡れるところを観察して移動も視野に

写真:佐久田 隆司

地図を見る

渡渉で危ないのは濡れたくないと焦ること!防水の登山靴なら渡渉では中まで濡れることはありません。それよりも焦って苔を踏んで滑ったり、足を置く石が動いて川へ転倒するのは避けたいものです。ストックを使って安定を取り、ゆっくり渡るのがいいでしょう。渡りやすい箇所をじっくり観察して移動する勇気も必要です。

一部長靴などを持参して渡る方がいますが、くるぶしより深い場所では流される危険が伴いますから、渡る場所を探すほうが賢明です。渡るときのスリルと渡った後の満足感は沢沿いルートならではです。

※写真は渡渉中の様子

はしごや鎖場!寄沢ルートはスリルがいっぱい!

はしごや鎖場!寄沢ルートはスリルがいっぱい!

写真:佐久田 隆司

地図を見る

寄沢だけを目指すハイキングもいいかもしれません。お子さん連れなら寄大橋からすぐの水源の森でピクニックだけでも十分自然を味わえるでしょう。しかし鍋割山頂を目指すなら沢を離れてから様々なセクションが待っています。

沢から山に登るわけですから当然勾配がきつくなり、はしごや鎖場が何か所か出てきます。さらに細い道幅もあり十分注意が必要になってきます。鎖場では落石をおこさないことや、先行者の落石にも注意してください。簡易のヘルメットなどを用意すればなお安心でき、危険個所では先走者との距離をとることも重要です。

※写真は鍋割山へ向かう途中の鎖場での様子

変幻自在なルートは満足感がたっぷり!

寄沢ルートは昭文社の「山と高原地図」でも一般登山道として紹介されています。注意を払えば危険なルートではありませんが、登山経験者との同行が望ましいでしょう。スマホのGPSは山岳ではあてになりませんから、必ず地図とコンパスを常備してください。ただの山登りと違う渡渉を繰り返すすがすがしい寄沢ルート!気候がよいシーズンなら気持ちの良い一日が過ごせるのは間違いありません。

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/05/02 訪問

- PR -

条件を指定して検索

LINEトラベルjpで一緒に働きませんか?

- PR -

旅行ナビゲーター(在宅ライター)募集中!
この記事に関するお問い合わせ

- PR -