気軽に行ってみよう!東京の最先端をいく「六本木」の多面的な顔

気軽に行ってみよう!東京の最先端をいく「六本木」の多面的な顔

更新日:2016/04/14 15:53

東京の観光地として人気の「六本木」。昼間はビジネスマンが行き交い、夜にはナイトライフを楽しむ若者で賑わいます。外国人が多いことから各国の流行をキャッチするスピードも速く、東京の先端を行く飲食店が集まっているのも特徴的です。
ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン2015で一つ星を獲得した六本木にはどんな魅力があるのでしょうか。

大名の苗字に六本の木?

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六本木が誕生したのは江戸時代のこと。この町が「六本木」と名づけられた由来は「6本の松の木があったとする説」「木のつく6つの大名屋敷(上杉、朽木(くつき)、高木、青木、片桐、一柳)があったとする説」と諸説あります。

静かな屋敷町だったこの地には、明治時代に日本の軍事施設が置かれ兵隊が暮らす町として栄えました。

しかし第二次世界大戦後にアメリカ軍が日本軍の敷地を接収し、米軍相手の店が並ぶようになったのです。米軍相手だったこの町も次第に日本人を受け入れるようになり、昭和34年には現在のテレビ朝日ができました。この頃から日本の若者が集まりはじめ、めざましく発展していったのです。

こういった歴史のほか、現在では各国の大使館も近く、六本木ヒルズ等に外資系企業が入っていることもあって、この町には多くの外国人が姿が見られます。

名物交差点から見る六本木

名物交差点から見る六本木
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六本木の定番待ち合わせスポット「六本木交差点」は外苑東通りと六本木通りが交差する名物交差点で、六本木のほぼ中心にあります。
この交差点から東は赤坂方面。大使館が多くかつて屋敷町だった六本木の面影が残るエリアです。このエリアへは六本木一丁目駅を利用すると便利でしょう。

西は西麻布方面。観光スポットとしてお馴染みの六本木ヒルズや、縁結びの神様で有名な出雲大社の東京分祠があります。渋谷駅から出ている都営バスで六本木ヒルズかEXシアター六本木前まで行くのもわかりやすくて良いでしょう。

南は麻布十番方面。夜になると若者と外国人で最も賑わう繁華街です。麻布十番駅からも遠く無いので、昔ながらの町並みを楽しみつつお散歩するのも良いかもしれません。夜は東京タワーも綺麗に見えますのでお見逃しなく。

北は乃木坂方面。こちらも交差点の近くは繁華街です。六本木交差点と乃木坂駅の中間に東京ミッドタウンがあります。夜はこちらの方が南側の繁華街より若干人通りが少なく歩きやすいでしょう。

六本木のランドマークと言えば「六本木ヒルズ」

六本木のランドマークと言えば「六本木ヒルズ」
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六本木で最も有名な「六本木ヒルズ」は六本木6丁目に位置する複合施設で、ショップやレストランだけでなく東京を一望できる展望台、53階に位置する森美術館、純和風の毛利庭園、都心初のシネマコンプレックス・TOHOシネマズなど魅力的な施設がたくさんあります。

六本木ヒルズでは例年、冬のイルミネーション、春の夜桜ライトアップ、夏の盆踊り、秋の天文クラブなど、数多くのイベントをお楽しみいただけます。

実は六本木にない!?「東京ミッドタウン」

実は六本木にない!?「東京ミッドタウン」
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都営大江戸線六本木駅のすぐそばにありながら住所は東京都港区赤坂9丁目。実は六本木では無かったのです。
住所はともかく、こちらも六本木ヒルズと並ぶ六本木の観光名所。商業施設だけでなく、シンボルともいえる広大な芝生、四季を彩る花々、多くの樹木が植えられ大都会で心地よい癒しの空間を楽しむことができます。

ミッドタウンも六本木ヒルズと同様に例年、冬のイルミネーション、春の夜桜ライトアップ、夏の納涼イベント等が行われています。またアイススケートリンクや、ミッドパークヨガなど自然を感じながら参加できる屋外イベントも人気です。

美術館めぐりも楽しい

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六本木には美術館も多く、六本木ヒルズにある森美術館、東京ミッドタウンにあるサントリー美術館、乃木坂駅そばにある国立新美術館を「六本木アートトライアングル」と呼びアートの街としても人気を呼んでいます。
この他、ミッドタウンにある21_21 DESIGN SIGHTも独創的な建物や、期間ごとに変わる展示、デザイン中心の誰にでも楽しめる内容が観光客からも好評です。

楽しみいっぱいの六本木へ行ってみよう!

六本木ヒルズや東京ミッドタウンといった複合施設があることで、老若男女、地元の人から外国人観光客まで様々な人が訪れる六本木。あれもこれも楽しめる流行最先端の町には楽しみがあふれています。東京にありながら異国の気分も味わえて、歩いているだけでワクワクしてきそうですね。

さらには第二六本木ヒルズと呼ばれる超大型の再開発も2022年頃完成予定となっており、この町の新陳代謝は止まりません。日々進化する六本木の魅力を確かめに行ってみてはいかがですか。

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/04/11 訪問

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