写真:浅井 みら野
地図を見る島の北東部に位置する「長崎展望台」。目の前には800m離れた兄島と、その海峡の兄島瀬戸を見ることができます。兄島瀬戸にある珍しい海の公園「兄島海中公園」をご存知でしょうか。速い潮の流れで発達したサンゴや、そこを住処とする色鮮やかな熱帯魚が多く見られ、シュノーケリングの人気スポットです。公園があるだけあり、水の透明度も高く、展望台からも海底や海のグラデーションを楽しめますよ。
長崎展望台とその駐車場への道は、山道でカーブが続く都道240号線から分かれています。看板はあるもののカーブで見えにくいので訪れる際はご注意ください。駐車場から徒歩1分で視界が開けた展望台に着きます。
写真:浅井 みら野
地図を見る長崎展望台から車で5分ほど、更に東寄りの「旭平展望台」が見えてきます。長崎展望台では視界右側に見えた岬、長崎が今度は左側へ。展望台から兄島と左側に小さな無人島、東島もご覧いただけます。周りに浅瀬がないためか、ここで見る海の色は深く、まるで吸い込まれるような碧さです。
東側にあるため、旭平展望台は朝日を望む名所でもあります。都道240号線のすぐ横に駐車場があり、見つけやすいです。そして展望台も駐車場のすぐ目の前にあるため、歩きやすいのも嬉しいですね。少し早起きをして海から昇る朝日やその景色を眺めながら、一日を始めてみるのはいかがでしょう。
写真:浅井 みら野
地図を見る父島の中央部にある、その名の通りの中央山。その「中央山展望台」からは360°の景色を楽しめます。どの展望台よりも展望台っぽく、立派な台座やパネルなどが設置されています。ピクニックテーブルやチェアもありますので、晴れ渡る空の下で食事やお茶をするのも素敵ですね!
展望台からは、東京から25時間以上かけて父島に到着した おがさわら丸や、繁華街の大村が見渡せます。二見港から出入りするボートも見られ、島と人の生活が伝わってきますよ。中央山展望台には駐車場はなく、道の脇に駐車することになります。展望台も徒歩10分山道を歩きますので、歩きやすい靴をお勧めします。
写真:浅井 みら野
地図を見る初寝浦ビーチを見渡せる「初寝浦展望台」。白い砂浜と青い海、最高の2ショットが撮れる展望台です。初寝浦ビーチは切り立った山に囲まれており、まさにプライベートビーチのようですね。実際にビーチへ行くには山中を歩きますので徒歩1時間ほどかかります。間近で見る美しさも格別ですが、すぐに見たい場合は駐車場が徒歩5分の近さにある初寝浦展望台がお勧めです。
こちらの展望台にある特徴がもう一つ。初寝浦展望台に向かう途中、そして展望台のすぐ後ろに軍用施設跡があります。長い年月で建物自体は老朽化が見られますが、重厚な造りからは威圧感が放たれ、小笠原諸島の歴史が垣間見られます。
写真:浅井 みら野
地図を見る夕日を見る場所と聞けば、必ずお勧めされるのが「三日月山ウェザーステーション」です。父島の西側にあり、目の前を占めるのは大海原のみという、まさに夕日を見るのに絶好な展望台。さらに2-4月はザトウクジラが頻繁に訪れ、展望台からも見つけることができますよ。おがさわら丸入港日にこちらの展望台で行われる、ホエールウォッチング協会主催の陸上観察会(無料)もお勧めです。
繁華街 大村のすぐ裏に展望台はあり、駐車場も他の展望台より広いです。駐車場から展望台まで徒歩1分。夕暮れ時になると歩いて展望台へ向かう人もいるほど人気の場所です。一日の終わりを大自然が繰り出す絶景と共に締めくくりましょう。
今回ご紹介した5か所以外にも展望台が小笠原諸島・父島にあります。島の南部にある「中山峠展望台」では、眼下に小港海岸はじめ、コペペ海岸など複数の海岸が見渡せ、1日200名しか上陸できない南島も眺めることができます。他にも島の北部にある「釣浜展望台」は古くから釣り場所として知られる釣浜の上に設けられ、地元民の釣り姿を見られます。
展望台が多い、つまりどこを見ても絶景になる。それが小笠原諸島の魅力ではないでしょうか。展望台を巡るだけでも十分楽しめ、様々な小笠原諸島の顔を発見することができますよ。晴れた日はチャンス!早速、自分のお気に入りの景色を探しに出かけましょう!
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(2025/1/19更新)
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