写真:花村 桂子
地図を見る雲海が発生するために必要な条件は「気温の変化」「適度な水分」「風の穏やかな気候」。つまり、「朝夕の気温変化が大きい季節の変わり目・雨が降った翌日・風のない晴天の日の早朝」が狙い目です。梅雨明けから晩秋にかけて、特に初秋は、条件が揃う日が多いと言われていますが、記事の写真は4月のはじめに撮影したもの。条件さえあえば、季節に関係なく期待できます。
雲海が現れるのは、日の出から朝9時ごろまで。阿蘇に泊まったら、ぜひ早起きして外をチェックすべし。あたりに霧が出ていたり、山に厚い雲がかかっていたら、チャンスです。ぜひ早めに出発あれ!
写真:花村 桂子
地図を見る阿蘇外輪山の尾根筋を走る「阿蘇ミルクロード」は、緑の牧草が生い茂り、牛がのんびりと寝転ぶなだらかな丘稜地。日本百名道路にも選ばれた、素晴らしいドライブコースです。
「阿蘇スカイライン展望所」は、外輪山からくじゅう連山までが一望できる阿蘇エリア屈指の絶景スポット。駐車場がそのまま展望所になっており、雲海をバックに愛車と記念撮影ができるとあって、ドライバーやライダーに大人気です。
乳白色の雲に覆われた阿蘇のカルデラ大地は、まるでカフェラテのクリームみたい。その向こうにぽっかりと浮かぶ阿蘇五岳の涅槃像(お釈迦さまの横たわる姿と伝わっています)は、地元民でもなかなか見られない幻想的な光景です。
写真:花村 桂子
地図を見る「西湯浦園地展望所」は、女子におすすめの絶景スポットです。起伏がある地形のため、雲海をバックに記念撮影をする際に、高い位置からのショットが撮りやすいのがその理由。見下ろすアングルから撮ると「かわいさ3割増」というのは、女子の常識ですものね。
西湯浦園地展望所からも、阿蘇五岳はもちろん九重連山を一望できます。北山レストラン裏手、見晴らしのよい位置にベンチが並んでいるので、ゆっくり座ってSNSに投稿できるのも嬉しいポイントです。
写真:花村 桂子
地図を見る阿蘇ミルクロードの素晴らしい雲海は、年間30日ほどしか見られない超レアな自然現象。条件が合わないと、見ることはできません。でもご心配なく。「ミルクロード」は、雲海がなくても最高のドライブコース。なだらかな丘稜地をのんびり走って、夏は緑豊かな牧草を、秋冬は風に揺れるすすきの穂を、春は野焼き後の黒光りする大地を楽しんでください。雲海はなくても、阿蘇の広い空の下、さわやかな風を受けて走る道は、まさに天空のドライブウェイなのです。
写真は、夏の午後の「阿蘇スカイライン展望所」。阿蘇谷の向こうに、阿蘇五岳の涅槃像が見えているのが分かりますか?どうぞ2枚目の写真と、見比べてみてくださいね。
阿蘇の山中に、限られた時間だけ出現する雲海は、緑の尾根を飲み込み、幻想的な光景を作り出します。カフェラテのクリームみたいな雲の海にぽっかり浮かぶミルクロードは、まさに天空のドライブウェイ。
朝夕で気温変化の大きい季節の変わり目、雨が降った翌日、風のない晴れた朝。あなたも、熊本・阿蘇ミルクロードに出かけませんか?初秋でも早朝は肌寒いので、防寒具をお忘れなく。
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(2024/4/18更新)
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