長野県飯田市。住宅街から少し離れた少し静かな場所に貧乏神神社はあります。こじんまりとしていて、神社としては新しく建立は1998年。祭主の「貧乏とはお金ではなく、心の問題」という信念から誕生しました。
この神社を訪れる人の半分が「顔が貧乏」だとか…。顔が貧乏…思わず貧乏神の顔を頭に描いてしまいます。しかし「貧乏神に似ている」ということではなく、「ネガティブな雰囲気を醸し出している」というところでしょうか。
貧乏神神社の名前から
「貧乏神にお願いしたって、貧乏になるだけ…」
そう思う方もいるでしょう。しかし、ここではお願いはしません。自分の心にいる貧乏神を追い出すのです。
1998年の建立以降、ご利益の報告が相次いでいます。
「大きな仕事が舞い込んだ」「顧客が増えた」「資格が取れた」といったものから、「宝くじが高額当選した」「パチンコで大当たりした」といったものまで。そうしてお礼に来られた方は1万人を超えます。中にはお礼に来られない方もいると思われるので、その数は計り知れません。
ご利益の理由はこの貧乏神神社の祭主と、独特の参拝方法にあります。
祭主はなんと「気の達人」。人が持っている気も、顔から読み取ってしまいます。そのため「貧乏な顔」と思われてしまう人もいるのでしょう。
そんな祭主は参拝客に対して「気合」を入れたり、握手で「気」をお裾分けしています。「気」を頂いて、また「頑張れた」人もいるのではないでしょうか。
参拝は祭主の指示に従って行います。
1、ご神体の貧乏神の前で姿勢を正し、祭主からの説法を受けます。
2、貧乏神の前にある赤い布にくるまれたご神木を「貧乏神でていけ!」の掛け声とともに、木の棒で3回殴ります。
3、「弱気、ストレス、嫌な気、出ていけ!」とご神木を3回蹴ります。
4、祭主から渡された豆を「貧乏神二度と来るな!」と右奥の的めがけ投げつけます。
こうして貧乏神を心から追い出した後に、売店にいる祭主の奥様から渡されるのは「災禍転福極意書」。極意書には5つの事柄が書かれていて、それを日々実践すればOK。
ここで「ん?」と思われた方もいると思います。そう、参拝してお願いすれば終わり、ではありません。福を呼び寄せるのはあくまでも自分の努力によるもの。弱い心を追い出し、頑張るための転機を作ってくれるのがこの貧乏神神社なのです。
ともあれ、このストレスフルな社会。おおっぴらに大声をだし、殴ったり蹴ったりするのはかなりのストレス発散になります。
お土産の購入は、お財布に入れて持ち歩くタイプのお札「貧乏神追放祝詞」をお勧めします。
お勧めの理由は、購入する際に祭主の奥様がお札に気を入れてくれるからなのですが…。
その方法は左手でお札を持ち、中央の金色の丸に左手の親指を置きます。右手のひらを上にして奥様と向き合うだけ。奥様が右手の上に手をかざすと体を伝い、お札に気が入ります。すると、なんと!その気を感じることができるのです!手のひらが温かかったり、ビシビシ感じたり…。鳥肌が立つような寒気を感じる人や、中には泣き出す人もいるのだとか。
さらに驚きなのはその気は参拝者本人の気であること。そしてその気の性質を奥様が教えてくれます。例えば「やさしい」「愛がある」「やる気」「負けん気」などなど。自分にどんな気が備わっているのか、興味のある方はぜひ体験してみてください。
※気の体感や、どんな気なのかは個人差があります。うまく感じることができないことも考えられますのでご了承ください。
名前からしてインパクトのある貧乏神神社。頑張ることを怠り「神頼み」だけでは福は来ない…。そんな当たり前なことを再認識することができます。そして人生が変わるパワースポット、と言っても過言ではないでしょう。
神社としては間違いなく新しいタイプです。ぜひ一度、参拝してみてはいかがでしょうか。ただし、人生を変えられるかどうかはあなた次第です。
アクセス
電車:JR飯田線 切石駅下車〜信南交通バス駒場線・切石バス停〜茂都計橋(もっけばし)バス停下車〜徒歩、約1.5km
車:中央自動車道 飯田IC〜R153号経由、約3.5km
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