写真:吉田 彩緒莉
地図を見る入谷の駅からほど近い「さいとう」。ランチ時はテレビで見た人や、話題を聞きつけた人たちが行列を作っているのですぐにわかります。居酒屋自体は、通り過ぎてしまうような小さく素朴な店構えですが、魚屋さんの隣なのでわかりやすい。この魚屋さんが居酒屋も経営しているとのこと。
…ということは仕入れた魚をそのまま海鮮丼に?さぞや新鮮な魚が食べられるんでしょうね!と、行列に並んでいるだけで、いやが上にも期待が高まること間違いなしです。
写真:吉田 彩緒莉
地図を見る店内は全て座敷になっていて、昔ながらの居酒屋風情。木を多用した落ち着いた空間は、現在の東京の居酒屋には少なくなってきたように思います。おしゃれではないけれど、清潔で家庭的でとても落ち着きます!
壁には芸能人の写真やサインがいっぱい!この壁の反対側にも一面に飾られているんですよ。しかも「え?ダレ?」というレベルの芸能人ではなく「えっ?この人も来てるんだ?」レベルの芸能人ばかりです。
さすがにグルメ番組でいつも取り上げられる店は違いますね。
写真:吉田 彩緒莉
地図を見る周囲のお客さんの様子を見て、まず驚かされるのは、皆、注文が同じ一品に集中していること。全員がランチメニュー限定の「海鮮丼・具の大盛り」(1,050円)を注文しています。
気さくで明るい店員さんが「お待たせしました!」と元気に運んできてくれる海鮮丼を見て、目が点。おそらく驚かない人はいないはずです。鮪、ボタン海老、鰹、帆立、サーモン、いくら他旬の魚が皿から溢れそうなくらいに盛られています!
いくらだけでも、通常のイクラ丼の1.5倍はある量。白いご飯は全く見えず、一見、刺身盛り合わせが間違って出てきたの?と勘違いするほど。
写真:吉田 彩緒莉
地図を見る中トロと、ボイルした海老の刺身が乗っている?と思う方もいるかもしれませんが、なんとこの2つは寿司です!
明るいキャラクターの店主によると「お客さんに喜んでほしいし、びっくりしてほしいから!」とのこと。確かに丼だと思って寿司が乗っていたら、驚きますよね。
写真:吉田 彩緒莉
地図を見る何よりうれしいのはさすが魚屋直営!と驚かされる刺身の歯ごたえ。新鮮でなければこうはいかないでしょう。食べ進めても刺身がなかなか減りませんが、普段、ここまで大量の刺身を食べようと思ったら、たとえスーパーや魚屋で刺身を購入しても、この値段で済むことはないでしょう。3、4倍はするはずです。
安さの秘密を「魚屋が経営してるっていうお客さんの期待もあるし、利益は追及してないんですよー」と話してくれる店主。何だか申し訳なくなるくらいのサービスに心が暖かくなります。
店主をはじめスタッフは明るく、気持ちが良い方ばかり!家族経営なので、店主の奥さん、息子さんが元気に働いていて、店内はとてもアットホームです。
海鮮丼に使われる魚は全て毎朝築地で仕入れているので、新鮮なのは当たり前なのだそう。
ちなみに、夜は居酒屋さんとして営業。魚中心の料理はこちらも驚きの量と、良心的な価格に驚かされます。置いてあるお酒も日本酒からワインまで幅広く、とても安いのに、なんとお酒の持ち込みもOKなんです。ランチを食べたら夜も行きたくなってしまう…そんな雰囲気でファンが増えていくんでしょう。夜も予約なしではなかなか入れないようですよ。
帰りには直営の魚屋さんも覗いてみてください。古くからある店なので、地元の人が店主とおしゃべりしながら、魚を買って行くほのぼのした光景をみることができます。
店主の愛情と下町の人情たっぷりの海鮮丼は、長い行列に加わってでも食べたい入谷の名物!ぜひとも訪ねてみてください。
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(2023/11/29更新)
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