写真:野水 綾乃
地図を見る蔵王温泉バスターミナルからは歩いて15分ほど。温泉街の中心部から少し坂を登ったところに、ドイツの山小屋を思わせるホテルが見えてきます。
宿名は、ドイツ語で森(ヴァルト)と山(ベルク)の意味。その名の通り、蔵王連峰の山懐に抱かれるように立つホテルです。
外観こそ洋風ですが、客室がすべて和室だったり、館内の随所に女将手作りの小物が飾られていたり、ホテルと温泉旅館のもてなしが同居しているように感じられます。
写真:野水 綾乃
地図を見るめざす野天風呂「春夏秋湯」は、ホテルの館外にあります。玄関に用意されている脱衣カゴを持ち、看板を頼りに歩いていきます。道中、季節の野の花を眺めながら歩くのも楽しいもの。沢沿いに続く小路を歩いて約3分、野天風呂の小屋が見えてきます。
写真:野水 綾乃
地図を見る野天風呂には着替えるための小屋があるだけで、囲いがなく、周囲の緑が見渡すことができ、湯船のすぐ傍らを小川が流れます。男湯が手前、奥に写真の女湯があり、女湯には女性しか行けない造りになっていますのでご安心を。女湯からは遠くに山も見え、大自然に抱かれているような気分になります。
温泉は自家源泉で、この野天風呂のそばで湧いているそうです。泉質は強酸性の硫黄泉。湯の花がたっぷりと混じり合った濃厚な湯は、ととてもまろやかな感触です。殺菌力が高く、皮膚病に効果があるほか、肌を白く滑らかにするため、「美人づくりの湯」とも呼ばれています。
写真:野水 綾乃
地図を見る館内の男女別大浴場にも露天風呂「木風」があります。すっくと伸びたカラマツの木立に囲まれていて、その名の通り、木々の緑を抜ける風が心地よい湯です。こちらは通年入浴できるので、冬は雪見風呂も楽しめます。
野天風呂「春夏秋湯」の入浴可能期間はその年によって異なりますので、memoの公式ホームページで確認してから訪れてください。例年5月初旬〜10月中旬ですが、2023年は4月下旬より開湯しています。
さらに館内には予約制の貸切風呂があり、日帰りでも入浴が可能です。少し狭めながら、ふたりで外の景色を眺めながら入るにはちょうどよい広さ。このように、ひとつのホテルで湯めぐりが堪能できるほど、お風呂が充実しています。
新緑、紅葉、雪景色と、四季でさまざまな表情を見せる蔵王の大自然を楽しみに訪れてみてはいかがでしょう。
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(2024/10/11更新)
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