写真:カカミ ユカ
地図を見る観光列車「ながら」でまず印象的なのが、落ち着いたロイヤルレッドの車両色!沿線に広がる山々の“緑”と、長良川の“青”、また雪景色の“白”など、岐阜の自然との調和が最も良い色を採用したのだとか。景色に映える車両が走っているととても目立つので、地元の方も気づいてこちらに手を振ってくれます。
2016年4月27日より運行開始した「ながら」は、美濃太田駅から郡上八幡駅間をおよそ1時間40分で結び、金・土・休祝日を中心に1日1往復しています。
車両は2両編成で、1両目は「森号」と名付けられた、食事なしのビュープラン専用車両。2両目は「鮎号」といい、食事が楽しめる食堂車になっています。
沿線の絶景を走る観光列車なので、通常列車よりゆっくり走るのも特徴。景色を楽しめるポイントでは、停車したり、遅めのスピードで走ったり、といった乗客を楽しませるサービスもあるんです。
写真:カカミ ユカ
地図を見る列車内装は木目調に統一されており、とってもオシャレ!窓枠と食堂車「鮎号」のテーブルに県産品のヒノキが使用されているんです。また、各車両に設置されたカウンターには美濃加茂産アベマキが使用されており、「森号」のカウンターでは「ながら」のオリジナルグッズやお土産などが販売されています。
車体や車両デザインで随所に施されている「長良川」や「鮎」という文字を使ったロゴも水戸岡氏が観光列車「ながら」のために作ったもの。列車のシンボルマークなので、乗車した際は撮影して残しておくのもオススメです!
写真:カカミ ユカ
地図を見る内装で注目すべきポイントの一つは、全座席のシートが色や柄などが微妙に違うところ!こちらも、一つひとつが、水戸岡氏デザインの柄。ビュープランの「森号」には座席指定がないため、お気に入りのシート柄の席を見つけて座るのも楽しいかも!?
内装は、天井にまで描かれたロゴマークや、水戸岡氏が描いたイラストキャンバス、車両4ヶ所にある郡上藍染の暖簾など、細部にまで装飾が施されているので、どんな工夫が凝らされているのか、見て回るだけでも飽きません。
そして、外を見れば、長良川のとってもキレイなエメラルドブルーの清流と美しい山々の景色が広がっています。オシャレな内装から眺める雄大な自然の景色が絶妙なマッチングで、思い思いの楽しい移動時間を過ごすことができます!
写真:カカミ ユカ
地図を見る2両目「鮎号」は食堂車になっており、ランチやスイーツを頂きながら車窓を楽しむことが出来ます。
ランチプランは、美濃太田から郡上八幡に向かう下り列車と、その逆で郡上八幡から美濃太田への上り列車の2パターンあります。
スイーツプランは、金曜日の郡上八幡から美濃太田に向かう上り列車のみの登場。
食堂車のお値段は、乗車券込みでランチプランが12,000円、スイーツプランが5,000円(16年4月27日時点)。お食事は、約1時間40分掛けてゆっくりと頂くことができます。
テーブルにセットされたランチョンマットやグラスにも、「ながら」のロゴマークが施されており、細かなところまで食事を楽しむ工夫が成されているので、席に着いた瞬間からテンションが上がります!
出発駅によりランチの内容も異なるのがお楽しみですが、美濃太田発のランチプランでは、「シティホテル美濃加茂」が料理を手掛けます。和食、洋食、それぞれに経験豊かな料理長を要するホテルの総料理長、渡辺一史氏が手掛けた奥美濃古地鶏や飛騨牛などを使った14種類の創作料理「濃姫の玉手箱」が目玉料理。
郡上八幡駅発のランチプランでは、郡上市八幡町のイタリアンレストラン「リストランテ雀の庵」の小口明広オーナーシェフによる奥美濃地域のジビエや地場野菜などを使った特別料理が振る舞われます。
また、金曜日の郡上八幡発列車のみ実施されるスイーツプランでは、郡上八幡の街中にある和洋菓子店「中庄」がアフタヌーンティーをイメージしたプランを用意し、鮎菓子をはじめとする和菓子と洋菓子がセットになったスイーツ盛りを楽しむことができます。
いずれのお料理も、地元の食材を生かした滋味豊かなものばかり。車窓に広がる絶景を見ながらいただくお料理は贅沢この上なしです!
郡上方面へ観光へ行くとき、これまでは岐阜や名古屋方面から高速道路を使って一気に行ってしまうパターンが多かったと思いますが、今回の観光列車「ながら」の誕生によって、列車の旅を検討してみたくなったのでは?
車よりもやや長い片道2時間の移動にはなりますが、車窓の眺めや車内の美術装丁品を楽しんだり、おいしい地元の料理に舌鼓を打ったり…、移動そのものがとっても楽しいので、あっという間に到着してしまいます!
車内にはアテンダント4人が乗車し、関市の刃物、美濃市の「うだつの上がる町並み」、郡上市の郡上おどりや郡上八幡城といった見どころを紹介してもらえます。アテンダントとの会話を楽しみながら、普段、一気に通り過ぎるだけでは見逃してしまっていた沿線の風景を改めてゆっくり眺めると、また新たな角度からその地域の魅力が発見できるハズ。
新たに誕生した観光列車「ながら」。ぜひ一度乗車してみてはいかがでしょうか?
【※この記事は 岐阜県 とのタイアップです。】
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(2023/12/7更新)
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