プーケットに並ぶ人気ビーチリゾートのサムイ島。タイ湾に浮かぶサムイ島から北へ約60キロメートルにある小さな島が「タオ島」です。
タオ島は、晴天日が年間300日にもおよぶと言われるほど天気が良く、トリップアドバイザーの「アジアのベストアイランド」で何度も1位に選ばれています。透明度バツグンの海。タオ島は世界中のダイバーたちからジンベエザメに会えるポイントとして知られます。
タオ島の西500メートルほどのところに浮かぶ「ナンユアン島」(Koh Nang Yuan)は絶景ポイント。3つの小島が、ひとつの白いビーチでつながったナンユアン島は奇跡のような美しさ。砂浜は純白に光り輝き、“透明に近いブルー”よりも透き通った海が青く深く広がっています。
写真:沢木 慎太郎
地図を見るタオ島およびナンユアン島への行き方は、サムイ島発のシュノーケリングツアーやアイランドホッピングツアーに参加するのが最も簡単でお手軽な方法。しかし、サムイ島からタオ&ナンユアン島へのオプショナルツアーは約1万円(約3000バーツ)と高く、滞在時間も2時間程度なのでゆっくり過ごすことができません。
そこで、サムイ島からタオ島まで高速船(約120分、600バーツ)で行き、タオ島のメー・ハート湾の桟橋から船(約20分、往復料金300バーツ)でナンユアン島に渡る方が安く行くことができます。タオ島やナンユアン島内のホテルに宿泊して、秘境ビーチをのんびり楽しむのがおすすめ。
写真:沢木 慎太郎
地図を見るタオ島からナンユアン島へは定期船があるほか、ロングテールボートでアクセスすることができます。爽やかな海風を感じながらナンユアン島へ。船の入港が許されるのは17時ごろまでなので、帰りの船に乗り遅れないようにしましょう。写真はナンユアン島の桟橋。海の透明度が高く、エメラルドグリーンに光り輝いています。
写真:沢木 慎太郎
地図を見るナンユアン島は、タイの国立公園に指定。上陸するためには100バーツが必要です。閉ざされた湾内は水深が浅く、独自の生態系を生み出し、色とりどりの美しい熱帯魚が海面からも見ることができます。素晴らしい海の楽園です。
まっ白な砂浜。エメラルドに光り輝く透き通った海。水深が浅いので、シュノーケリングだけでなく、子どもやご年配の方まで波打ち際でゆっくり楽しむことができます。ナンユアン島では素朴なレストランやバー、マッサージも。ビーチチェアーもレンタルできます。
写真:沢木 慎太郎
地図を見るナンユアン島は環境保護のため、缶やペットボトルの持ち込みは禁止。シュノーケリングの時にもフィンの使用が禁止されています。ビーチから数十メートル離れたところには、テーブル珊瑚が群生。イソギンチャクが生い茂り、ハナビラクマノミの群れが数千〜1万匹ほどの規模で生息しています。
写真:沢木 慎太郎
地図を見るナンユアン島は、3つの島をすべて含めても周囲が約3キロという小島。一番南側に位置する小島の頂上はビューポイント。砂浜から15分ほどで登ることができ、観光客たちは水着姿で訪れています。
写真:沢木 慎太郎
地図を見る山頂の巨大な岩から眺めるナンユアン島の風景。ブルーサファイアのように美しい海が広がっています。3つの島を結ぶ純白のビーチが海の青やヤシの緑を引き立て、アジアで一番美しい絶景の海を見ることができます。
どこまでも果てしなく続く空と海の青。カラフルな熱帯魚とサンゴ礁に囲まれた楽園。
タイの人気リゾートといえばプーケット島、サムイ島、サメット島が有名ですが、ナンユアン島も手つかずの自然が多く残り、サムイ諸島で一番美しいビーチを楽しむことができる穴場の観光スポット。ダイビングツアーやシュノーケリングツアーだけでなく、のんびりとしたビーチリゾートを楽しみたい方にもおすすめの秘島です。
タオ島は、ダイビングスクールやダイビングショップが多く、ダイビング初心者でもすぐに潜れるオープン・ウォーターという3日間のダイビングコースがあります。2〜3万円前後の格安料金でCカード(Certification Card:ダイビングライセンス)が発行され、一定条件を満たせば監督者なしでダイビングができるようになります。
費用を安く抑えて、ダイビングのライセンスを取得したい方にもタオ島はおすすめ。日本人スタッフが常住するスクールもあり、女性観光客にも人気があります。タオ島の海は穏やかで、ダイビング初心者にもおすすめ。運が良ければ、講習中にジンベエザメに出会えることも。
ダイビング・シュノーケリングのベストシーズンは2月上旬〜10月下旬。タイで暑期にあたる3月〜5月は特に海の透明度が高く、透き通った綺麗な海を楽しむことができます。
タオ島では11月〜1月が雨季で波が荒れることもありますが、一年を通して天気が比較的に安定し、悪天候でなければダイビングはできます。ちなみにジンベエザメが目撃できるベストシーズンは3月〜5月、8月〜11月。
春休みやGW、夏休み、お盆、SW、年末年始と、タオ島&ナンユアン島の観光ツアーを楽しまれてみてはいかがでしょうか?
タオ島周辺は、普通は2度ある潮の満ち引きがほぼ1日という不思議な現象(日周潮汐)が起こり、地球上で非常に珍しい海域。海が穏やかで天敵が少なく、魚影が濃いうえ、ダイバーが近づいても人を恐れないことが特徴です。
「チュンポンピナクル」はジンベエザメに出会えるダイビングスポット。一方、タオ島とパンガン島(パガン島)の間にあるセイルロックもジンベエザメの出現が高いポイントです。「サウスウェストピナクル」はイソギンチャクの群生が広がり、ハイシーズン時には数万の魚の群れに遭遇することも。「ツインズ」はハゼが見られる癒しのポイントです。
ナンユアン島には、ホテルが一軒だけあり、島内で宿泊することができます。「ナンユアン アイランド ダイブ リゾート」(Nangyuan Island Dive Resort)は、素朴なバンガロー風のホテル。周囲から隔絶された絶景の島で、心地よい波の音に揺られながら眠るのはヒーリング効果があり、心からリラックスできます。
<基本情報>
住所:46 Moo 1 Nangyuan Island T. Koh Tao
電話番号:+66-8-1958-1766
アクセス:タオ島メー・ハート湾から船で約20分
写真:沢木 慎太郎
地図を見るナンユアン島に泊まらなくても、ボートでタオ島に戻ればゲストハウスや格安バンガロー、高級ホテルまで多くのホテルがそろっています。ナンユアン島のビーチで遊び、タオ島に戻ると、ちょうど夕日が美しい時間帯。タオ島で夕陽を見つめるのなら、サイリー・ビーチがおすすめです。浜辺でファイヤーショーが繰り広げられるなか、神秘的なマジックアワーを楽しみましょう。
<基本情報>
住所:Sairee Beach,Koh Tao
アクセス:タオ島メー・ハート湾からタクシーで約10分
写真:沢木 慎太郎
地図を見る透明なブルーサファイアの海は美しく、自然に笑みがこぼれてしまうナンユアン島。最終の船が出港した17時以降は、宿泊者だけのプライベートビーチになります。そっと肌に感じられる夕暮れの気配。足もとに寄せては返す、透明な波。ほとんど誰もいないビーチは、カップルやハネムーナーにおすすめです。
タオ島への行き方は、サムイ島から高速船(約120分、600バーツ)を利用。さらにナンユアン島へのアクセスはタオ島のメー・ハート湾の桟橋から船(約20分、往復料金300バーツ)。
※バンコクからサムイ島へのアクセス・行き方は、バンコクエアウェイズが1日10便以上運航(所要時間約1時間20分)
ナンユアン島やタオ島を含むサムイ諸島では、ベストシーズンが2月〜6月(晴天が続き、波が穏やか)、セカンドベストシーズンが7月〜9月(夕方に小一時間ほどスコールが降る程度で、モンスーンの影響はほとんどありません)、10月〜1月はスコールと強風モンスーンの頻度が高く、不安定な天候が続くことも。
シュノーケルなどの観光ツアーについてはタオ島のメー・ハート湾やサイリー・ビーチの
ツアーデスク(旅行代理店)や中級以上のホテルですぐに申し込むことができます。
なお、サムイ諸島の観光ポイントやベストシーズンの情報などについては、タイ国政府観光庁のホームページとともに、別途記事にまとめていますので、ご興味のある方は関連MEMOに貼り付けたリンクからのぞいてみて下さい。
2018年9月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2025/1/20更新)
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