写真:かのえ かな
地図を見る砥部焼(とべやき)とは、愛媛県伊予郡砥部町で作られる、230年以上の伝統を持つ陶磁器です。主原料は砥部町で採れる上尾(うえび)陶石。食器だけでなく花器なども作られ、愛媛県の無形文化財にも指定されています。
写真:かのえ かな
地図を見る砥部町の約80の窯元で作られていますが、いずれも飽きがこないデザインと丈夫さが特徴です。また、若い職人が数多く活躍していることでも知られ、幅広い年代の感性が響き合う、そんな芸術性の高さも感じられます。
写真:かのえ かな
地図を見るそんな砥部焼から、2014年に生まれた新ブランドが「白青」です。砥部町出身の建築家・ディレクターの岡部修三氏を中心に編み出され、千山釜をはじめとした複数の窯元によって作られています。
そのデザインは、モダンと伝統が混ざり合ったオリジナリティーの高さが特徴。どんな料理にも合わせやすいので、和食器ファンにはたまりません。さまざまなシーンで使えるよう、サイズも幅広く用意されています。ちなみに写真は、人気のお茶碗・くらわんか椀です。
写真:かのえ かな
地図を見るほかにも写真の蕎麦猪口や、平皿、鉢、湯呑、箸置きがあります。
写真:かのえ かな
地図を見る白青には、それぞれの商品に縞柄(太・細)と絵柄(うめ・ひばり・まだい・どんぐり)全6種類の模様が用意されています。
絵柄はすべて、砥部町や愛媛県にまつわるものです。例えば砥部町の花である「梅」や愛媛の名産「鯛」など。今後デザインが増えていく可能性も・・・。陶器でありながら重さを感じさせない工夫もされており、世代・性別問わず愛用できるのも嬉しいですね。
写真:かのえ かな
地図を見る白青で特に注目したいのが、砥部焼の中でも極めて鮮やかな色彩です。一瞬で目を奪われる深い青色は、呉須(ごす)というコバルトブルーを主成分とした藍色の顔料で作られています。
呉須の配合は、白青を作る窯元によっても異なります。つまり、ひとつひとつの白青が世界にひとつだけの作品と言うことです。
まだい模様の平皿を重ねるとき、あえて模様の位置をずらせば、深海を漂う魚のようで幻想的になるというのが白青の方のおすすめです。
写真:かのえ かな
地図を見る絵付けは、ろくろを回しながらひと筆で塗る「呉須巻き」という手法で行われます。手作りだからこその塗りムラが、白青に味と深みを与えます。
写真:かのえ かな
地図を見る砥部町にある「砥部焼観光センター・炎の里」では、その様子を見学することが可能です。白青だけでなく、さまざまな砥部焼を見ることができます。
写真:かのえ かな
地図を見る機械による製造が増えつつある和食器において、砥部焼は今なお、製造工程のほとんどが手作りによって行われています。
写真:かのえ かな
地図を見るろくろを回す“成形”や細やかな職人技が光る“仕上げ・絵付け”など、あらゆる製造工程が見られるほか、作成途中の白青の姿を見ることができます。ひとつひとつ丁寧に作られる姿を見ると、より一層、和食器に対する愛情が高まりますよ。
<砥部焼観光センター・炎の里の基本情報>
住所:愛媛県伊予郡砥部町千足359
電話番号:089-962-2070
営業時間:8:30〜18:00
アクセス:松山自動車道松山ICから約13分、JR松山駅方面から車で約30分
写真:かのえ かな
地図を見る白青は「砥部焼観光センター・炎の里」のほか、道後温泉商店街の「伊織 道後湯之町店」で買うことができます。愛媛の主要観光地である、松山・道後エリアでも買えるのは嬉しいですね。お店は道後温泉本館そばです!
写真:かのえ かな
地図を見るこのほか、白青はギフトショーなどにもたびたび出店していますので、随時公式サイトをチェックしておきましょう。
<伊織 道後湯之町店の基本情報>
住所:愛媛県松山市道後湯之町20-21
電話番号:089-913-8122
営業時間:9:00〜21:30
アクセス:道後温泉駅から徒歩約3分、道後温泉本館から徒歩1分
和食器が使えるのは、和食だけではありません。サラダボールにしたり、エスニック料理にも合います。旅先で見つけた逸品が日常生活に彩りを添えてくれると、旅の思い出がよみがえり、気持ちがより一層明るくなります。
白青はそんな楽しさを届けてくれる、愛媛みやげの新定番です。ぜひ足を運んで、唯一無二の白青から、あなただけの白青を見つけてくださいね。
2020年1月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/12/12更新)
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