龍神、古墳、不思議なマーク。三重県・答志島をめぐる旅

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龍神、古墳、不思議なマーク。三重県・答志島をめぐる旅

龍神、古墳、不思議なマーク。三重県・答志島をめぐる旅

更新日:2016/04/18 18:07

やまざき にんふぇあのプロフィール写真 やまざき にんふぇあ 一人旅ブロガー

三重県・鳥羽水族館から12分ほど離れたところに、鳥羽マリンターミナルがあります。ここから定期船で30分のところに答志島(とうしじま)という島があるのをご存知でしょうか。
周囲30キロ弱、人口2500人強と伊勢湾では最大規模ながら、一定年齢に達した男子数名を預かり世話をする「寝屋子制度」という風習が残るなど、離島特有の雰囲気を今でも漂わせています。今回はそんな答志島の魅力をたっぷり紹介します。

集落にあふれる不思議なマークの正体は?

集落にあふれる不思議なマークの正体は?

写真:やまざき にんふぇあ

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答志島へ上陸したら、まずは迷路のような集落を散策してみましょう。せまく複雑に入り組んでいる道を歩いていると、時々不思議なマークに出会います。

丸の中に八が書かれているこのマーク、実は島で愛されている八幡神社にあやかって、悪いものを追い払ったり大漁を祈願するためのおまじないなのです。年に一度神社で行われる祭り(男たちが神聖な墨を奪い合うダイナミックな祭り)に使用した墨を持ち帰って、家や船に書いています。島のいたるところにあるので探してみましょう。

島の守護神が祀られる八幡神社

島の守護神が祀られる八幡神社

写真:やまざき にんふぇあ

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日本全国に存在する八幡神社。ここ答志島では島の守護神として祀られており、「八幡さん」の愛称で親しまれています。境内は白い石がしきつめられ、ゴミ一つ落ちていません。いかに「八幡さん」が島の方々から愛されているか分かります。

この島におとずれた際には、ぜひ旅の安全を願って「八幡さん」にご挨拶にうかがいましょう。

島の方々から愛される「龍神さん」とは

島の方々から愛される「龍神さん」とは

写真:やまざき にんふぇあ

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島の方々から愛されているのは「八幡さん」だけではありません。美多羅志神社には子宝の神「美多羅志神」を祀っており、夫婦でアワビを奉納すると、目のきれいな子どもが生まれると言われています。

ですが、注目していただきたいのは「美多羅志神」ではありません。この神社は神功皇后(応神天皇の母にあたる方)にゆかりがあるとされているのですが、彼女が信仰する海の神「龍神」によく似た木が氏子さんにより発見され、祀られています。見れば見るほど眼光鋭い龍そっくりの、何とも不思議なスポットです。

2つの古墳が残る岩屋山

2つの古墳が残る岩屋山

写真:やまざき にんふぇあ

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島には、岩屋山という標高80メートルの小さな山があります。一見何の変哲もない小山ですが、2つの古墳が残されており自由に見学できるのです。急こう配の少し過酷な山ですが、がんばって登りましょう。

標高28メートルのところには、蟹穴古墳が残っています。横穴式で、残念ながら上半分を消失していますが、壁の一部が残っており当時の規模をうかがい知ることができます。この古墳からは7世紀ごろに作られたとされる瓶が出土しており、現在は重要文化財として東京国立博物館に保存されています。

山頂まで登ると、そこには岩屋山古墳があります。直径22メートル、高さ2.5メートルの円墳で、ほぼ完全な形で残っています。中に入れるようにロープがたらされていますが、あくまでお墓なので、ここに埋葬されていた方に敬意を持って見学するようにしましょう。

海女さんが営む「ロンク食堂」

海女さんが営む「ロンク食堂」

写真:やまざき にんふぇあ

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あまり観光地化されていない離島に行くと悩みどころなのが食事。食べるところで悩むのは答志島も例外ではありません。そこで今回は観光客が気軽に入れる食堂を1つ紹介します。

お昼前になると、迷路のような住宅街の中に、赤い提灯とのれんをかかげた小さな店が開店します。店の名前はロンク食堂。せまい店内には大きなテーブルがどんとおかれており、席はそこだけです。ここでは島で取れた魚を中心とした家庭的な料理が味わえます。地元の方からも人気の高い店ですが、不定休の上にお昼時しか開いていないので、心配な人は事前に電話してみましょう。

終わりに

この島にはまだまだ見るべき場所がたくさんあります。平安時代の仏像を祀る潮音寺、織田信長や豊臣秀吉に仕え海賊大名の異名を誇ったものの関ヶ原の戦いのあと逃亡して答志島で自刃した九鬼嘉隆の首塚と胴塚など、あげていけばきりがありません。

鳥羽水族館や伊勢神宮へ観光にきた際には、魅力がいっぱいの答志島までぜひ足をのばしてみてください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2013/02/03 訪問

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