写真:花村 桂子
地図を見る沖縄随一の透明な海域、慶良間諸島「阿嘉島(あかじま)」。手つかずの自然のままの島だから、生活排水で汚されない海はとても美しいのです。豊かな珊瑚礁が息づく島の砂浜は、コーラルサンド。珊瑚の粒は普通の砂より大きいので、波にあおられても濁ることがありません。慶良間ブルーの海は透明度抜群!
阿嘉島へのアクセスは、那覇市泊港から高速船で50分。小さな島なので、2大シュノーケリングポイント「ニシバマ(北浜)ビーチ」と「阿嘉ビーチ」を、日帰りではしごできちゃいます。船の予約は、座間味村公式ホームページや電話で2か月前からスタート。夏休み時期や連休は混みあうので、どうぞお早めに。
写真:花村 桂子
地図を見る阿嘉港のすぐ隣、通称「阿嘉ビーチ」はウミガメに出会える湾。陸から見ると、テトラポットが並ぶ殺風景な場所ですが、流れが穏やかであたたかい湾にはプランクトンがいっぱい。豊かな珊瑚礁の森が育ち、まるで熱帯魚の楽園のようです。太いぎざぎざの枝を伸ばした珊瑚の向こうでのんびり泳ぐ大きなブダイ、広いテーブルサンゴの上で、きらきら輝く青いデバスズメダイの群れ、優雅にゆらめくチョウチョウウオ。そしてウミガメは、岩場でゆったりお食事中……ずっとここで見ていたい!
阿嘉ビーチは海水浴場ではないので、施設や監視員などはありません。遊泳は自己責任で。貴重品や大きな荷物は、阿嘉港旅客待合所に預けて来るといいでしょう。
写真:花村 桂子
地図を見る慶良間諸島国立公園「ニシバマ(北浜)ビーチ」の展望台から見えるのは、真っ白いコーラルサンドのビーチと青い空、そして、もっと青い海だけ!手つかずの自然が残るビーチは、まるで無人島のようです。聞こえるのはざぱーん、ざぱーんと打ち寄せる波の音と、沖を通るボートのエンジン音だけ。静かな浜で寝転ぶと、暖かい砂は心地よいベッドに早変わり。最高の夏休みを実感できるニシバマビーチは、海の中もすごいんです。
波打ち際で迎えてくれる白地に黒いシマシマのロクセンスズメダイ。波のすぐ下でキラキラ輝く、口先のとがったヤガラの群れ。果敢にイソギンチャクから出て、ひとり旅するクマノミも。抜群に透明な海は、とっても明るくてストレスフリー。慶良間ブルーの透明な水に身を任せていると、日頃の疲れや憂さが流れ去っていくようです。干満の差が激しく、流れが急なところがあるので、監視員の指示に従って楽しんでくださいね。
阿嘉港からニシバマビーチまでは約2km。途中の山道では、天然記念物ケラマジカや、パイナップルみたいなアダンの実を見られるかも。歩いて行ける距離ですが、途中にお店や自動販売機はありません。飲料水などは、港で入手しておくといいでしょう。ビーチには、お弁当屋やカフェ、ビーチグッズのレンタルショップ、シャワー設備もあるのでご安心を。
写真:花村 桂子
地図を見る日帰りで遊び足りないあなたは、ぜひ島泊して座間味島へ。村内航路「みつしま」が一日4往復。ほんの15分で到着です。
座間味港から渡し船で5分〜10分。ニシバマビーチ沖にある無人島、「安慶名敷島(あげなしくじま)」「嘉比島(がひじま)」「阿室島(あむろじま)」は、珊瑚が豊かで魚影の濃いシュノーケリングポイント。ホンモノの無人島で、プライベートビーチ気分を味わえちゃう。
シュノーケリング専門の「ボートツアー」。慶良間の海を知り尽くした、船長ご自慢のポイントはやっぱりスゴイ!6月から9月の大潮の日には、マンタに会えるかもしれません。ボートから飛び込むと、前も下も振り返っても青一色。魚1ぴき泳いでいない、ただ青い水の向こうからゆったりと、マンタが姿を現す…!かどうかは運次第です。運が良ければ、おとなが両手を広げるよりもずっと大きいマンタと会えることも。ワームホールみたいに白い筋のある口をいっぱいに広げて、悠々と泳くマンタの尻尾はびっくりするほど長いんです。あなたも、どうぞ出会えますように!シュノーケリングツアーや渡し船情報は、座間味村観光協会でご確認くださいませ。
那覇から日帰りOK!シュノーケリング愛好者に超オススメ慶良間諸島「阿嘉島」。夜、那覇行きの飛行機に乗ったら、翌朝には慶良間ブルーの海にエントリー!珊瑚礁と熱帯魚の楽園で、命の洗濯しませんか?
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(2023/12/1更新)
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