写真:Nami Kita
地図を見るエジプトといえば一番に訪れたいのは、やはりエジプトを象徴する「ギザの3大ピラミッド」。それぞれメンカウラー王、カフラー王、クフ王が埋葬されたピラミッドから成りますがその並びがオリオン座の中の3つの星と配置が同じであるといった説があり、世界で最もミステリアスな建造物です。
カイロ市中心部からも市内バスが走り、比較的簡単にアクセスできるようになりましたが、現在では隣接するスフィンクスの正面にケンタッキーやピザハットが建ち不思議な光景を作りだしています。
ピラミッドのまわりには沢山のラクダ引きが観光客を待ち構えています。うかつに近寄るとしつこく勧誘されるので注意が必要。とはいえ、なかなかできない経験なので値段交渉をきちんとして体験してみるのもよい思い出となるでしょう。
想像よりもラクダの背は高く、速度も速いためスリル満点。色とりどりの衣装に包まれたラクダにまたがりピラミッドを眺めれば、アラビアンナイトの世界に浸れること間違いなしです。
同様に、「ワンダラー、ワンダラー(1ドル)」としつこい物売りも観光客を待ち構えていますが、実際はそれ以上の値段のことが多いのでご注意を。
スーダンとの国境近くのアブシンベル神殿は、この地をこよなく愛したファラオ「ラムセス2世」によって建てられた巨大な岩窟神殿です。高さ21メートルにも及ぶ4体のラムセス像が並ぶ特徴的な外観は、誰もが一度は目にしたことがあるはず。
大神殿と小神殿から成り、大神殿では太陽神ラーをはじめとした神々を、小神殿ではハトホル女神とラムセス2世の第一王妃ネフェルタリが祀られています。
1960年ユネスコによる国際的な援助がなければ今頃はダムの底に沈んでいた、世界を代表する貴重な世界遺産です。ラムセス2世の誕生日と即位した日を記念して年に2回、神殿の奥の像に光が当たるように計算され建てられていたころからも当時の王の偉大さと建築技術を知ることができます。
保護のために1036のブロックに切断され移動をした経緯から、現在光があたる日にちは残念ながらずれてしまったそうです。
写真:Nami Kita
地図を見るエジプトというと、砂漠のイメージが先行しますが「エジプトはナイルの賜物」という言葉がある通り、川の恵みをふんだんに受けて発展してきました。
「ファルーカ」という白い帆かけ船は青いナイル川に浮かび美しい情景を作り出すシンボル的存在。観光用にチャーターやツアーなども販売されており、船の上では伝統の音楽やダンスを楽しむことができるなど観光客に人気です。小さな船のため360度回りを見渡すことができ、ナイル川沿いの人々の暮らしをのぞきみることができるため貴重な体験となることでしょう。
夜はビュッフェスタイルのディナーを楽しむことができる豪華客船でのクルージングが人気。大型の船なので揺れも少なく、ゆったりエジプトの夜を楽しむことができます。ベリーダンスなどのショーも開催され、観光客も参加型の楽しい時間を過ごすことができます。
写真:Nami Kita
地図を見る「ハン・ハリーリスーク」は地元客と観光客が入り混じる巨大ショッピングエリアです。14世紀後半からという長い歴史があり、ガラベイヤ(民族衣装)やエスニックな小物、スパイスなどなんでも揃います。魔法のランプのようなアラビアンムード溢れる置物やヤシの木などをかたどった香水瓶などが人気。旅の記念品やお土産探しに最適です。
おなじような店が沢山立ち並んでいるので迷子にはご用心。買い物に夢中になり同行者とはぐれてしまうと、観光警察のお世話に、といったことになり得ます。
ゆっくり買い物を楽しみたいのであれば時間を決めて待ち合わせをするのがオススメ。街中のカフェではエジプトならではのシーシャ(水たばこ)を気軽にトライすることができます。イチゴ味やミント味など普段たばこを吸わない人でも抵抗なくチャレンジできるフレーバーが豊富。ポコポコという水の音に、旅の疲れも癒されることでしょう。
写真:Nami Kita
地図を見る他にもエジプト考古学博物館はカイロ観光で外せない場所。誰もが知るツタンカーメンの黄金のマスクや何千年も前の本物のミイラなどが保管されていますが、じっくり見ると1か月はかかると言われるほど。
エジプトは、主に世界遺産や歴史を目的に訪れる観光客が多いですが、世界のダイバーが集まるダイビングポイント「シャルム・エル・シェイク」はエジプトのイメージを覆すような静かなビーチ・リゾート。ヨーロッパ方面からの観光客はここをメインに訪れることもあるそうです。
エジプト国内には見どころが沢山ありますが、そのすべてを個人ツアーでめぐるのは至難の技。普段は自由旅行を楽しんでいるという人も、ここでは歴史や地理に詳しいプロの現地ガイドなどがついているツアーに参加するのがオススメです。
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(2025/2/11更新)
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