写真:乾口 達司
地図を見る「うだ・アニマルパーク」は、その名のとおり、奈良県東部に広がる宇陀市に位置しています。その起源は、1940年に開設された奈良県種畜場にはじまります。その後、幾度かの変遷を経て、2001年には奈良県畜産技術センターに名称が変更され、御杖村にみつえ高原牧場がオープン。施設の一部移転にともなう敷地の有効活用などを目的として、2008年4月、当地に「うだ・アニマルパーク」が開園しました。
開園時間は午前9時から午後5時で、年末年始を除けば、休園日は毎週月曜日(ただし、月曜日が休日の場合は翌平日)のみ。しかも、有り難いことに入園料は無料!それだけに休日ともなると、多くの家族連れで賑わいます。写真は園内の様子を撮影したものですが、この写真を見れば、牧歌的な世界を満喫しようと多くの人がやって来るのも頷けますよね。
写真:乾口 達司
地図を見る「うだ・アニマルパーク」の最大の魅力は、さまざまな場面で動物とじかに触れ合えること。たとえば、ふれあい広場の一角にある「やぎ・羊舎」では、直接、やぎや羊にエサをやることが出来ます(無料)。
ご覧のように、職員から手渡された藁を柵越しに与えると、やぎや羊は口を小刻みに動かしてあっという間に藁を食べてしまいます。え?もう終わり?あっという間の出来事に、エサを与えた方はさぞ残念がることでしょう。しかし、ご安心あれ。エサやりの回数に制限はないので、所望をすれば、いくらでも藁をいただけます。特に子どもたちは大喜びで何度もエサやりを繰り返すはず。こんな機会でもなければ、動物にエサをやる機会など滅多にないでしょうから、飽きて止めるまでは子どもたちの貴重なエサやり体験を見守ってあげて下さい。
写真:乾口 達司
地図を見るやぎ・羊舎では、「やぎの橋わたり」と呼ばれる珍しいイベントも定期的にもよおされています。ご覧のように、やぎ・羊舎と放牧スペースとをつなぐ高い橋の上をやぎの一群が一列に行進していきますが、その俊敏なこと!「やぎの橋わたり」は1日4回おこなわれるため、開催時間を確認の上、ぜひ、ご覧下さい。
写真:乾口 達司
地図を見る園内にはポニーも飼育されており、事前に園内の動物学習館で申し込んでおくと、ポニーの乗馬体験に参加することが出来ます(定員あり)。
乗馬対象は、体重が50キロ以下の3歳児から小学6年生。ポニーの背中にまたがり、飼育員にひいてもらってパドックを1周します。ポニーは大小2頭で、どちらに乗るか、申し込みの際に選択することも出来るので、係員に相談してみましょう。
ほかにも、牛の乳しぼり体験やバター作り体験など、日によってさまざまなイベントがもよおされているため、事前にホームページなどで調べてからお出掛けになることをお勧めします(一部有料のイベントもあり)。
写真:乾口 達司
地図を見る「うだ・アニマルパーク」は奈良県畜産技術センターの一施設であるため、奈良県ゆかりの畜産も多数飼育されています。写真は小動物舎で飼育されている大和肉鶏。大和肉鶏は奈良県のオリジナルブランドで、近頃は大和肉鶏を使った料理も県内各所でいただくことが出来ます。しかし、大和肉鶏の生きて活動する姿を見る機会など滅多にないはず。さすがは県畜産技術センターの一施設だけのことはありますね。
「うだ・アニマルパーク」の魅了、ご理解いただけたでしょうか。ほかにも、子ども向けの遊具や宇陀市周辺を見渡せる展望台などが点在しており、一日、滞在していても飽きることはないはず。神社仏閣めぐりや史跡探訪など、従来の奈良観光に飽きたら、ぜひ、「うだ・アニマルパーク」に足を運び、これまでにない新たな奈良の魅了に触れてみて下さい。
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(2025/2/11更新)
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