写真:car min
地図を見るナミビアの北部、エトシャ国立公園から約2時間程南に下ったところに「フィンガークリップ(Vingerklip)」という大きな石がそびえ立っています。
その近辺はプライベートファームで、その中の1600haの面積を『フィンガークリップ ロッジ(Vingreklip Lodge)』が所有しています。「フィンガークリップ」はそのファーム内に位置しています
この地域には通常は水が無く乾いた状態のウガブ川(Ugab)があり、稀に大雨が降った後には水が流れます。しかし数百年前、この川に豊富な水があった頃、水は高台を削り、渓谷を築きました。現在は乾いたウガブ川の周囲にテーブルマウンテンが連なり、この地は「ウガブ-テラス(Ugab-Terrace)」と呼ばれています。
そんな渓谷の静寂の中に『フィンガークリップ ロッジ』はオアシスのようにたたずんでいます。
写真:car min
地図を見る『フィンガークリップ ロッジ』は「ウガブ-テラス」を一望できる抜群の立地にあり、アフリカスタイルの快適なバンガローになっています。22部屋の内8部屋は家族向けにロフトのベッドルームも付いています。
それぞれの部屋にプライベートなバルコニーがあり、そこから朝日や、夕日を見ることができます。そこで目の前に広がる美しい景色を眺める至福の時は、忘れがたい体験になることでしょう。
渓谷にポツンと建っているからといって設備の心配をされるかもしれませんが、部屋にはシャワー、水洗トイレが完備され、ロッジの中には2つのスイミングプールもあるんです!
写真:car min
地図を見る旅先での食事は楽しみの一つです。『フィンガークリップ ロッジ』では地元の野菜やゲームミート(野生動物の肉)を使った伝統的なアフリカ料理が味わえます。
ここには2つのレストランがあり、是非訪れてみたいのは高さ25mのテーブルマウンテン上にある「イーグルズ ネスト(Eagles Nest)」=「鷲の巣」という名前のレストランです。
ロッジから約10分、岩場にかかる階段を上り、たどり着いた先から眺める景色は息をのむような美しさです。日暮れ前にレストランまで上り、夕日を眺めながらサンダウナーを楽しむのがスタッフのお勧めです。日が沈む頃にバーベキューグリルに火が入ると、ゲームミートをグリルする香りが食欲をそそることでしょう。
こちらは各日20人限定なので予約時に申し込むことをお勧めします。
また、オプション料金が必要ないのは嬉しいですね。
写真:car min
地図を見る『フィンガークリップ ロッジ』の名前の由来となる「フィンガークリップ(Vingerklip)」はロッジから歩いて30分程の距離にあります。この石はアフリカーンス語で「Vinger=指、Klip=石(石の指)」の名前の通り1本の指が天に向かっているような形をしています。
この岩は高さ約35m、周囲が約44mもあります。この奇妙な形は周囲のテーブルマウンテンと同じように大きかったものが、約3千万年前に流水や風などにより侵食されてできたと考えられています。
写真:car min
地図を見る小高い丘の上に立つ「フィンガークリップ」は岩自体を登ることは禁じられていますが、岩の足元の丘までは登ることができます。
ここから見る景色も素晴らしいので、時間をとって、頬に感じる風や時間とともに変化していく岩の影などを楽しんでくださいね。
しばし日本の喧騒やストレスを忘れ、のんびりできること間違いなしです!
ナミビアには、他にも同じような形をした岩が以前にはあったのですが、1988年に倒壊して、現在はこの「フィンガークリップ」がナミビアに唯一残る奇岩と言われています。
是非、この巨大な奇岩「フィンガークリップ」とテーブルマウンテンと平原が作る「ウガブ‐テラス」のハーモニーをお見逃しなく!
『フィンガークリップ ロッジ』には給油施設はありません。
近い町コリクサス(Khorixas)へは約30Km、オウチョ(Outjo)までは約70Km離れています。その間にはガソリンスタンドが無いので、必ず給油してドライブされることをお忘れなく。
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(2024/12/3更新)
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