写真:藤 華酉
地図を見るヨーロッパパークはドイツの西南部、フランスやスイスの国境に程近い場所にあります。ドイツ随一の広さを持つ園内には、ぞれぞれヨーロッパ13カ国をイメージした区画があり、異国情緒たっぷり。
一日だけではとても遊び足りない程の広い園内には、それぞれレベル1〜5まで分けられた、子供向け〜命知らずのスピード狂向けのジェットコースターが揃います。また、レベルの高いショーや、各国をイメージした手頃な値段のレストラン、イルミネーションなど、どの年代の方も楽しめるよう設計されているのがこのヨーロッパパークの特徴なのです。
こちらの記事では、そんなヨーロッパパークの中でも、ホットな季節に体験するにはピッタリの肝が冷えるレベル5級コースターをご紹介致します。
ヨーロッパパークの目玉の一つが、レベル5級ジェットコースターの「シルバースター」。遠くからでも見える高い高いレーンが特徴です。
メルセデスベンツが協賛していると言う事で、座席の座り心地は抜群。73メートルの高さから見る眺めは絶景、との事ですが…。
シルバースターに乗って景色を見ている余裕のある方はかなりの通。もうゴールしていいのでは!?まだ!?まだ続くのか!?と気絶したくなる程の乗車時間も特徴です。急降下が何度も続くシルバースター、「落ち系」のコースターが好きな方には堪らないでしょう。
メルセデスベンツが協賛していることもあり、安全性にも配慮が行き届いています。
写真:藤 華酉
地図を見るブルーファイアは、レーンが一回転しかしませんから、怖くないように見えるかも知れません。しかし、ヨーロッパパークでコースターの恐怖度を示すレベルは5。是非お乗り下さい。
ブルーファイアは足が浮くタイプのコースターです。特徴は、「振り回される」感覚。コースターがねじれており、常に振り回される・遠心力で投げ出されるような感覚があります。
この投げ出され感が大変な恐怖。ドイツ仕様のコースターはホールドがどことなく甘く感じるため、本当に外に投げ出されるのでは?死ぬのでは?という恐怖感があります。
実際には140cm以上であれば子供も乗れるコースターであり、安全です。
写真:藤 華酉
地図を見るすべてのレーンが木で作られた「ヴォーダン」は、遠目にも大変な迫力。精巧な美しい組木に、入園前からわくわくしてしまう人も少なくないのではないでしょうか。「ヴォーダン」はアイスランドをイメージしたエリアにあり、北欧神話めいた雰囲気がムードを盛り上げてくれます。
ですが、木目の美しさに感動していられるのも乗る前までです。
ひとたびトロッコに乗れば、ギシギシ…という不穏な音が気になって仕方がなくなるのではないでしょうか。木製のコースターだけに、木本来の軋み・揺れ・ガタツキが「ヴォーダン」のウリなのです。
木製と言えども、スピードや高さに妥協は無し。壊れるのでは?倒壊するのでは!?という恐怖を存分に味わって下さい。
驚きが欲しい。そんな方には「オイロミア」がオススメです。近代的なロシアエリアにある「オイロミア」の外見は、まるで高層ビル。内部のレーンは螺旋階段のようで、壁面に写る美しいイルミネーションを眺めながら、のんびり最上階まで上がって行きます。
「オイロミア」の特徴は、座席がティーカップのように円形で、2人ごとに分かれている事。コースターの速度が上がって来たなら、早速この特徴の意図が分かります。
この座席、回転するのです。
頂点まで上がってこれから急降下!というタイミングや、急カーブに備えた、最も回転して欲しくないタイミングで後ろ向きになります。まったく前の見えない急降下の恐怖の体感たるや、恐らく実際のスピード以上でしょう。回転のタイミングは座席によって異なるようですので、何度でも新鮮な恐怖を味わう事が出来るはずです。
国が変われば、恐怖のレベルも変わるもの。ドイツのジェットコースターは、落ちるタイミングや驚きの場所が日本とはどこか異なり、日本の遊園地は行き尽くした通にも新鮮な感動を与えてくれる筈です。
残念ながら冬季は休業してしまうジェットコースターですから、クーラーの無い西欧の暑い夏にうんざりするなら、是非ヨーロッパパークの観光を一日加えるのがオススメです。
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(2023/12/1更新)
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