「ロボコン」や「仮面ライダー」など数々の人気作品生み出したマンガ家・石ノ森章太郎氏は、中高生時代に映画を楽しんだ石巻を「第二の故郷」として愛していました。
石巻市ではマンガによる町おこしに取り組んでいて、市内のいたる所で石ノ森ワールドにふれることができます。
その要ともいえる「石ノ森萬画館」は石巻市の中心、北上川の河口近くの中瀬というエリアにあります。
中洲にぽっかりと浮かぶ建物は、石ノ森氏がスケッチした「未来の宇宙船」がモデルとなっています。
残念ながら石ノ森氏はミュージアム完成の前に亡くなられてしまいましたが、その意思を引き継いでオープン。2011年3月に発生した東日本大震災により津波の被害を受けましたが、試練を乗り越えた現在は、再び多くのお客さんで賑わう人気スポットです。
建物への入口は1階と2階の2ヵ所がありますが、正面玄関にあたる1階から入館するのがおすすめです。
正面玄関横には記念撮影にぴったりの大きなオブジェ、そして玄関上には毎時0分になると登場するマンガ仕掛け時計もあります。
館内は1階の映像ホールと2階部分(常設展示室&企画展示室)は有料観覧ゾーンですが、1階のその他エリアと3階は入場料無料ゾーンとなっています。
各フロアの見どころをご紹介しますね。
建物に入ると、サイボーグ009のユニフォームを着たスタッフさんが出迎えてくれます。
有料ゾーンへの入館に必要なチケット、アトラクションを体験する際に必要なプリペイドカードは、総合案内横の自販機で購入しましょう。
館内の左手にはオリジナルグッズが並ぶショップ「墨汁一滴」があります。
ここでしか販売していない限定商品もいっぱい。石巻のヒーロー「シージェッター海斗」のグッズ、本格志向の人には限定品フィギュアもおすすめです。
お菓子や雑貨はもちろん、三陸産の海の幸山の幸を使った食品もたくさんあります。
有料エリアの映像ホールでは、石ノ森作品のオリジナル映像をスクリーンで上映しています。
プログラムは「龍神沼」「消えた赤ずきんちゃん」「実写版『シージェッター海斗 特別編』」の3本。
特に、石巻のヒーロー「シージェッター海斗」は子どもはもちろん、大人でも思わず熱くなってしまうストーリーが待っています。
上映時間と作品については変更になる場合もありますので、入口で上映プログラムをご確認くださいね。
このミュージアムのメイン観覧ゾーンにあたる2階部分は、常設展示室および企画展示室があります。
常設展示室には、数々の石ノ森作品の世界観を楽しめる仕掛けがいっぱい。(写真撮影は禁止されていますのでご注意ください)
中でも、仮面ライダーのコーナーでは歴代ライダーのマスクの展示があり、マスクの造形の美しさもさることながら、まさに圧巻の一言です。
ここのゾーンでは、有料のアトラクションが3種類あります。
・仮面ライダーに変身!
スクリーンに向かって変身ポーズをすると、仮面ライダーに変身。次々に現れる敵を撃退しましょう!
・サイクロン号に乗る!
仮面ライダーに登場する「サイクロン号」に乗ってライダー気分が味わえるバイクゲームです。
・ホテルマン適正診断!
TVドラマにもなったマンガ「HOTEL」のコーナーで、ホテルマン適性診断にチャレンジしましょう!
石ノ森氏の「原画の世界」では、大切に保管されている貴重な原画が多数展示されています。生い立ちをまとめたコーナーや、数々の漫画家を生み出した「トキワ荘」のミニチュアも展示されています。
常設展示室の最後に出迎えてくれるのは石巻のヒーロー「シージェッター海斗」のコーナー。世界にここだけしかない「シージェッター海斗」のジオラマも必見です!
企画展示室は、期間によって展示内容が変わります。最新の展示については、お出かけ前に公式サイトにてご確認くださいね。
ライブラリーコーナーでは、6000冊以上の漫画を自由に読むことができます。
CD-ROMやDVDを楽しんだり、パソコンで取り込まれた原画のデータなどを自由に閲覧することができます。
マルチメディア工房は無料で楽しめるエリアです。
アニメの仕組みをゲームを通して学んだり、無料でアニメ制作が体験できます。自分で描いた絵がパソコンに取り込まれ、アニメーションとして見られた時には感動もひとしお!描いた原画は、記念に持ち帰ることもできます。
毎日開催されている「マンガッタンワークショップ」は、キーホルダーやストラップなどのグッズを作る、小さなお子さんでも気軽に参加できる内容です。
ワークショップの内容は週替わりになりますので、公式サイトをご確認くださいね。
遊び疲れて休憩したくなったら、石ノ森氏の短編SFマンガから名付けられたカフェ「BLUE ZONE」で一息。
宇宙船のコックピットをイメージした店内からは日和山と北上川、そして石巻市街が一望できます。
石巻駅から石ノ森萬画館へ向かう約1kmの「石巻マンガロード」では、あちこちで石ノ森キャラクターのモニュメントが出迎えてくれます。
石造りのベンチやキャラクターが乗った郵便ポストなど、記念撮影したくなるスポットがいっぱい。つい見落としがちですが、マンホールの蓋にもロボコンがいるんです!
石巻駅から散策をスタートするなら、駅前の観光案内所「ロマン海遊21」で市内マップをもらうことをおすすめします。
商店街沿いで車も多く通りますので、通行の妨げにならないようくれぐれもご注意くださいね。
石ノ森萬画館はミュージアムだけでも楽しめますが、ご紹介したマンガロードの他にも、お楽しみスポットがたくさん存在します。
石巻駅の駅舎にはサイボーグ009のキャラクターが描かれたステンドグラス、駅前にはからくり時計もあります。
駅舎に隣接する「マンガッタンカフェえき」はロボコンが目印ですよ。
また、JR仙石線で日曜日に運行しているラッピング車両「マンガッタンライナー」は、駅名標もキャラクターのついたオリジナルデザインで、ホームや駅舎のあちこちにキャラクターが描かれています。
年間を通じて期間限定イベントもたくさん開催されているので、ホームページでスケジュールをご確認の上お出かけくださいね。
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(2024/10/10更新)
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