北海道一の水芭蕉の群生地!石狩市「マクンベツ湿原」

北海道一の水芭蕉の群生地!石狩市「マクンベツ湿原」

更新日:2016/04/25 10:18

ミセス 和子のプロフィール写真 ミセス 和子 北海道ブロガー、街興しフリーライター
札幌中心部から車で約40分の場所にある「マクンベツ湿原」は、石狩川の最下流、蛇行部に広がる約45ヘクタールの湿原です。マクンベツ湿原のハンノキ林の水辺には、毎年4月下旬から5月上旬にかけて水芭蕉が大群落を作ります。マクンベツ湿原の木道を散策しながら、北海道で一番と言われている水芭蕉の群落を鑑賞してみましょう。

石狩川岸まで木道が続きます!

石狩川岸まで木道が続きます!

写真:ミセス 和子

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マクンベツ湿原は、石狩市船場町石狩川河口橋堤防沿いにあります。国道231号線を北上し、石狩河口橋手前の道を右折して700メートルから800メートル進んだ左手にあります。

石狩川河岸まで直線的に伸びる全長400メートル、幅1メートルの木道があり、ハンノキ林の水辺に咲く美しい水芭蕉を間近で鑑賞する事ができるのです。開花と同時に、春を待つ多くの地域住民や観光客で賑わう場所です。

北海道で一番と言われている水芭蕉の大群落!

北海道で一番と言われている水芭蕉の大群落!

写真:ミセス 和子

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マクンベツ湿原の水芭蕉は、例年では4月下旬から5月上旬にかけて見頃を迎えます。ハンノキ林の水辺に咲く水芭蕉の大群落を眺めながら、春の心地よい日差しを浴びて木道を散策してみましょう。小鳥のさえずりも聞こえますよ。

湿原の雪解けと同時に水芭蕉の緑の芽が出て、日差しが暖かくなる頃に徐々に開花します。緑が目にしみる風景が続き、北海道の春を実感する事ができます。

春を彩る水芭蕉の大群落

春を彩る水芭蕉の大群落

写真:ミセス 和子

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水芭蕉は、日本でも北海道や中部地方の日本海側の寒い地方に多く分布する植物で、春の雪解けを待って咲くサトイモ科の多年草です。

花のように見える白い部分は、仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ばれる苞を開きます。花言葉は「美しい思い出」「変わらぬ美しさ」。清楚な素朴さが素敵ですね。

石狩川を見渡そう!

石狩川を見渡そう!

写真:ミセス 和子

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木道の行き止まりは石狩川岸。石狩川は大雪山系を源として、上川、空知、石狩の大平野を形成して日本海に注ぐ大河川で、石狩川水系本流の一級河川です。

石狩川は、流域面積は14,330キロ平方メートルで利根川に続き全国で2位、長さは268キロメートルで信濃川、利根川に次いで3位です。

北海道開拓の歴史の中で、度重なる洪水と闘いながらも、交通や物資輸送の道として大きな役割を担ってた石狩川。鮭漁など北海道の歴史と文化が刻み込まれている母なる川とも言われ、北海道遺産にも選定されています。

おわりに

北海道屈指の水芭蕉の大群落、マクンベツ湿原はいかがでしたか。水芭蕉の開花の時期は、観光バスツアーの観光客も集まり混み合う可能性があります。朝早い時間帯の散策を是非お勧めします。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2015/05/05 訪問

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