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写真:池口 英司
地図を見る糸魚川は、昔から「鉄道の町」として発展してきました。「鉄道の町」とは、運転の拠点となる駅の周囲に鉄道の仕事に携わる人が多く住むようになり、それに伴って町も大きく発展したというもので、長万部、郡山、大宮、米原、吹田、直方などを挙げることができます。現在、駅の入口に建っているのは、かつて糸魚川駅の構内にあったレンガ建て車庫の入口部分。新幹線の建設に際して、老朽化の進んだレンガ車庫は撤去されてしまいましたが、そのエントランスは、鉄道の町・糸魚川を象徴するモニュメントとして活かされています。
写真:池口 英司
地図を見る館内の展示物でもっとも目を引くのが、キハ52形156号ディーゼルカーです。この車両は現役時代に松本と糸魚川を結ぶ大糸線を走ったこともある糸魚川に縁の深い車両。クリームと朱色の塗り分けは、国鉄(現・JR)の標準色とされていたもので、緑の深い日本の風景に美しいマッチングを見せていました。車内は現役時代の姿がそのまま残され、無料の「キハ52待合室」として利用されています。座席に座ってトランプをするグループもいるのだとか。まさに遠い昔の鉄道旅行の気分を味わえる施設です。
写真:池口 英司
地図を見る「ジオパル」の館内は、「ジオパーク観光インフォメーションセンター」「キハ52待合室」「ジオラマ鉄道模型ステーション」の3つのエリアに分かれています。「ジオパーク観光インフォメーションセンター」のエントランス近くには、糸魚川の象徴となっている明星山を象った疑似体験ゾーンがあり、山を一気に滑り降りるスライダーや、岩登り気分が楽しめるキッズボウルダーリングなどの設備があって、親子で楽しみながら、糸魚川の魅力を知ることができます。
写真:池口 英司
地図を見るそしてもう一つ、この施設のセールスポイントとなっているのが、巨大な鉄道模型ジオラマ(レイアウトとも呼びます)の設置です。ジオラマはNゲージとHOゲージの2種類があり、それぞれ30分単位の利用料金を払うことで、来場者が持参した車両を自由に運転することができます。どちらのジオラマも糸魚川の風景が採り入れられており、北陸新幹線の車両などを走らせると、とても実感的です。
写真:池口 英司
地図を見るジオラマに隣接する形で、「プラレール」の線路も並べられています。こちらはより小さな子供向け。もっとも、おもちゃであっても、これだけの大きさとなると壮観で、大人までが一生懸命見入ってしまうかもしれません。
糸魚川駅に「ジオパル」が作られたのは、北陸新幹線の開業と共に作られる新しい施設で、糸魚川が「鉄道の町」であることをPRしたいとする地元の人たちの願いからであったといいます。そのアイディアは素敵な姿で実を結び、大人が昔を偲べる車庫のモニュメントや古いディーゼルカー。子供でも大人でも楽しめる鉄道模型や「プラレール」などが揃った魅力ある施設ができあがりました。
列車を待つ時間を潰すつもりで入館し、乗る列車を1本だけ遅らせる気持ちになったものの、あげくの果てに、閉館の時間まで一日じゅうここにとどまってしまった人もいたのだとか。そんな楽しさに溢れた糸魚川「ジオステーション ジオパル」は入館無料。ぜひ一度列車を途中下車して立ち寄ってみてください。鉄道と糸魚川の魅力を再発見できること間違いなしです。ただし、列車の乗り遅れには気をつけて。
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