写真:一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見るベリーズ動物園へのアクセスは、路線バスか旅行会社の日帰りツアーになります。
路線バスだとベリーズシティの中心部から45分ほどですが、バスの本数は30分〜1時間に1本程度なので、時間には余裕が必要です。ツアーはお金がかかりますが、効率はいいですね。
土埃が舞うような田舎道の途中で、急に動物園の看板が現れます。バス停からもすぐです。
看板には「Animals of Belize in their Natural Habitats」の文章。
本来の自然な環境で暮らしているベリーズの動物たち、というような意味になりますが、これがまさにこのベリーズ動物園のコンセプトと言えます。
写真:一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見る現在、ベリーズ動物園には45種以上、170頭以上の動物が飼育されています。
孤児になったりケガをしたりして保護された動物と他の団体から寄付された動物、園内で生まれた動物だけが飼育されており、どの動物もベリーズで生まれた動物たちです。
青々と茂る木々のなかで、長い手足を自在に操るのはクモザル(spider monkey)。
間近でその野性的な顔立ちを見ると、迫力満点で怖いほどです。
しかしここは、アトラクション的な気分だけを楽しめる場所ではありません。
例えばクモザルの飼育エリアには、かつてベリーズに多くのクモザルがいたこと、黄熱病の流行でその数が激減してしまったこと、人間はそれを絶対忘れてはいけないことが、クモザルからのメッセージとして掲示されています(クモザルを「we」、人間を「you」と表現)。
写真:一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見るベリーズ動物園には、ジャガーなどの猛獣も飼育されています。
写真はマーゲイという、木登りが上手な小型の猛獣。
日本の動物園では、猛獣は狭い檻に入れられているか、堀などで訪問客と距離を取っているかのどちらかですが、野生に近い状態を近くで観察できるのは嬉しいですね。
柵ごしに安全を確保したうえで、ジャガーと触れ合えるガイドツアーもありますよ。
なお、動物と触れ合えるツアーに参加したい場合は、公式サイトのDirector’s VIP Tourのページから問い合わせるか、旅行会社を通じてツアーを申し込んでくださいね。
写真:一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見るベリーズの国獣であるバクも、ベリーズ動物園で飼育されています。
日本の動物園ではあまり見られない珍獣で、悪夢を食べてくれると言われている動物ですね。
バクはおとなしい動物で、土の上にごろりと寝転んでいたり、池の中でゆっくりと水浴びをしていたりする姿を眺めていると、とても癒されます。
写真:一番ヶ瀬 絵梨子
地図を見るベリーズ動物園には、日本ではなかなか見られない珍しい鳥もたくさんいます。
写真は南米に生息するキジ科のオオホウカンチョウ。
広い飼育小屋のなかで、ゆったりと暮らしていることがわかります。
日本ではペットのイメージが強い極彩色のオウムや、ギネスのマークでおなじみの、黄緑の大きなクチバシを持つトゥカンもベリーズでは保護された野鳥として飼育されています。
ベリーズ動物園は、動物を間近に見られる楽しさだけでなく、「動物を大事にするってどういうことだろう?」ということを自然に考えることができる場所です。
堅苦しさや説教くささはないので、中南米を旅行される方はぜひ気軽に行ってみてください。
教育センターや宿泊施設(Belize Zoo Jungle Lodge)も併設されているので、動物に対して特に大きな興味がある方は滞在してじっくり勉強してみるのもいいですね!
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(2024/9/10更新)
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