大阪で人気の縁結びスポット!聖徳太子が創建した「勝鬘院」

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大阪で人気の縁結びスポット!聖徳太子が創建した「勝鬘院」

大阪で人気の縁結びスポット!聖徳太子が創建した「勝鬘院」

更新日:2016/04/24 15:26

葉山 花のプロフィール写真 葉山 花 フリーライター

NHKの大河ドラマ『真田丸』で人気が上昇しているという真田幸村。その真田幸村にゆかりのある大阪・天王寺エリアがじわじわと注目を集めています。実は、天王寺は繁華街という賑やかな顔を持ちながら、その奥には歴史あるお寺や神社が並び、信仰深い方々が訪れる聖域と呼ばれる場所もたくさんあるのです。今回はその中でも、縁結びのご利益があるといわれ、聖徳太子が創建したという勝鬘院(しょうまんいん)をご紹介します。

金堂に祀られている仏像のラインナップに注目!

金堂に祀られている仏像のラインナップに注目!

写真:葉山 花

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勝鬘院の境内中央で真っ赤にその存在を放っている「金堂」。その中には、とっても興味深い仏像の数々が祀られています。

中央には、愛と尊敬をもたらす愛敬開運を授けてくださるという「愛染明王」が御本尊として祀られています。真っ赤な顔をした、ちょっと怖い印象を受ける仏様なのですが、愛欲を受け入れて親睦のエネルギーとしてくれると言われています。恋愛成就を願う人はもちろんですが、“愛敬アップ”ということで、人気が重要な芸能関係の方や、商売をしている方などにも信仰されることが多いです。また、「愛染」が「藍染め」とも読めることから、染物屋さんやアパレル業界の方にも信仰が厚い仏様なのです。

その左右には、十一面観音菩薩や歓喜天、薬師如来などが並びます。どの仏様も慈悲深く、愛に溢れた仏様ばかりですが、ちょっと注目したいのが弁財天。ここでは、勝鬘夫人と呼ばれ、名前の由来にもなった勝鬘経に登場するお姫様です。勝鬘経は、勝鬘院を創建した聖徳太子が講ぜられていた教えだといいます。正式名称は勝鬘院ですが、ご本尊でもある愛染明王にちなみ、このお寺全体が愛染堂と呼ばれるようになったという歴史があるのです。それぞれの仏像がそこに祀られているのには、それなりの理由がある。ぜひ、このあたりも感じながらお参りください。

重要文化財に指定されている多宝塔の動物たち

重要文化財に指定されている多宝塔の動物たち

写真:葉山 花

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金堂の後ろには、同じく聖徳太子が創建したという多宝塔があります。この多宝塔は、大阪市最古の木造建築物ということで国の重要文化財に指定されています。一度、織田信長の大阪石山寺攻めにより焼失したそうですが、豊臣秀吉が再建したと言われています。それ以外は、空襲があっても、災害が起こっても、ここに立派な姿で今も建ちつづけているということに、感慨深いものを感じます。

中には、豊臣秀吉が戦勝祈願で奉納したという大日大勝金剛尊像と、十二天の壁画が収められているのですが、普段は見ることができません。しかしご心配なく。ちゃんと外からでも楽しめるポイントがあります。

それは、多宝塔の屋根の下にある蛙股と呼ばれる部分。ここに、とてもかわいらしい動物たちの彫刻が彫られています。実はこの動物たち12種類あるのですが・・・。そう、十二支が彫られているのです。ぜひ、チェックしてみてください!

大阪でとても有名な縁結びのスポットへ!

大阪でとても有名な縁結びのスポットへ!

写真:葉山 花

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この勝鬘院を訪れる多くの人が、「縁結び」のご利益を期待しているという――その秘密は、境内にある一つの木。

「愛染かつらの木」は、昭和を代表する恋愛映画のモチーフともなった有名な木です。樹齢数百年といわれる桂の木に、ノウゼンカズラのつるが巻きついて一体になっていることか、ら縁結びのご利益があると人気を集めている場所です。恋愛成就と夫婦和合のご利益を授かれるということで、若い女性や高齢のご夫婦の方が参拝する姿を見かけます。夏になると、とても綺麗なオレンジ色の花が咲き誇るので、その季節がオススメです。

縁結びのご利益も大切ではありますが、桂とノウゼンカズラが交わった自然の神秘を楽しむだけでも、ワクワクする光景です。

飲めば願いが思いのまま?人気の霊水

飲めば願いが思いのまま?人気の霊水

写真:葉山 花

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愛染かつらの木に並び、境内で人気のある縁結びスポットがあります。それが「愛染めの霊水」です。

この霊水はずっと絶えずに流れ出ていて、これを飲めば愛染明王のご利益でもある愛敬を授かることができると、この水を口にする人も多い。元々は、この水で染めものをするとよく染まると言われていたそうですが、現在は縁結びだけではなく、夫婦和合や安産祈願、さらには病を癒し、ついでに出世運向上や商売繁盛の願も叶えてくれるというので、もう「願い事、何でも来い!」の状態。愛情深い仏様に守られている勝鬘院らしさを感じる場所です。

絶対に座っておきたい不思議な椅子

絶対に座っておきたい不思議な椅子

写真:葉山 花

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勝鬘院には、不思議な椅子があります。その椅子は、大きな木の前にある平らになった石なのですが、「哲学の椅子」と呼ばれています。

この椅子に座ることで、心を落ち着かせ、恨みや憎しみという邪念を消し、真っすぐな心で考えを導き出せるというのです。仏教は、宗教ではありますが、自分の心と向き合う教えでもあります。それが哲学としてつながるのであり、それを考える機会を与えてくれるのでしょう。不思議なパワースポットというわけではありませんが、仏教において大切なこととは何かを学べる場所でもあります。

また、境内には腰痛封じのご利益があるという石があります。これも腰かけることでご利益を得られるというのですが、こっちはパワースポットとして人気がある場所です。

あなたは、どちらの椅子が好みですか?

社会福祉事業発祥の地という新しい側面

勝鬘院は、知れば知るほど愛情に溢れ、慈悲深さを感じることができる場所です。現在は縁結びスポットとして有名ですが、実は社会福祉事業発祥の地という歴史を持つ場所でもあります。これまでは、あまり注目されなかった側面ではありますが、高齢化が進み、介護福祉の重要性が問われている現在の日本には、「訪れてみたい!」と思う人がどんどん増えるかもしれません。

縁結びに加え、現在は真田幸村ブームに盛り上がる天王寺。
しかし今後は、たくさんの人を支えたいという福祉事業の方々の聖域になることを願わずにはいられません。勝鬘院は、心の広い仏様たちに守られている場所です。ぜひ、この愛に満ちた感覚を味わっていただきたいと思います。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2016/04/22 訪問

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