関西国際空港と本土を結ぶ長い連絡橋を渡ってすぐにある料金所の左手に立っている2棟の5階建てのビルが「Sky View」です。ちなみに、ここはかつて有料でしたが、今は無料で公開されています。
そもそも関空は、そのターミナルビルの形状から、多くの空港にあるような飛行場の見学スペースが無いため、訪れた人から『飛行機を間近に観たい』という要望が出ました。そこで、それに応えるために展望デッキを設けた「Sky View」が造られたそうです。
「Sky View」には、展望デッキ以外にも魅力的なポイントが揃っています。
例えば3階「スカイミュージアム」では、関空に関する基礎知識などの紹介をしていますし、1/72スケールのターミナルビル&旅客エプロン模型が置かれていたり、空の仕事体験コーナーがあったりと多彩な展示が行われています。
どのコーナーも面白いのですが、特に興味がひかれたのは、関空最大の建物であるPTB(パッセンジャーターミナルビル)などの模型、そして空港の仕事がシミュレーターで体験できるコーナーでした。
PTBは1/72スケールですが、それでも建物のフロアのかなりの部分を占める大きさで大迫力の模型です。空港で働く人たちまで細かく作り込んであって、そこに解説も付いているので、楽しみながら空港のさまざまな仕事が理解できます。
一方、空港の仕事がシミュレーターできるコーナーでは、本物そっくりの機内が再現されていて、例えば、パイロットの場合なら、操縦桿を握って飛行機の離陸や着陸の模擬体験ができるので、子どもはもちろん、大人も興奮すること間違いありません。
その他にも、キャビンアテンダントのシミュレートの他、珍しい管制塔の「コントロールタワー」、地上で止まっている航空機を牽引したりする「トーイングカー」、飛行機をハンガーの誘導する「マーシャラー」などの仕事もシミュレートできます。
すでに引退して久しい「超音速旅客機コンコルド」ですが、今もなお人気が高い飛行機です。実は日本最終フライト地が関空だったのですが、それにちなんで建物内には「レジェンド オブ コンコルド」が設けられています。
ここは、店内装飾はコンコルドのイメージでデザインされていて、食事もオリジナル機内食メニューなどが楽しめる個性派のレストランになっています。
その他、飛行機関連の資料やお土産などが揃ったショッピングフロアもあって、ちょっとした旅行気分も味わえます。
そして何より、屋上の展望デッキに上がれば、色とりどりの飛行機が轟音を響かせて青空に飛び立って行くのが間近に観られるので、興奮します。
これらが全て無料なのですから、是非、一度足を運ぶ価値がある施設ではないでしょうか!?
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