メキシコの大地を走り、標識もままならないような路地を入って行くと原色ポップな門が見えてきます。メキシコらしくサボテンが植えられ、壁にはカエルのイラストが描かれていて、楽しさが道にまで溢れています!!
でも、看板があるわけではないし、ここの存在を知らない人が見たら、一体何なのかさっぱり見当もつかないでしょう。そんなプライベート感たっぷりな「チャペルオブジミーレイ」さぁ〜ここで摩訶不思議な空間を堪能してみましょう。
この屋敷の敷地はなんと2.5エーカー!約3,074,000坪もあるのです。そこには自然を残しつつ、ここの主でありアーティストのAnado氏が15年かけて造り上げてきたいくつものアート作品が点在しています。それらは、彼の亡き父親ジミー氏を偲び捧げられたので、この場所は「チャペルオブジミーレイ」と名付けられたのです。
さて、敷地内に現れるこの写真の物は何だと思いますか?聞いてびっくり見てびっくり!「トイレ」なのです。もちろん実際に使用可能で、中にはペーパーもお掃除道具も完備されています。
趣の違うカラフルな館が敷地内にいくつか点在していて、それぞれにAnado氏の作品がめいっぱい展示されています。細かいガラスやモザイク、ビーズ、石などが散りばめられた作品は、緻密な作業で相当な神経を集中して作り上げていくのだといいます。
作品の1つ1つは凡人には理解し難いような物も多いですが、人間の本質とか魂とか、そんなものを見出しているように思います。狂いもなく隙間をきちんと埋めている細かい素材が、デザインされカタチになっていることに感心せずにはいられません。
Anado氏が実際に生活をしている館にも案内してもらえます。もちろんこんなにも不思議な建物!一歩中に足を踏み入れれば、一面にガラスがはめ込まれた天井からは金ぴかな人形がぶら下がり、落ち着いて生活が出来ないのでは?などと思うほどの華やかさです。でも、そんな中にもキッチンがあったり、果物やパンが置いてあると、確かに生活が営まれているんだな〜と感じる空間なのです。
最後に案内されるのは、彼が最も長く時間を過ごすアトリエです。作業途中である作品や素材が所狭しと並んでいるので、見学する際には手荷物に注意して下さいね!
日々着々と作品は増えるので、次に訪れる時にはきっとまた違った空間を魅せてくれるに違いないチャペルオブジミーレイです。
いかがでしたでしょうか?ガウディを彷彿させるようなところもありますが、とにかく日本では目にすることが出来ないような楽しい場所です。見学するにはメールで(英語orスペイン語)事前に予約必須で、入場料という名目ではありませんが、2016年現在1人100ペソ(約720円)の寄付が必要です。
ちょっと不便な場所ではありますが、わざわざ出かけてみる価値大ですよ。
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