箱根登山鉄道・強羅駅より早雲山へ向かうケーブルカーに乗換え3つ目の駅・中強羅(右側下車)から徒歩約5分。「ラフォーレ倶楽部 箱根強羅 湯の棲」は、神山、早雲山から早川へ落ち込む大きな渓谷の途中にあります。観光客で賑う温泉街とは違い、住宅地のように落着いた雰囲気で、ゆっくりと旅を楽しみたい大人の旅先です。
湯の棲の館内は全て畳と板張り、エントランスで靴から解放された後は、部屋やレストランなど全て、素足で過ごすことが出来ます。ロビーフロアーは微かに「お香」が香り、囲炉裏リビングにはオットーマン付の椅子などもあり、くつろげる雰囲気です。
木目が映える廊下は冬季には暖房が施され、部屋までのエレベーター、廊下には畳が敷かれています。その感触を楽しみながら部屋のドアを開けると、落ち着いた空間が広がります。
湯の棲は、20室の和、和洋室のスタンダードルーム、24室の洋、和洋室の温泉露天風呂付きプレミアムルームの全室44室。
温泉露天風呂付きプレミアムルームは、ダークブラウンの家具と壁紙に統一され、トイレ・洗面所に加え、シャワールームと露天風呂があります。ベットはセミダブルサイズ、フローリングと和室のあいだはフラットで、段差に配慮されています。温泉は掛け流し、お風呂のドアを開けると温泉が流れる音が聞こえ、落ち着いたトーンの室内は自宅のようにリラックスできます。(部屋によって間取りは違います)
また、プレミアムルームには、愛犬と泊まれる部屋が6室あります。ドックルーム使用には、「ワクチン注射の予防接種証明書」や「狂犬病予防接種証明書」のコピーが必要なので、お問い合わせください。
湯の棲の温泉は、箱根火山の噴煙地として有名な大涌谷を源泉とする「大涌谷温泉」、泉質は、酸性-カルシウム-硫酸塩・塩化物温泉。カルシウムを含む硫化塩泉は血圧を下げ、痛みを和らげる鎮静効果があるため、「脳卒中の湯」「傷の湯」と呼ばれています。
温泉の効能は、切り傷、火傷、慢性皮膚病、慢性婦人病、動脈硬化症。また肌の脂分を洗い流す効果があるため「美肌の湯」の1つです。
地下1階にある大浴場は、内風呂とサウナに、ヒノキの露天風呂。硫化塩泉のお風呂は無色透明無味無臭で肌触りが柔らかく、とても体が温まります。お湯に入っていると、脂分を洗い流す効果のため肌にぬめりを感じます。
入浴後は、ロビーフロアーにある囲炉裏リビングで一休み。挽き立てのコーヒーや湯上りドリンクを飲みながら、ぼんやりと外を眺めていると時を忘れます。
夕食は、四季で変わる会席料理の「和(なごみ)Fusion」。和食に洋を取り入れた夕食は「特選」、「三昧」、「極」の3タイプ。全ての料理をお箸でいただきます。お勧めは四季それぞれの旬を生かした「極(KIWAMI)」。食事は、「アレルギーや苦手な食材はありますか?」という優しい言葉から始まります。
先付(Firstdish)は、白いお皿に盛られた、紫キャベツやミニトマト、スナップエンドウ、ふき、二十日大根がちりばめられた彩り野菜と、ブロッコリー、枝豆、サーモンのテリーヌ3品。これをオレンジとサフランソースでいただきます。
温菜(Seconddish)は、帆立貝柱のソテー、蛤のジュ・トリフの香り。強肴(Thirddish)は、小田原漁港で取れた旬の鰆。これをヨモギのソースでいただきます。帆立貝のソテーはソースが多めで、添えられたスプーンでソースをいただくと濃厚な貝の味とトリフの風味が鼻を抜けます。
メイン(Maindish)は、オーストラリア産牛フィレ肉のグリル、たまり醤油とバルサミコのソース。厚みのあるお肉全体に、美味しそうな焼き色が付いています。ひと口大に切られたお肉にソースを付けて口に運ぶと、たまり醤油の風味とバルサミコの酸味が口に広がります。
食事(Finally)は、かまど炊きご飯。まずは、ご飯のお供の、梅干し、タラコ、ゴーヤの漬物と一緒に、ご飯のおいしさを味わいます。その後、それぞれの具を乗せて昆布だしのお茶漬けでいただきます。梅干しに出汁をかけたお茶漬けは、ステーキにも劣らない逸品です。
朝食会場は1階にある「ダイニング旬菜蔵」。テーブルには、「Good Morning」と、手書きのお日様や焼き魚、ご飯、味噌汁の絵が書かれたメニュー表が置かれています。「からだにやさしい」をテーマに、10種類以上の野菜と麹や味噌などの発酵食品に白、黒、赤など5色の彩りを考慮した元気になる朝食です。
和食中心の朝食はバイキング形式。かまど炊きご飯と、白米のお粥、ニンジンのお粥とお味噌汁を主食に、刻み高菜や、鶏そぼろなど7種類のご飯のお供が並びます。
主菜は、自家製甘麹を使った厚焼き玉子など11種類、サラダは、緑や、紫、白色の食材が並びます。甘麹スムージーにワイン色のぶどう酢等が並ぶ、ドリンクコーナーも彩り鮮やかです。
主菜のお勧めは、目の前で焼き上げる甘麹を使った厚焼き玉子。甘麹は甘酒の元になるもので「飲む点滴」とも言われ、高い美容効果が期待できます。そのほかに、釜揚げシラス、金平蓮根、筑前煮、キビナゴの干物など多彩です。
かまど炊きご飯に、厚焼き玉子や、釜揚げシラス、金平蓮根の組み合わせや、ニンジンのお粥に高菜、鶏そぼろなどの、ご飯のお供を組み合わせたヘルシーメニューなど、自分好みに組み立てられる朝食は体も心も温かくなります。
別荘地として歴史が始まった箱根強羅は、静かで落ち着いた温泉街。閑静な街並みに建つ湯の棲の館内は、全て畳と板張り、寒い季節には床暖房が施されます。自宅のようにくつろげる宿の囲炉裏リビングには、ほのかに「お香」の香りがただよい、洗練された空間を演出しています。
和食にフレンチやイタリアンの調理法を融合させた会席料理と、麹やお味噌などの発酵食品と食材の色まで配慮した朝食は、旅の楽しみをワンランク上げてくれます。洗練されたサービスと、普段着のままにくつろげるラフォーレ倶楽部箱根強羅は、ゆっくりと旅を楽しみたい大人の湯宿です。
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(2023/12/5更新)
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