富士山麓で最大級の洞穴!神秘に満ちた山梨「西湖コウモリ穴」

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富士山麓で最大級の洞穴!神秘に満ちた山梨「西湖コウモリ穴」

富士山麓で最大級の洞穴!神秘に満ちた山梨「西湖コウモリ穴」

更新日:2016/04/25 19:21

sachieのプロフィール写真 sachie 伊豆史女、伊豆マニア

山梨県の「西湖コウモリ穴」は、富士山麓周辺の数ある溶岩洞穴の中で最大規模の、総延長350m以上ある洞窟です。溶岩鍾乳石や縄状溶岩など、溶岩が流れ出した独特の地形を随所で見られます。冬でも温暖なため多数のコウモリが生息し、国の天然記念物に指定された野性味溢れる貴重な場所です。夕方には洞窟に出入りするコウモリと出会えるかも?!大自然が作り出した洞窟で探検を楽しめる「西湖コウモリ穴」をご紹介します。

ヘルメット着用必須!のコウモリ穴

ヘルメット着用必須!のコウモリ穴

写真:sachie

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ご紹介する「西湖コウモリ穴」は、中央自動車道「河口湖IC」から約25分。国道139号線を西湖方面へ走らせるとあります。コウモリ穴は、富士山麓の溶岩洞穴の中で最大規模の洞窟。富士山の噴火で流れ出した溶岩によって作り出された貴重な場所で、国の天然記念物に指定されています。

洞窟内は、溶岩棚や溶岩鍾乳石など、自然が作り上げた地形がそのまま残され、周辺で見られる洞窟と違って冬でも温かく、コウモリが冬眠の場所として生息していたため「コウモリ穴」と呼ばれるようになったそうです。

コウモリ穴は、管理事務所を兼ねた入場口から、原生林が覆い茂る樹海の遊歩道を約5分程歩くとあり、突如洞窟への入口が現れます。入口に構えたこの鉄格子は、コウモリが夜間に出入りできるためのもので、ここには、本当にコウモリが住んているんですよ。洞窟内の総延長は約350mあり、中を巡ることができますが、天井の狭いところがあるため、入場口で渡されたヘルメットを被ってから、洞窟内へ入りましょう!

観光を超えた!?本格的なアドベンチャーを楽しめる

観光を超えた!?本格的なアドベンチャーを楽しめる

写真:sachie

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洞窟内に入ると、太陽の陽が差し込まないため、昼間でも薄暗く、意外にも冷気を感じない快適な気温。洞窟の見学は、短縮コースで回れる赤ラインのコースと、やや長く回れる青ラインのコースがあります。足元は、ゴツゴツとした溶岩の地形がそのまま剥き出しになったところや、地下水が溜まって滑りやすい場所があるため、スニーカーなどの歩きやすい靴で行くのがお勧めです。

やや長く回るコースの順路を進むと、行く手を拒むように待ち構えているこちらの狭い洞窟があります。圧迫感があり天井が低く、まさしく頭上注意!の洞窟。子供でもしゃがんで進まなければならず、こんなところが少し続くので、冒険を楽しみたい方にはお勧め。本物の洞窟で探検を楽しめるところですが、膝に負担がかかって少し体力が必要なので、足腰の弱い方やお年寄りの方にはお勧めできません。

洞窟内は、こんな場所ばかりではなく、違った表情を楽しめるのもここの魅力の一つ。お次をご覧下さい。

計り知れない自然の不思議を体感できる!

計り知れない自然の不思議を体感できる!

写真:sachie

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先程とはガラリと変わったこの表情。洞窟の入口や最深部など、大人が立っても充分な高さや広さのある場所があり、同じ洞窟とは思えないほどです。人間が斧などで削って作り出したところだと勘違いしてしまいそうですが、これも溶岩が作り上げた地形なんです。

様々な条件が重なり合ってできた貴重な場所で、洞窟の中にこんな広いところがあるなんて驚きですよね。

溶岩流の猛威を見せつけらる!見逃せない場所

溶岩流の猛威を見せつけらる!見逃せない場所

写真:sachie

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この洞窟は、溶岩が外気に触れて固まってできた、珍しい地形も見所になっています。こちらは、なだらかな斜面を粘り気の少ない溶岩が流れた時にできた「縄状溶岩」で、水紋のようなシマシマ模様が見られます。縄状溶岩は、ここ一帯に見られタダならぬ量で、これを見ると日本を代表する美しい富士山ではなく、生きている恐ろしい火山としての一面も垣間見られます。

溶岩の名残はこれだけに留まらず、溶岩洞穴の壁が剥がれて棚のような形をした「溶岩棚」、ドロドロの溶岩のしずくが乳首のように見られる「溶岩鍾乳石」などがあるので、是非探してみて下さいね。この縄状溶岩は、溶岩の生々しい様子をはっきりと素人目線でも分かり、自然の驚異をあらためて感じられる必見の場所です!

あれっ、コウモリは?

あれっ、コウモリは?

写真:sachie

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「コウモリ穴」と名付くので、洞窟に入ればコウモリに会えると期待してしまいますが、肝心なコウモリは洞窟の奥の保護区域に居ます。その上、夜行性のため滅多に目にかかることはできません。ですが、どうしても見てみたい人は、10月中旬〜11月下旬の夕方に洞窟を出入りするコウモリを見られるそうですよ。

現在、モモジリコウモリ・ウサギコウモリなど、5種類のコウモリが生息しており、入場口と併設する管理事務所のギャラリーには、コウモリの写真や標本などがありコウモリについて詳しく知ることができます。こちらのギャラリーは入場無料なので、是非覗いてみて下さいね。

おわりに

12月1日〜3月19日までは、コウモリ保護のため入洞はできません。コウモリ穴は、洞窟に向かう途中、樹海の森林浴を楽しめるのも魅力です。多種多様な苔や高木などが埋め尽くした独特な自然環境を見られ、運が良ければアカゲラやリスなどの、鳥や小動物の姿も見られるかもしれませんよ。樹海をもっと堪能したい人は、西湖コウモリ穴案内所で、富士河口湖町公認の樹海のエキスパートによる「青木ヶ原樹海ネイチャーガイドツアー」も行っています。詳しくは、下記のMEMO【富士の国観光ネット 西湖コウモリ穴】よりご覧下さい。

コウモリは、昔から幸福の紋様として親しまれています。そんな、幸福の象徴でもあるコウモリ穴に入れば、きっと幸せが訪れること間違いなしですね。樹海の中にあるコウモリ穴、たまには、大自然の声に耳を傾けてみませんか?

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/07/13 訪問

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