写真:Kaycom D
地図を見る緑に囲まれた長閑な山間にある「玉川温泉」は、「昭和レトロ」をコンセプトにした温泉銭湯。入口ではオート三輪のミゼットが出迎えてくれ、玄関を一歩入れば1960年代のノスタルジックな世界に包まれます。
館内のあちらこちらに昭和を感じさせる色あせたポスターや古びた調度品・雑貨などが配され、レトロ好きならそれらを見て歩くだけも楽しいでしょう。
1階の休憩処と2階の広間では、畳に並んだちゃぶ台を囲んでおしゃべりしたり、「玉川食堂」の料理をいただくことができます。
「昭和レトロ」な空間ですが、館内にはWi-Fiも完備されているのでインターネットの利用も可能。
「玉川温泉」のお湯は、地下1700mから湧出するpH値「10.1」という全国でも有数のアルカリ性泉。入った途端にお湯のとろみが実感でき、肌がすべすべしていくのがわかります。刺激の少ない単純泉で温度も低めになっているので、体や肌への負担もほとんどなくゆっくり浸かっていられます。
温泉の効能は神経痛や関節痛など様々で、その効能の高さは近隣の病院でも認められるほど。訪れる利用客の中には、何年も通っている常連さんがたくさんいます。
洗い場にはシャンプーとボディシャンプーが常備されている他、タオルや館内着も有料で利用できるので身軽に来られるというのも魅力。男湯と女湯は週替わりで入れ替わるので両方のお風呂を楽しめます。
写真:Kaycom D
地図を見る「玉川温泉」の館内の中で一押しなのが「木の図書室」。ときがわ町のA級木材を使用しており、木とアロマの香りがほんのり漂う心地よい空間です。壁一面が本棚になっていて、その前にゆったりとしたソファやリラックスチェア、そして、大きな二段ベッドのようになった寝転べるスペースがあります。
また、大きな窓の向こうにはハンモックが吊るされた「玉川テラス」があるので、天気のいい日にはそこで本を読むのもいいでしょう。
さらに、図書室の隣では「第2回おふろ甲子園ボディケア部門」で全国2位になったお店のボディケアを受けることもできます。施術着の用意もあり、65歳以上だと割引価格でお得。
写真:Kaycom D
地図を見る「玉川温泉」のもう一つの見所が、全国のご当地サイダーが取り揃えられている「玉川商店」。色も形も様々なサイダーの瓶がズラリと並び、そこに貼られたラベルのデザインやネーミングも趣向が凝らされ面白い。お風呂で汗を流したあとに、色々なサイダーを飲み比べてみるのも楽しいですね。
他にも、地元のものを使ったお土産や地元の陶芸家が作った陶器など、地産地消を目指した商品が多く並べられています。子どもの頃よくお世話になった駄菓子や、昔懐かしいパッケージのレトルトカレーなどレトロ感も満載。
写真:Kaycom D
地図を見る館内にある「玉川食堂」では、地元のお母さんたちが作る愛情と栄養がたっぷりの料理がいただけます。おつまみから定食まで色々とありますが、中でもおすすめなのが「ときがわ御膳」と「高柳製麺のひもかわ」。どちらも地元のこだわり食材をふんだんに使ったメニューです。
使用されている食材は、遠方からもわざわざ買いに来る人気のお豆腐、歴史ある製麺所で製造されたモチモチのひもかわうどん、有機農家で作られた無農薬・無化学肥料の野菜など、質、味ともに折り紙つきのものばかり。玉川温泉だけでなく地元の人たちとタッグを組んで、お客さんを「おもてなし」してくれているのが伝わってきます。
また、あげぱんと三角牛乳(ミルメーク付)がセットになった「給食のおやつセット」や「ハムカツ」などのレトロなメニューもラインナップ。三角牛乳は、国内で唯一となってしまった製造元から取り寄せているそうで、今となっては貴重な一品。館内の雰囲気から食事まで、とことん「昭和レトロ」に浸れます。
玉川温泉は、スタッフの対応や取り扱っている商品など、とにかくお客さんに楽しんでもらおうというのが随所で感じられる施設。
館内の滞在時間には制限がなく(通常時)、レトロな空間で好きなだけのんびり過ごすことができます。土日祝は朝5時から営業していて8時までは料金もお得(通常時)。カラオケなどのイベントも開催されているので、日時や内容はサイトでチェックしてみましょう。
車ではなく電車とバスで行く場合は、最寄りのバス停「十王堂前」から15分ほどかかりますが、山里の長閑な景色が広がる道なのでお散歩気分で歩けます。道沿いには「玉川温泉」ののぼりが随所に立てられているので迷うことはありません。
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(2025/1/24更新)
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