写真:森 のこ
地図を見る大王わさび農場のわさび田の面積は、なんと東京ドーム11個分。広大なわさび田には、毎日12万トンもの北アルプスからの湧き水が引かれています。わさびは直射日光に弱いため、日よけのために黒い布が畑一面にかけられていますが、その下を覗けば、青々としたわさびの葉と、澄んだ湧き水が絶えず流れる様子を眺められます。
日本一のわさび田だけでも壮観ですが、わさび田以外にも見どころ豊富なのが、大王わさび農場の人気の理由。映画に登場した風景や、伝承を再現した洞窟など、広大な敷地内のあちこちに、気になるスポットが溢れているんです。早速いくつかご紹介していきましょう。
写真:森 のこ
地図を見る大王わさび農場のすぐ横を流れる清流・蓼川(たでがわ)。1989年の黒澤明監督作品『夢』のロケ地にも選ばれた場所で、今も撮影当時のまま、茅ぶき屋根の水車小屋が、蓼川沿いにひっそりとたたずんでいます。
川には、川底が見えるほどに澄んだ水が静かに流れ、水車小屋の水車は、清流を受けてゆっくりと回っています。まるで時が止まったかのような穏やかな風景です。
写真:森 のこ
地図を見るまるで中になにか潜んでいそうな、雰囲気たっぷりの大王窟・開運洞。伝承に登場する、安曇野の勇士・魏石鬼八面大王(ぎしきはちめんだいおう)が立て籠もった岩屋を再現したというものです。
伝承によれば、わさび農場の敷地の一角に八面大王の遺体の一部が埋められたそうで、大王わさび農場の名前も、八面大王にあやかって付けたとのこと。洞窟の中には、触ると幸せになれるという七福神も安置されているので、ぜひ中に入って七福神に触れて来て。
写真:森 のこ
地図を見るたくさんの観光客が訪れる大王わさび農場のなかで、ほとんど人の訪れることのない穴場的スポットが、涼風の小道と名付けられた場所。木々が生い茂り、鳥のさえずりが聞こえる中、森林浴をしながら歩くことができます。敷地内のはずれのほうにあるので、ここまで回る観光客はあまりいません。少しの間だけ、観光客の賑わいから離れて、安曇野らしい自然を満喫できるスポットです。
写真:森 のこ
地図を見る広々とした大王わさび農場を歩き回った後、ひと休みするのにぴったりの場所が、わさび田を見下ろす位置に建てられたレストラン。メニューは、大王わさび農場で採れたわさびを使った「本わさび丼」や「わさびそば」のほか、「わさびカレー」に「わさびジュース」など、オリジナルのわさびグルメが並びます。大王わさび農場見学のしめくくりに、気になるわさびグルメを味わってみて。
年中無休の大王わさび農場ですが、訪れるのにおすすめの時期は、春と夏。春先にはわさびの花が咲き、一面の白い花畑を眺められますし、夏はちょっと涼みに行くのにぴったり。わさび田に流れる清流が、夏の暑さを忘れさせてくれます。
わさびを使ったお土産も豊富で、生わさびはもちろん、わさび漬や長野名物・おやきのわさび味など、わさび尽くし。自分でわさび漬を作る体験(有料)もできるので、時間の許す限り、大王わさび農場観光を楽しんでみてください。
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(2024/12/6更新)
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