写真:桜木 小春
地図を見る「うどん本陣山田屋本店」は香川県を代表する讃岐うどん店であり、香川県民はもちろんのこと全国、全世界から訪れる観光客の方々から支持されている老舗のお店です。お屋敷の中で庭園を眺めながら食べられることもあり、セルフうどん店に比べると割高ですが、その分高級感を味わえます。
お店の雰囲気も良いのですが、それだけが人気の理由ではありません。うどんの麺にもこだわりがあります。ここのお店で徹底している作り方が「足踏み・菊練り・手打ち」の手作業です。温度や湿度など些細な環境の変化で、熟成具合が変わる「小麦粉と塩と水」のシンプルな素材を使ううどんは、一日のなかでも、同じ味を出すことがとても難しいのです。そのため朝食べても夜食べても味にブレがないのは、麺がどんな状態か職人たちが、うどんを作り続けていくうちに感じとって、手作業で作るから完成されたものが仕上がるのです。
そのため、いつ行っても美味しいうどんを食べられることができます。
写真:桜木 小春
地図を見るここの名物が「ざるぶっかけ」。日本中で流行したぶっかけうどん、実はうどん本陣山田屋本店が発祥なんです。ザルぶっかけと言っても、ザルに乗って出てくるのではありません。水で〆た冷たい「うどん」がドンブリに入れられて出てきます。
別皿に盛られた薬味(ネギ・大根おろし・しょうが・ゴマなど)と徳利に入った専用ダシをうどんにぶっかけて食べるスタイルが、ここで最も人気の食べ方です。
この「ざるぶっかけ」単品だけでも、十分、満足できるのですが、定食を注文すると「天ぷら盛り合わせ」と「いなり寿司」そして、香川の郷土料理である「しょうゆ豆」がセットで付いてきます。「しょうゆ豆」とは、そら豆を炒って、醤油や砂糖等で甘辛く味付けしたもの。そら豆は、硬めで噛んだ時にポロッと砕ける感じで、県外の方にはあまり馴染みのない食べ物です。ぜひお試しください。
また、天ぷら盛り合わせも出来立てアツアツで、エビ2尾、ニンジン、ナス、大葉とボリュームのある内容です。さらに甘くて懐かしい味がする「いなり寿司」もついてくるので、お得なセットになっていますよ。
写真:桜木 小春
地図を見る店内は、3種類の席に分けられています。母屋にあたる本館は、座敷席が約90席、酒造や長屋門を改装した離れは椅子席を中心に約170席、天気の良い日には、庭園席が約30席と利用できます。どの席にするかは空き状況次第ですが、できれば母屋の本館の座敷を選ぶことをオススメします。
この母屋は、 その昔お殿様をもてなしたと言われる奥座敷でもあり。とても落ち着いた雰囲気で風情のある庭園が一望できます。また、古い調度品や池の鯉を眺めたりと、のんびりした時間を過ごすことが出来ますよ。
写真:桜木 小春
地図を見るお子様連れなら、庭園席も開放的でオススメです。静かな店内は、調度品もあるため、歩き周る年齢の子供には少し気を遣わなければなりませんが、庭園なら料理が出てくるまでの間、少し散歩がてらに、かわいらしい花などを、眺めたりできるので気を紛らわせることもできるかもしれません。
また、ここは「ざるぶっかけ」がオススメですが、お子様の場合、水で〆たうどんは、コシが強く歯ごたえがあるので、少々固く感じることがあります。その他にも、うどんの種類が充実していますので、釜上げうどん、たらいうどん、普通のかけうどんを注文してあげてもいいかもしれませんね。
香川県には、うどん県と言われるほど多くのお店がありますが、行列の絶えない人気店として長年、多くのお客さんが訪れる理由は、この素晴らしい庭園の雰囲気や、うどん職人こだわりの麺作りの魅力がお客さんをリピーター化させているのでしょうね。ぜひ、一度、足を運んでみてはいかがでしょうか。また、行きたいと思える香川県の一押しのうどん店ですよ。
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この記事を書いたナビゲーター
桜木 小春
海外、国内旅行が大好きで旅行会社で勤務しておりました。現在は、転勤族で、引っ越し先の観光地を勝手に応援しています。小さな娘二人と旅をするのが大好き。子連れ旅行には、いくつもの壁を乗り越えないといけない…
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(2025/1/18更新)
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