ベルギーにもう一つの王宮あり!地下に眠る「COUDENBERG」

ベルギーにもう一つの王宮あり!地下に眠る「COUDENBERG」

更新日:2016/06/05 18:15

Miyuki Sakaiのプロフィール写真 Miyuki Sakai フリーランス(美容家、現地ガイド、ベルギービール愛好家)
ベルギーで「王宮を観たい!」あるいは「王宮観たよ!」という人は多いと思いますが、実は、現王宮が建設される以前に「COUDENBERG」と呼ばれる立派な王宮が存在していたのをご存知でしょうか?ヨーロッパでも大変素晴らしい王宮の一つと言われていた建物ですが、残念ながら火事で崩壊してしまいました。しかし、地下に眠る王宮跡の一部は、見学することが可能です。さあ、あなたもこの王宮跡地を探検してみませんか?

そもそも「COUDENBERG」とは?

そもそも「COUDENBERG」とは?

写真:Miyuki Sakai

地図を見る

「COUDENBERG」とは「COLD HILL」を意味します。11世紀から1731年の約700年間に渡り、この小高い丘の上に王宮が建てられていました。
ヨーロッパの中でも素晴らしい王宮の中の一つと言われるほど立派な建物でしたが、1731年に台所からの出火が原因で消滅してしまっています。その後、私達が知る現在の王宮が建設されています。

どこにあるの?

どこにあるの?

写真:Miyuki Sakai

地図を見る

さて「COUDENBERG」についてご説明しましょう。場所は、現王宮の向かって右手に隣接しおり「ベルビュー博物館」と同じ入口で、付近には旗が立っていますので、初めての方でも分かりやすい場所にあります。

チケットを購入後いよいよ地下へ向って行きますが、その前に「COUDENBERG」の歴史を分かりやすくまとめたフィルム映像が流れていますので、そちらをご覧になるとより深い理解が得られます。

まるで別世界の空間!

まるで別世界の空間!

写真:Miyuki Sakai

地図を見る

地下に仕切られた空間は、時が止まっているかのような別世界!
限られた当時の情報と地下跡地の両方を重ね合わせながら、当時の王宮や生活のイメージはどんどん膨らみます。

また、内部はやや暗く、当時の石畳の部分は(マークがされてあり)特に石が丸く、少し滑りやすくなっていますので、歩きやすい靴をお勧めします。

ちょっと一息

ちょっと一息

写真:Miyuki Sakai

地図を見る

最後に、この施設内にある「Green Kitchen」でちょっと一息されるのはどうでしょうか?開放的で、美しい中庭を通して現王宮も眺めることができ、少しリッチな気分になれるローケーションです。食事は素材にこだわったヘルシーなメニューで、地元でも評判のいいレストランになります。

深く知ってもらいたい。

今回ご紹介した「COUDENDERG」はベルギー旅行で主要な名所を一度ご覧になった方、また初めての方でも、興味ある方には是非訪れていただきたい場所です。
施設内のショップでは「COUDENDERG」の歴史や建物の様子を記した本もありますので、記念土産になりますし、さっそく現在の街並と見比べながらの観光もより深く、面白い観光になるのではないかと思います。

「もう一つの王宮もなかなか良かったよ!」と皆に話したくなるかも知れません。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/04/24 訪問

- PR -

旅行プランをさがそう!

このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!

条件を指定して検索

- PR -

この記事に関するお問い合わせ

- 広告 -